「下町ロケット」の特許戦略とは? 2011年10月22日 富士通SSL 中山 照章 小説「下町ロケット」を知ってますか? 著者: 池井戸潤 第145回直木賞受賞 大阪の町工場の「人工衛星まいど1号」? 中小企業と大企業の特許紛争、仕事とは? まだ読んでいない人は? WOWOWでドラマ化(日曜夜10時) 1 Copyright 2011 Teruaki Nakayama その特許がなければロケットは飛ばないー 「下町ロケット」の企業相関図 社名: 佃製作所 社長: 佃 航平 住所: 東京都大田区 従業員: 約200名 売上: 100億円弱 事業: エンジン部品の製造販売 社名: 京浜マシナリー 住所: 東京都品川区 事業: 機械の製造販売 (佃製作所の主要取引先) 特許侵害訴訟 販売差し止め 損害賠償90億円 主力製品の発注キャンセル 社名: ナカシマ工業 住所: 東京都千代田区 従業員: 約4000名? 売上: 約3000億円? 事業: エンジンの製造販売 社名: 帝国重工 社長: 藤間秀樹 住所: 東京都千代田区 従業員: 約3万名? 売上: 約3兆円? 事業:機械、航空機、船舶の製造販売 社名:京葉平和エンジニアリング 住所: 神奈川県川崎市? 事業: 機械の製造販売? 2 Copyright 2011 Teruaki Nakayama 各社の特許戦略 佃製作所 ロケット研究者上りの二代目社長 先進技術と高品質で他社と差別化 積極的に研究開発投資を行い基本特許を取得、出願後のフォローも充実 すぐには製品化できない研究開発に過大投資、資金繰り悪化 ナカシマ工業 佃製作所と競合する大企業 会社規模を利用した2番手戦略、技術開発より広告宣伝、広告宣伝費200億円 周辺特許で特許網を構築し、基本特許とバーター 大手の特許法律事務所と組んで中小企業を訴え、基本特許を狙う 帝国重工 超一流の大企業、純国産ロケットの開発・製造に社運を賭ける 過去の教訓から、ロケット技術は全て自社開発の社長方針 研究開発と特許出願は活発だが、出願後のフォローが不足している 特許出願が後回し、あるいは社内の特許出願処理に時間が掛かっている? 他社特許対策は、カネに飽かせて中小企業の特許を買い叩き、独占的使用許諾 3 Copyright 2011 Teruaki Nakayama 富士通の特許戦略 あなたならどの戦略を選びますか? 4 Copyright 2011 Teruaki Nakayama 私たちは何のために仕事をしているのか? ? 飯 5 Copyright 2011 Teruaki Nakayama END 6 Copyright 2011 Teruaki Nakayama
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