卒業研究 発表

インターネット上の言葉と言葉の繋がりを
視覚化するメディアアート作品の制作
Media Art Work Visualizing the Connection of Words from the Internet
九州大学 芸術工学部 芸術情報設計学科
学籍番号 1DS04187M
田尻力也 TAJIRI RIKIYA
指導教員:富松潔 教授
はじめに
研究の背景
インターネットの普及
インターネット世帯浸透率83.3% (インターネット白書2006)
コミュニケーションツールとしてのインターネット
電子メール、掲示板、チャット・・・
→文字を介したコミュニケーション
近年発展が著しいブログ
ウェブ日記を起源とした匿名率の高いツール
→本音を書きやすい。
→ブログの内容がそのユーザーの興味関心を反映しやすい。
関連研究の調査
LISTENING POST
We Feel Fine
関連研究の調査
LISTENING POST
Mark Hansen ・ Ben Rubin 2004
関連研究の調査
We Feel Fine
Jonathan Harris 2006
制作
コンセプト
人間は日々を記録したがる生物である。そ
れは媒体を紙からインターネットへと変えても
なお、最も人間らしい表現方法のひとつであ
る。ブログというメディアが普及した現代にお
いて、その記録は世界中で数を増やし続けて
いる。
インターネットに漂う無数のメッセージから、
その向こう側にある人々の息遣いや、かすか
な存在感といったものが見えてくる。
表現
• 言葉(文章)を生物のよ
うに捉え、発生と衰退の
プロセスを繰り返しなが
ら、言葉の世界が展開
する。
制作
作品概要
•
インターネット上のブログから文章を抽出し、
そこに含まれる言葉が新たな文章を呼び起こ
すというインタラクションを通して、言葉の繋
がりを視覚化する。
まとめ・展望
• 設計通りの実装ができた
• みる人によって違う関わりかたのできる作品
になった
• 音響効果の追加
• 入出力インターフェース
参考文献
• [1] ウェブログの心理学
山下清美・川浦康至・川上善郎・三浦麻子 ― 人工知能学会 2004
• [2] Kizasi.jp http://kizasi.jp/
• [3] Anemone アネモネ
Benjamin J. Fry 2003
• [4] 情報デザイン 分かりやすさの設計
池田美奈子・石原伊都子
情報デザインアソシエイツ 2002 p51より
• [5] LISTENING POST Mark Hansen ・ Ben Rubin 2004
• [6] We Feel Fine Jonathan Harris ・ Sep Kamvar 2006
ありがとうございました