インテリジェンス ICTO統括部の来期以降の戦い方 2012.1.14 株式会社インテリジェンス ICTO統括部 運営第三部 村尾 貴司 1 インテリジェンス ICTO統括部の来期以降の戦い方 目標 重要課題 解決策 派生問題と対処 2 目標(3年実現) 1.顧客ニーズの実現性を飛躍的に高める。 2.売上を年率8%伸ばす。 3.社員が働きたいと思う活気ある組織にする。 3 重要課題 A.PJ発足までのリードタイム、発足後の品質 で顧客ニーズにこたえられていない。 B.メイン顧客の売上シェアが高く、その他の潜 在的メイン顧客深耕ができていない。 C.退職率が高く、さまざまなコスト(採用、引き 継ぎ、レピュテーションリスク)が過剰にか かっている。 4 課題A:PJ発足までのリードタイム、発足後 の品質で顧客ニーズにこたえられていない。 解決策 1.人材調達チャネルの多様化 2.MGRの役割の明確化とクオリティマネジメ ントチームの創設 3.タレントマネジメントの高度化 5 課題A:PJ発足までのリードタイム、発足後の品質で顧客 ニーズにこたえられていない。 解決策1:人材調達チャネルの多様化 ⇒従来の自社チャネルを中心とした人材紹介・求人媒体の活 用による経験者採用に加え、専門学校との提携、海外ベン ダーとの提携による人材育成、入社後の育成を前提とした未 経験者採用、を行う。 派生問題:未経験者育成までのコストがかかる 対処:一定許容し、予算化する。また、未経験の前提で、利益 をのせず人件費のみを顧客に負担いただく形で一定期間 既存PJで就業させる。 6 課題A:PJ発足までのリードタイム、発足後の品質で顧客 ニーズにこたえられていない。 解決策2:.MGRの役割明確化とクオリティマネジメントチー ムの創設 ⇒現在、MGRはPJ運営と、新規顧客開拓の二足のわらじを はいている状態になっているため、その役割をPJ運営に特 化する。PJ発足後、MGR任せになっている品質管理、向上 の施策を、第三者の視点でチェックをし、改善を促す組織を 創設する。 派生問題:①売上低下②コスト増加 対処:①同時に営業専任チームをたちあげる ②一定予算化した上で許容するが、MGRの人数を減少させる ことでほぼまかなえる見込み。 7 課題A:PJ発足までのリードタイム、発足後の品質で顧客 ニーズにこたえられていない。 解決策3:タレントマネジメントの高度化 ⇒既存社員がひとつのPJから異動できず、新規PJを新規採 用で賄うことが常態化しているため、既存PJからの計画的な 人員排出を行う。 派生問題:既存PJの品質低下 対処:排出が可能な体制構築の徹底。現場リーダーの職責に それを明確に加え、配下メンバーの計画異動の実施率を MGR登用の条件とする。 8 課題B:メイン顧客の売上シェアが高く、その 他の潜在的メイン顧客深耕ができてない。 解決策 1.営業専任チームの創設 2.戦略に基づいた顧客深耕 3.運営部の区切りを顧客カットに再編成 9 課題B:メイン顧客の売上シェアは高いが、その他の潜在的 メイン顧客深耕ができてない。 解決策1:営業専任チームの創設 ⇒現在、営業機能を各運営MGRを担っているが、この機能を MGRからはがし、営業専任チームを組成する。これにより、 MGRが個々のPJ運営のかたわらで実施(もしくはほぼ実施で きてない)していた顧客内の新規業務開拓をすすめる。 派生問題:コスト増 対処:一定予算化した上で許容するが、MGRの人数を減少さ せることでほぼまかなえる見込み。 10 課題B:メイン顧客の売上シェアは高いが、その他の潜在的 メイン顧客深耕ができてない。 解決策2:戦略に基づいた顧客深耕 ⇒解決策1に紐づくが、従来、運営MGRが営業機能を担って いたため、売上拡大については、既存業務の運営を評価さ れての業務拡大、関連業務の新規受注にほぼ絞られていた。 これを、既存業務に直接関係しない部署からも新規の売り上 げを獲得できるよう、戦略的に深耕する。 派生問題:営業のスキル不足 対処:大企業の深耕スキルが高い、営業MGRを他部門から異 動させる。 11 課題B:メイン顧客の売上シェアは高いが、その他の潜在的 メイン顧客深耕ができてない。 解決策3:運営部の区切りを顧客カットに再編成 ⇒現在、運営部は顧客入り乱れて3部署にわかれて編成され ているが、これを、顧客区切りで再編成する。これを、解決策 1・2と合わせて実施することにより、より顧客ニーズに合った サービスを提供し、深耕を図る。 派生問題:大幅に担当MGR変更が発生し、品質低下、顧客か らの信認低下、組織の混乱が予想される。 対処:これにより得られるメリットを各ステークホルダーに部門 責任者から明確に説明する機会を持つ。周到な準備は大 前提。 12 課題C:退職率が高く、さまざまなコスト(採 用、引き継ぎ、レピュテーションリスク)が過 剰にかかっている。 解決策 1.既存MGRの一部を降格および現場から の登用促進 2.研修メニューの充実 3.計画異動の促進 13 課題C:退職率が高く、さまざまなコスト(採用、引き継ぎ、レ ピュテーションリスク)が過剰にかかっている。 解決策1:既存MGRの降格および現場からの登用促進 ⇒モチベーションが低く、現場メンバーの模範となっていない 運営MGRについては、現場リーダーもしくはメンバーに降格 し、モチベーションが高い若手を新MGRとして登用する。これ により組織の停滞感を払しょくし、退職を防止する。 派生問題:MGRの退職、一時的な品質低下 対処:許容 14 課題C:退職率が高く、さまざまなコスト(採用、引き継ぎ、レ ピュテーションリスク)が過剰にかかっている。 解決策2:研修メニューの充実 ⇒研修メニューを充実させてキャリアアップイメージをもたせ、 組織へ所属する意味を感じさせる。 派生問題:①研修チームの工数増加。 ②参加率が高まらない可能性がある。 対処:①採用もしくは異動によりリソース調達 ②メンバーの研修参加率をモニタリングし、運営MGRの評価 指標とする。 15 課題C:退職率が高く、さまざまなコスト(採用、引き継ぎ、レ ピュテーションリスク)が過剰にかかっている。 解決策3:計画異動の促進 ⇒実施内容は課題A-3と同様。計画異動を促進することで、 モチベーションを高い状態で保つ。 派生問題: 対処: 課題A-3と同様 16 目標(3年実現) 1.顧客ニーズの実現性を飛躍的に高める。 2.売上を年率8%伸ばす。 3.社員が働きたいと思う活気ある組織にする。 17
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