IPネットワーク設計演習 - Internet Engineering Lab

Step.12 仮想ネットワーク設計
• スケジュール
– 201x/xx/xx
説明、ネットワーク設計
• 課題の理解、進め方や分担を話し合う
– 201x/xx/xx
ネットワーク設計
• 論理ネットワークの設計
– 201x/xx/xx
ネットワーク設計
• 使用する機材や回線の選択、物理ネットワークの設計
– 201x/xx/xx
ネットワーク設計
• まとめ、発表資料作成の続き
– 201x/xx/xx
– 201x/xx/xx
各班で発表
最終レポート提出期限
設計の進め方 (教科書P.144)
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
登場人物(拠点、部屋、ホスト、利用者、接続形態、等)を紙に書き出し
てみる。
その横に要求条件(必要帯域、使用回線など)を書いていく。
(この段階で調べなければならないものをリストアップし、各人での分
担を決める)
回線費用などのコストを書き出していく。
ルータや、ファイアウォール、サーバ類の設置場所を決める。
ネットワークの分割を行い、IPアドレスを必要数に応じて割り振っていく。
(さらに調べなければならないものをリストアップし、各人での分担を決
める)
使用機材のおおよその価格を書いていく(載っていない場合は無くとも
よい)。
論理ネットワーク図を完成させる。割り当てたIPアドレスも記入する。
ルーティングや到達性、セキュリティに問題ないか机上でチェックする。
物理ネットワーク図を完成させる。
設計したネットワークの特徴(工夫した点、利点、欠点など)をまとめる。
全体として、コストや帯域を削減できないか(最小限のものにする)など
の検討を再度行う。
設計の前提条件(1)
<第1グループ>
• インターネット接続の方法
– キャンパス1だけでインターネットに接続し、
キャンパス2と3はぞれぞれ「専用線(専用サービス)」で、キャ
ンパス1のネットワークに直接接続をする(キャンパス1のイン
ターネット接続を共有する)。
– キャンパス2と3の間は直接接続しない。
– 当然、インターネットVPNは使用しない。
インターネット
専用線 + インターネット接続
キャンパス
1
専用線
専用線
キャンパス
2
キャンパス
3
設計の前提条件(2)
<第2グループ>
• インターネット接続の方法
– キャンパス1,2,3それぞれの地点で、インターネットに接続
する。
– キャンパス1,2,3はフルメッシュ(N対N)で、インターネット
VPNを使用して接続する。
インターネット
専用線 + インターネット接続
インターネットVPN
キャンパス
1
キャンパス
2
キャンパス
3
設計の前提条件(3)
<第3グループ>
• インターネット接続の方法
– キャンパス1,3それぞれの地点で、インターネットに接続する。
– キャンパス2は「専用線(専用サービス)」で、キャンパス1のネットワー
クに直接接続をする(キャンパス1のインターネット接続を共有する)。
– キャンパス1と3は、インターネットVPNを使用して接続する。
– キャンパス2と3の間は直接接続しない。
インターネット
インターネットVPN
専用線 + インターネット接続
キャンパス
1
専用線
キャンパス
2
キャンパス
3
ネットマスクとIPアドレスの割当て例1
ネットマ
ネットワークアドレス 最初のIPアドレス 最後のIPアドレス
スク
No.
IPアドレス
の数
1
1500
/21
10.0.0.0
10.0.0.1
10.0.7.254
2
400
/23
10.0.8.0
10.0.8.1
10.0.9.254
3
200
/24
10.0.10.0
10.0.10.1
10.0.10.254
4
50
/26
10.0.11.0
10.0.11.1
10.0.11.62
5
30
/27
10.0.11.64
10.0.11.65
10.0.11.94
6
10
/28
10.0.11.96
10.0.11.97
10.0.11.110
ネットマスクとIPアドレスの割当て例2
ネットマ
ネットワークアドレス 最初のIPアドレス 最後のIPアドレス
スク
No.
IPアドレス
の数
1
600
/22
10.0.0.0
10.0.0.1
10.0.3.254
2
200
/24
10.0.4.0
10.0.4.1
10.0.4.254
3
100
/25
10.0.5.0
10.0.5.1
10.0.5.126
4
50
/26
10.0.5.128
10.0.5.129 10.0.5.190
5
20
/27
10.0.5.192
10.0.5.193 10.0.5.222
6
5
/29
10.0.5.224
10.0.5.225 10.0.5.230
設計資料の作り方の例 (教科書P.138)
以下の4枚のスライドを少なくとも作成する。
また、IPアドレスの割当表など他に作成した資料があれば一緒に説明してもよい。
•
1枚目: 表紙。以下のものを明記する。
– タイトル: 仮想ネットワーク設計
– グループの番号
– グループのメンバ全員の名前
•
2枚目: 概要
そのトポロジに合った設計の意図(目標)、技術的特徴、コスト等をまとめたもの。
他の2つのトポロジに対するメリットやデメリットの比較(コスト、セキュリティ、拡張
性等)。
•
3枚目: 論理ネットワーク構成
ルータやファイアウォールの場所、IPアドレス/ネットマスク長、回線速度・月額費用、
などを明記する。
•
4枚目: 物理ネットワーク構成
ルータ、ハブ、ファイアウォールのような装置と回線などの接続がわかるように描く。
使用しようと考えている機器のメーカ名と型番を明記する。
何十台もある全てのホストを図に描く必要はない(例えば、「…」で省略可能)。
レポートの作り方の例 (教科書P.139)
提出用のレポートは、例えば以下のような章立てで作成する。
A4 1~2枚程度を目安とする。
作成した発表資料に含まれる図も一緒に貼り込むか添付資
料として参照すればよい。
1. タイトル
2. 設計したネットワークの特徴
設計ポリシー(考え方)、技術的な特徴、工夫した点、コ
ストなど。
他の2つのトポロジに対するメリットやデメリットの比較(コ
スト、セキュリティ、拡張性等の面などで)。
3. 論理ネットワーク構成の説明
4. 物理ネットワーク構成の説明
5. 考察(コスト、セキュリティ、通信帯域、拡張性、などの面
からみた議論)