Shimatterシステムの トップダウン分析

Shimatterシステムの
トップダウン分析
リアルタイムコミュニケーションシート
Real Timeで実施する
コミュニケーションシートって?
• 教員と受講者の双方向の授業を実現したい
• 通常のコミュニケーションシートは,授業に対す
る感想を受講者が紙に書き,それを教員に提出
– 授業中に授業に対する感想を提示できない
– 授業中に受講生からのフィードバックがないと教員も
授業の工夫のしようがない
• 授業中に受講生が授業への感想を示す必要
– 教員は授業中にその場で修正
– 場合によっては,後の授業の改善に役立てる
• 教員が見ている ということが重要な事実
Shimatter
• 授業中に講義に対する
質問や感想を受講者が
「つぶやく」
– それが授業中に教員に
表示
– 教員は質問に答える
– 感想をみて,授業を改善
する
• 授業中に,「Understand」,
「Don’t Understand」の二
種類のボタンを受講生は
押せる
– つぶやくのが大変なら,
このボタンだけでも受講
生は気持を伝えられる.
使い方
• ユーザ登録
• 使用開始
• 「つぶやく」
• ボタンを押す
システム使用時のフロー
プラズマディスプレイ
受講生から見ると…
グラフ
プラズマディスプレイに
送っていいのか?
プラズマティスプレイは
表示しているだけ
端末
「つぶやき」
ユーザ名
「ボタンがおされたこと」
はサーバに送信
ボタン
つぶやき
学生
システム使用時のフロー
プラズマディスプレイ
教員もお忘れなく
グラフ
教員
端末
でも,教員だけでいいのか?
どの授業の
どの部分
に対する意見かが分から
ないと改善できない
ボタン
つぶやき
学生
システム使用時のフロー
プラズマディスプレイ
以上を見直すと
グラフ
教員名
端末
サーバPC
講義
ユーザ名
ボタン
つぶやき
講義スライド
学生
もう少し細かく見ましょう(図4.2の見
方)
学生
端末
サーバPC
プラズマ
ディスプレイ
(実はPC)
教員
端末
ユーザ名
ユーザ登録
スタートボタン押下
使用開始
メッセージ書き込み
メッセージ登録
四角で囲まれたものが動作
メッセージプラズマ
ディスプレイ表示
メッセージ端末表示
理解ボタン押下
ボタン押下登録
講義登録
グラフ表示
教員名,講義スライド
リソース系エンティティ
エンティティ
学生
端末
サーバPC
教員
種類
リソース系
リソース系
リソース系
リソース系
定義
講義に参加している学生
学生が使っている携帯電話もしくはPC
メッセージやボタンの押下を記録しているPCサーバ
講義を実施している教員
• 教員は,
– 授業中はshimatterに何も操作できない
– いつのどの科目の講義かを講義前に登録する
イベント系エンティティ
エンティティ
ユーザ登録
スタートボタン押下
使用開始
メッセージ書き込み
メッセージ登録
メッセージ端末表示
メッセージプラズマ
ディスプレイ表示
理解ボタン押下
ボタン押下登録
グラフ表示
講義登録
種類
イベント系
イベント系
イベント系
イベント系
イベント系
イベント系
イベント系
定義
ユーザをニックネームで登録
各学生がボタンを押下して使用開始を示す
学生がメッセージを送信する.
そのメッセージが表示される.
イベント系
イベント系 学生が理解したか,していないかをボタンを押して示す
イベント系
イベント系 教員がどの科目のいつの講義かを登録
同じことしか定義に書けない.
ということは実は ひとつの動作
エンティティをまとめると
エンティティ
学生
端末
サーバPC
教員
ユーザ登録
使用開始
種類
リソース系
リソース系
リソース系
リソース系
イベント系
イベント系
メッセージ書き込み
イベント系 学生がメッセージを送信する.
そのメッセージが表示される.
学生が理解したか,していないかをボタンを押して示す.
