花火の科学

花火について学ぼう!
花火の魅力は?
迫力のある音
花火は、
なぜ大きな音が
するのか?
鮮やかな色彩
なぜきれいな色が
出るのか?
花火の成分
花火の成分:火薬(音・光)・金属化合物(色・光)
火薬(黒色火薬)の成分:
硝酸カリウム(KNO3)、炭素粉末、硫黄粉末
硝酸カリウム:硝石として知られる
火薬のほかに肥料の原料
火薬の発見:7世紀の中国
そこから世界へと広がる
花火はなぜ綺麗な色がつくか?
:炎色反応
花火の色はこれらの金属化合物を火薬に
混ぜることで作られる
実際に炎色反応を見てみよう!!
炎色反応の原理
励起
金属原子
熱エネルギー
エネルギー高い・不安定
原子(元の状態)
光エネルギー
(原子によって異なる)
鮮やかな色彩
熱エネルギーから 光エネルギーへの変換
炎色反応の原理:原子を熱すると
励起(エネルギーが高い)
色となって見える
原子を熱すると結合が弱くなり
電子が外側に動く
しかし、すぐにもと位置に戻る
電子が動いた様子(1000億分の1センチくらい)
が人の目には色として見える
花火は、なぜ大きな音がするのか?
火薬の化学反応:燃焼反応
花火
炭火
どちらも炭素が燃えている
火薬の化学反応:燃焼反応
燃焼とは光と熱を出しながら酸素と化合すること
C + O2
CO2
火薬は水の中でも燃える
C + 2 KNO3
起きている反応が違う
CO2 + 2KNO2
→
反応が違うと
何が変わるのか?
火薬の反応:
花火は何故音がするのか?
燃焼には、速い燃焼反応と遅い燃焼反応がある
アルコールランプとアルコールロケットの違い
違うのは化学反応の速さ
アルコールランプ:長い時間をかけて燃焼
アルコールロケット:短時間で一気に燃焼
アルコールランプ
アルコールロケット
時間
100のエネルギーを100秒で出す・・1秒当たり1のエネルギー
100のエネルギーを1秒で出す・・・1秒当たり100のエネルギー
100のエネルギーを0.1秒で出す・・1秒当たり1000のエネルギー
短い時間で一気に燃えた方が、単位時間(たとえば1秒)
あたりのエネルギーは大きくなる。
アルコールロケット:
単位時間あたりに非常に大きなエネルギー
単位時間あたりに非常に大きなエネルギー
空気の動きは?
大きな
エネルギー発生
(熱エネルギー)
空気に伝わる
(空気が素早く動く
:運動エネルギー)
大きな音
爆風
空気がぶつかり合う
大きな音・爆風の原理
空気の粒子
運動エネルギー
火薬の燃焼
熱エネルギー
大きな音(音エネルギー)
爆風
空気の粒が音速を超えた衝撃波も
熱エネルギーから 運動エネルギーへの変換
打ち上げ花火
打ち上げ花火の構造
割薬:爆発して星を飛ばす
火薬
星:割薬に飛ばされた後
爆発して色を出す
「星」の構造
火薬と色を出す薬
品を層状に重ねる
打ち上げ花火:割れ物の場合
打ち上げるための
火薬が爆発
上空で割薬が爆発
星を飛ばす
星が爆発:色がみえる
火薬には3つの役割がある
花火の科学
なぜきれいな色が
出るのか?
花火は、
なぜ大きな音が
するのか?
打ち上げ花火の仕組み
炎色反応
目に見えない電子の動
きが色に
燃え方の違い
速い燃焼と遅い燃焼
爆風と大きな音