情報社会における情報システム 高校1年「社会と情報」⑮ 1.身近にある情報システム 情報システムとは? (情報システム) コンピュータ,ネットワークなどにより,情報 の収集・保管・伝達などの情報活用を可能 にするしくみ 産業・金融・交通・防災・行政・交通・教育・ 医療などあらゆる分野で利用されている (例)オンラインでの買い物,電子マネーの支払い 情報システムの例 • コンサートの本人確認システム – 転売防止のため某コンサートでは顔認証システム • 銀行ATM – 他の銀行でもコンビニでもお金をおろせる • GPS – カーナビ、地図、ケータイ、写真に位置情報を提供 • 切符・航空券の購入 – PITAPA、新幹線のチケットサービス、 • インターネットショッピング – Amazon、楽天・・・ (例)POSシステム POSシステム(販売時点情報管理システム) レジスタとストアコントローラで構成 精算時に購入した商品・個数・日時・顧客の年齢 性別を記録,同時に商品に発注 最近はポイントカードでより詳細な顧客データを 取得している 店の利用者層・曜日や季節の売れ方分析 ◇ 実 習 • ポイントカードを作成するとき、どんな記入項 目があるだろうか? ・名前 ・電話番号 ・携帯電話 ・生年月日 ・性別 ・郵便番号 ・住所 某ポイントカード申込書 ◇ 実 習 • お店はポイントカードから得られた情報をど のように使うか?話し合ってみよう! ◇ 実 習 • お店はポイントカードから得られた情報をど のように使うか?話し合ってみよう! 例えば全体のデータを分析すると・・・ ・特定の商品を購入する年齢層・性別がわかる ・自分の店を利用する人の年齢層や居住地がわかる ・何と何が一緒に購入されることが多いかわかる ・年齢別の購入金額の平均がわかる 例えばある人の購入履歴を分析すると・・・ ・その人がいつも購入する物(好きなもの)がわかる ・シャンプーを買う間隔などから、なくなる時期がわかる ・買った物から一人暮らしか家族と一緒かがわかる 電子商取引 電子商取引=ネットワークを利用しての売買 BtoC=企業と消費者の取引 (例)ネットショッピング BtoB=企業同士の取引 CtoC=個人同士の取引 (例)オークション ◇ 実 習 • 自分が利用する電子商取引サービスを記入 してみよう 2.サイバー犯罪とセキュリティ対策 サイバー犯罪とは (サイバー犯罪) コンピュータやインターネットを利用した犯罪 (例)違法物品販売、オークションでだまし取る 不正アクセス=他人のID・パスの使用 コンピュータの乗っ取り ◇ 実 習 • サイバー犯罪にはどのようなものがあるか? インターネットで調べてみよう! サイバー犯罪① (マルウェア)=迷惑な動作をするソフトウェア コンピュータウイルス 特定のソフトウェアに寄生し,感染するとファ イルを破壊したり,他のPCにも伝染していく ワーム ウイルスにほぼ同じ,寄生しない点が異なる トロイの木馬 有益なソフトウェアを装って被害者のコンピュ ータに入る悪意あるプログラム ◇ 実 習 • ウィルスが感染するとどうなるのだろう? 体験してみよう! マカフィー 疑似体験サイト http://www.mcafee.com/japan/home/demo/ ◇ 実 習 • マルウェアが感染した時の対応を調べよう サイバー犯罪② スパイウェア 利用者の知らない間に情報を盗みだす (例)カレログ=位置情報を密かに送信 架空請求 身に覚えのない請求をされること ワンクリック詐欺 閲覧を進めていくと入金を促す画面に サイバー犯罪③ フィッシング 金融機関や公的機関を装い,IDや暗証 番号を不正に盗み出す だまされないために・・・ URLが本物かどうかを確認 通信が暗号化されているかを確認 ◇ 実 習 • 架空請求・ワンクリック詐欺への対応方法を 調べてみよう インターネットの匿名性 (インターネットの匿名性) つい安易に書き込みをしてしまいがち・・・ 電子掲示板での誹謗中傷など 本当に匿名か? 個人や業者が個人を特定することは不可能 IPアドレスはサーバに記録され特定可能 →捜査機関やプロバイダーは個人の特定可能
© Copyright 2024 ExpyDoc