ISO22000認証取得支援セミナー

ISO22000認証取得セミナー
有現会社スコットマネジメント
1.ISO22000の特徴
• ISO22000は、安全な食品を供給することを目的と
したマネジメントシステム
• 業務を組織全体の中で整合性をとりながら
達成していく手段を提供している
1.ハザード分析の間に、組織はPRP,OPRP及びHACCPプランの組合せに
よってハザード管理を確実にするために用いる戦略を決定する。
2.規格は、HACCPプラン、PRPを組み合わせている。
3.フードチェーン内で発生することが当然予測するさえるすべての
ハザードが明確にされ、評価されることを要求している。
2.マネジメントシステムの関係
ISO22000
HACCP
(FSMS)
組織の目的
ISO9001(QMS)
ISO14001
OHSAS
(EMS)
労働衛生
3.「ISO9001」と「ISO22000」との違い
ISO22000
ISO9001
食品安全マネジメントシステム
食の安全性
リスクをなくす
人の消費にとって
危害がない
品質マネジメントシステム
顧客
製品・品質の差別化
顧客満足
次工程はお客さま
の考え方
4.ISO22000のPDCAサイクル
Planコミットメント
Act
レビュ
HACCP
PRPs
(PRPとOPRP)
Chack内部監査
Do
実行
5.規格の構成模式図
Plan
安全な製品
実現の計画
ハザード
分析の為
の準備
ハザード
分析
改 善
検証
・管理手段
・妥当性
確認
モニタリン
グ
・HACCPプラン作成
・OPRP確立
実 施
是正処
置
Action
Check
Do
6.ISO認証取得の本音と建前
システム認証
HACCPやISO9001の
認証が目的で形骸化した
看板としてアッピール
経営者の意識
コマーシャルベース
管理・運営
システムとは別物(営業優先)
モノつくりの製造現場で機能していない
7.ISOの枠組みの中で
• 1.適用範囲
① フードチェーン全体
② 要求事項:食品安全ハザードの明確化・適切な制御
• 2.枠組み:ISO9001に調和したマネジメントシステム
① ISO9001: 品質全体(QMS)
② ISO22000:食品安全(FSMS)
ハザード分析及びCCPシステムの原則、並びに適用
ステップ及びPRPを組み込んでいる
• 3.内容
安全な製品の計画及び実現(9001では、製品実現)
食品安全マネジメントシステムの妥当性確認、検証及び改善
(9001では、測定、分析及び改善)
8.規格としての注意点
1.適用範囲が広い
規模の大小及び複雑さに関係なく、フードチェーンの全ての組織に適用できるよう意
図している。フードチェーンの一つ又は複数の段階に直接又は間接的に関与する
組織が含まれる
2.設計・開発及び購買に踏み込んでいない
・ 考え方が別れるところ(規格の全てが設計・開発?)
・ フードチェーンの管理を規格は要求している
3.規格として未成熟
曖昧な部分があり解釈が分かれる又は分からない
(例)食品が原因となるハザート・・・? ″本来、食品に由来するハザードでは?″
4.重複する部分が多い
「6.3:インフラストラクチャー」、「6.4:作業環境」と「7:安全な製品の設計及び実現」 など
9.認証取得活動の推進体制
• 食品安全チーム
HACCP推進チームと同様トップマネジメント及びチームリーダーの
指名を受け組織される
特徴:メンバーには外部者を契約に従い加えることができる
チームリーダ:総括責任者としてトップマネジメントからの指名
メンバーの教育・訓練及び知識の取得推進の責任
(品質・環境では管理層からの選出せよとなっています
経営者自らでも可能は同じです)
推進メンバー:製品、工程、設備及び食品安全危害に関する
専門性の知識及び経験の記録が必要
外部者の加入も可(専門知識の証明と契約文書が必要)
実行メンバー:検査工程等が含まれるときは、知識の証明
の記録(教育・訓練等の記録)が必要
10.何をすればISO22000は取得できるのか?
• 要求事項が205個(ISO9001は135個)
要求事項にしたがって食品の安全を確保する体制を
確立し、それをマニュアルにし、マニュアル通りに実施して、
やり続け、問題があれば改善を行う。
活動した結果を記録に残し審査に望めば良い。
現在行っていることは、できるだけマニュアル通りにします。
やっていないことは、やさしく決めて、実行し記録に残す。
11.そもそもISO22000取得の目的は?
• 認証取得を目的とされているのですか?
お客様が取れといったので、仕方なく取り組む
ISO22000をとっていないと、今後の取引に支障
他の会社が取ったから、競合のため
名刺・パンフレットに刷り込み営業面で活かしたい
• 食品の安全を確保し、お客様に安全で
安心できる食品を提供することを
目的にされているのですよね?
12.認証取得及び活動のメリット(1)
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安全で安心な食品が提供できる
お客様に信用され信頼される
食品安全に対する方針が明確になる
作業の記録がすぐ取り出せる
仕事をした記録がすぐに取り出せる
働く人々の責任と権限が明確になる
人材育成の仕組みができ人が育つ
労働意欲・モラルが高まる
13.認証取得及び活動のメリット(2)
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経営全体の計画性が出てくる
管理職のマネジメント力が高まる
取引先及び顧客との意志疎通が良くなる
自社の継続的発展に自信が出てくる
トラブルがあった場合、原因が追い易くなる
これらの結果、名刺・パンフレットに表示でき、
受注活動に活かすことができて売り上げUPに
つなぐことができる。
14.実施段階での問題点と解決法(1)
• やると決められていることが多く実施が困難?
マニュアルは必要最小限にできない事は、決めない
• 記録を作成するのに残業するの?
記録は、現場で仕事を進める上で実施する
チェックを入れるだけにできないか工夫
記録用紙の削減 3枚を1枚にできないか工夫
15.実施段階での問題点と解決法
• 文書の発行や配布に時間がかかる
決め方がまずい(理想を追わない)
用紙のたらいまわしをしない工夫をする
パソコンをオンラインで利用する。
• 規定類が多く、文書ばかりでよく理解できない
「手順を確立しなさい」とISOは要求しているが、
箇条書き、表、図、写真、イラストを活用する
16.認証取得のプロセス
食品安全チームの編成
HACCPプランの作成
食品安全方針の設定
FSMSマニュアルの作成
キックオフ
内部監査員の育成と実施
事前情報書類の作成
第1次審査の受審
PRPの準備
マニュアル修正・経営者による見直し
ハザード分析の実施
第2次・3次審査の受審
オペレーションPRPsの作成
是正要求
判定会議
合格