経営戦略分科会 流通班 渡辺・鬼澤・西 第一章:現在のCVSの動向と定義 流通業~業務形態の定義 • 1) 総合スーパーとは、衣食住の商品群のそれぞれが10%以上70%未 満を取り扱っている従業員数50人以上のセルフ販売店のこと。(セルフ 販売店とは、売場面積の50%以上でセルフサービス方式で販売する店 舗のこと。) (2) 専門スーパーとは、衣食住関連商品を70%以上取り扱っている 250m2以上のセルフ販売店のこと。 (3) コンビニエンスストアとは、飲食料品を扱っており、30m2以上250m2 未満で1日14時間以上営業しているセルフ販売店のこと。 (4) その他のスーパーとは、(1)~(3)以外のセルフ販売店のこと。 (5) 百貨店とは、(1)のうち対面販売店のこと。 (6) 専門店とは、衣食住関連商品を90%以上取り扱っている対面販売店 のこと。 (7) 準専門店(衣料品・食料品・住関連中心店)とは、衣食住関連商品を 50%以上取り扱っており、(6)を除いた対面販売店のこと。 (8) その他の小売店とは、(5)~(7)以外の対面販売店のこと。 年間販売額の構成比の推移 % 50 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 百貨店 総合スーパー 専門スーパー コンビニエンスストア その他のスーパー 専門店 中心店 平成3年 平成6年 平成9年 平成11年 経済産業省2002年度 業態別統計 注目!! • 小売業全体として年間販売額が 減少するなかでコンビニエンスス トアは拡大傾向にある • 好調を続けるコンビニ業界の経 営戦略を調べよう。 CVS業界 CVS業界は6兆円市場 • 流通業の中でも好調! • CVS業界の実態はどう なっているのか 第二章:CVSの定義 • Ⅰ.セルフサービスの販売方法 • Ⅱ.食料品を扱う • Ⅲ.14時間以上営業していること • Ⅳ.売り場面積30㎡以上250㎡未満 第三章:現在のCVSの戦略 コンビニの3つの戦略 Ⅰ.『共存共栄』型のCVSを目指す Ⅱ.独自の業務システム Ⅲ.新しい取り組み Ⅰ.『共存共栄』型のCVSを目指す ①スーパーと地元商店の問題点 スーパーは、品揃えを重視。問題点は、営業時間と 駅のみという立地条件の悪さ。 地元商店は、規模が小さいため品数が少ない。問題 点は、買手のニーズを捉えていない。 ②CVSの便利性 時間・距離・品揃えという三つの便利性を兼ね備えて いる。 両者とうまく共存するためには… • スーパーとの共存 スーパー ⇒家族単位のニーズ コンビ二 ⇒個人単位のニーズ • 地元商店との共存 ・買手のニーズ優先 (買い手市場) ・フランチャイズ方式 Ⅱ.独自の業務システム ①出店戦略 ②物流システム ③情報システム ①出店戦略 出店戦略 エリア別の割合 出店数の比較 ローソン 全ての都道府県 に出店 セブンイレブン 29都道府県に 出店 18県は未出店 関東エリア:30% 関東エリア:56.5% 近畿エリア:30% 京都府と滋賀県 26都道府県で優 で優勢 勢 この表からわかることは… セブンイレブンは、大都市部に集中出店 ローソンは、全ての都道府県に出店 ②物流システム 共同配送 窓口問屋制 共配センター 新しい配送システム 集約配送 温度帯別配送 セブンイレブンの例 ③情報システム • POSによる管理 (セブンイレブンの例) ・日別時間帯別単品販売 ・時間帯別客層別販売実績 ・売上げ客数分析 ・死に筋商品一覧 ・ゴンドラ貢献度分析 etc セブンイレブンの例 Ⅲ.最新の取り組み ①EC(電子商取引) ②金融拠点 ①EC(電子商取引) Web上で発注⇒コンビニで商品受け取り EX.書籍の販売、写真の現像、チケットの販売 ②金融拠点 • 料金収納代行サービス • ATMサービス ・ローソン、ファミリーマート、サンクスetc ⇒銀行業務自体は銀行が行う。 ・セブンイレブン ⇒自身で金融業務を行う。 第四章:まとめ Ⅰ.CVS業界の最大の特徴 情報収集力が高い 今、売っている商品の売上予測 ①POSによるオンライン時間帯別売上入力システム (1日6回) ②パターン分類 これから売れるに違いないヒット商品の発掘 ③一部地域によるアンテナ販売 Ⅱ.アンテナ販売 売れるに違いないヒット商品の発掘のために 試みにいくつかの店で行うテスト販売 《目的》 将来あたるであろう商品を予測するため 儲けるために売るのではない などなど‥ 好調のこのコンビニ業界だが コンビニ業界の不安要素はないのか。 CVSの不安要素を探そう! Ⅲ.経営戦略班が考えるCVSの不安 ①商品の多様で店舗が狭い(オーナーでは専 門知識を持つことができない) ②情報収集能力のためのコスト高 →売値の高さ ③エネルギー消費量が高い ④ごみ問題 Ⅳ.経営戦略班が考えるコンビニ業界 コンビニ業界ではどう頑張っても安売はできない ex本社へのマージン率30% 実際、専門スーパーも営業時間を延ばしたりしている のでコンビニ業界も楽観視できないが、 魅力的なサービスを増やしていけばコンビニは売上を 落とさずにすむと考える。当分この勢いは続きそう である。
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