肉用牛のヨーネ病検査が始まります 岩手県では、これまで乳用牛を対象として牛の法定伝染病であるヨーネ 病の検査を実施してきましたが、近年、肉用牛における本病の発生が全 国的に増加傾向にあることから、本県では平成20年度から肉用牛を検 査対象に加えることにしました。 全国屈指の『肉牛産地岩手』を守るための対策ですので、ご理解とご協 力をお願いします。 1 ヨーネ病はどんな病気? (1)感染の特徴 ・ 病原体は、細菌(ヨーネ菌) ・ 感染牛の糞便を介して他の牛へ感染 ・ 発病まで1年~数年かかる(感染牛を見つけにくい) → 気付かないうちに病気が拡がってしまうおそれ (2)主な臨床症状 ・ 慢性の頑固な水様性下痢で、急激にやせる 【やせた発病牛】 2 検査の内容は? (1)対象 (2)期間 (3)方法 (4)料金 : : : : 繁殖の用に供する肉用牛(1歳以上) 平成20~24年度の間で県内を1巡 血液を採取し、抗体検査を実施 1頭720円(予定) 3 ヨーネ病と診断された場合は? (1)殺処分 ・ 患畜は、家畜伝染病予防法に基づき、殺処分します。 ・ 国から手当金が支払われます。 (2)清浄化対策 ・ 家畜保健衛生所が関係機関・団体と協力して、清浄化のお手伝いをします。 4 発生予防のために! (1)牛舎消毒など、飼養衛生管理を徹底しましょう。 (2)牛を導入する時は、必要に応じて、ヨーネ病の検査を受けましょう。 ※ 詳しくは、最寄りの家畜保健衛生所 にお問い合わせ下さい。 岩手県中央家畜保健衛生所 019(688)4111 岩手県県南家畜保健衛生所 0197(23)3531 岩手県県北家畜保健衛生所 0195(49)3006
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