イベント系 その時点での理解している学生の数としていない学生の数
が総計されてグラフに表示
イベント系 教員がどの科目のいつの講義かを登録
理解ボタン押下
講義登録
定義
講義に参加している学生
学生が使っている携帯電話もしくはPC
メッセージやボタンの押下を記録しているPCサーバ
講義を実施している教員
ユーザがニックネームで登録
各学生がボタンを押下して使用開始を示す
• なんか,理解ボタン押下 に無理がある.
他に比べ,きわめて長い定義になっている.多くの動作がひとつ
のイベントで表現されている恐れがある.見なおしてみるべき
理解ボタンが、しっくりこない?!
• サーバPCが理解と不理解のボタンを押した学
生数を毎時集計して,その結果をグラフに表
示している
• 「理解ボタン押下」では、PCサーバに 反応
というデータを送ると考えたほうがよさそう
• サーバPC がグラフ用の集計データを作る。
• 集計データがプラズマディスプレイに送られる。
反応を毎時集計したデータは
サマリー系エンティティか?
• サマリー系エンティティは,通常,長期間に渡る
データを集計して,記録しておくもの
• 今回のグラフ表示では,たとえば,1秒ごとの
「理解している」「理解していない」の二種類のボ
タンを押した学生数を集計している.
• 集計結果がデータベースに記録されるならエン
ティティとすべき
• 今回は,
いつ,どの端末から,どんな反応が
送られたかのほうが重要
• とりあえず,集計結果が記録されるとし,エンティ
ティ「集計」を作る.
以上をエンティティの定義に反映
• 「理解ボタン押下」を「反応」に
– そうすると,これは,もはや動作でない.リソース系とすべき
• 「メッセージ書き込み」も同様に「メッセージ」に
– 反応もメッセージも端末からのユーザの入力
• 一般に 長いエンティティ名は本質を表していない可
能性がある
エンティティ
学生
端末
サーバPC
教員
ユーザ登録
使用開始
メッセージ
反応
集計
講義登録
種類
リソース系
リソース系
リソース系
リソース系
イベント系
イベント系
リソース系
リソース系
定義
講義に参加している学生
学生が使っている携帯電話もしくはPC
メッセージやボタンの押下を記録しているPCサーバ
講義を実施している教員
ユーザがニックネームで登録
各学生がボタンを押下して使用開始を示す
学生が書いたメッセージ.
学生の理解を示す反応.
サマリー系 その時点での反応の数が総計されてグラフに表示
イベント系 教員がどの科目のいつの講義かを登録
属性定義と主キーの選択
講義登録
教員
教員ID
集計
ボタン
ユーザ数
サマリ
ファイル名
リソース
スライド
ER図を書いたらもう一度,
ファイル名
最初のフロー図にもどっ
ページ番号
て,必要な機能が実現
できるか検査すべき
リソース
リソース
端末
イベント
あれ?
スライドファイル
どのスライドへの
ファイル名
メッセージか,反応かが
リソース
科目名
表現できていない.
URL
時刻
日付
教員ID
講義名
学部
学科
名前
サーバPC
端末ID
メッセージ
時刻
端末ID
反応
ユーザ名
端末ID
時刻
リソース
内容
リソース
使用開始
イベント
学生
ユーザ名
時刻
端末ID
ユーザ登録
ユーザ名
ボタン
リソース
リソース
イベント
「講義登録」について
• 講義改善のために,いつの講義の,どのスライドで,
書き込みや反応があったかが重要
• 書き込みと反応が対応するスライドが必要
– ファイル名と,ファイルの中の複数のスライド
エンティティ
学生
端末
サーバPC
教員
ユーザ登録
使用開始
メッセージ
反応
集計
講義登録
スライドファイル
スライド
種類
リソース系
リソース系
リソース系
リソース系
イベント系
イベント系
リソース系
リソース系
定義
講義に参加している学生
学生が使っている携帯電話もしくはPC
メッセージやボタンの押下を記録しているPCサーバ
講義を実施している教員
ユーザがニックネームで登録
各学生がボタンを押下して使用開始を示す
学生が書いたメッセージ.
学生の理解を示す反応.
サマリー系 その時点での反応の数が総計されてグラフに表示
イベント系 教員がどの科目のいつの講義かを登録
リソース系 特定教員の特定講義で使われたフライドファイル
リソース系 スライドファイルを構成する,各スライド