スライド 1

食物アレルギー発作時
に使用する
自己注射について
エピペン
鹿児島県薬剤師会
Kagoshima Pharmaceutical Association
アナフィラキシー
<よくみられる症状>
じんましん、呼吸困難、腹痛、嘔吐、下痢、および血
圧低下を伴うショック等
これらの症状は、人によって、またアレルゲンの量
等によっても異なります。じんましん等の皮膚症状
は、はじめにみられることが多く、また9割以上の患
者さんに出てくるといわれています。
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ショック等により死に至ることがある。
多くは、喉のはれや痛み等を伴う気道閉
塞(気道が塞がれること)、不整脈による
心停止、重篤な酸素欠乏状態、血圧低下
等が原因になっています。
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食物の場合
口から食べて食後30分~1時間くらい経って症
状が現れる。
また、数時間後に症状が再びあらわれることも
あり、一度、症状が落ち着いたからといって油
断してはいけません。
必ず、医療機関を受診しましょう。
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確実な問診と対応策の確認
問診票(日本学校保健会作成)
・アレルギーを起こす物質・食物
・症状が出た場合の対応
などをしっかり確認しておく
*保護者は学校にしっかり情報を伝えておく
*子どもとのコミュニケーション
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エピペン
ハチ刺傷、食物アレルギーなどによるアナフィラキ
シーに対する緊急補助治療に使用される医薬品
です。
アナフィラキシーを起こす可能性の高い患者が自
宅などに常備することで、アナフィラキシー発症の
際に医療機関へ搬送されるまでの症状悪化防止
に役立っています。
15kg以上30Kg 未満用
30Kg 以上用
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アドレナリン (adrenaline)
(英名:アドレナリン、米名:エピネフリン)
副腎髄質より分泌されるホルモンであり、また、神経節
や脳神経系における神経伝達物質でもある。
気管支を広げる作用や心臓の機能を増強して血圧
を上昇させショック症状を改善する作用があり、
アナフィラキシーショックに対して有効
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エピペンは、諸外国では20年以上も前から使わ
れています。
2005年3月に、食物や薬によるアナフィラキシーに
も使えるようになりました。
エピペンはあくまでも、医者にかかるまでの応急
処置という位置づけです。エピペンをつかうことに
より症状は一時的に落ち着きますが、また再発す
ることもありますので、必ず医者にかかりましょう。
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これまで日本の法律では、「エピペン」での注射を
行えるのは医師以外は処方箋を受けた本人か、
その保護者に限られていました。
しかし、2008年4月25日に文部科学省より、学校
がアレルギー疾患の児童・生徒にどう対応すべき
かまとめた初のガイドラインが発表され、その中
でアナフィラキシーショックに対処する自己注射を、
本人に代わって教職員らが打つことは医師法に
違反しないとする初めての見解が示されました。
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抗アレルギー剤など
使用を考慮
速やかに使用
救急車の要請
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食物アレルギーのショック症状は、発症から30分以
内にアドレナリンを投与しなければ命にかかわると
いわれています。
学校で子どもがショック状態に陥り、意識が低下し
た場合、「エピペン」を自分で打てなくなるケースも
想定されます。この際は教職員が本人に代わって
注射することが望まれます。
救急車を呼ぶと同時に、エピペンの使用の準備を
してください。
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アナフィラキシーショックが出たと思ったら、太
ももの前外側へ筋注します。緊急時は衣服の
上からでも大丈夫です。
また一本のエピペンは一回分のみで、たとえ
注射液が残っていたとしてもそれは基本的に
使えないものです。
使用量は体重1kgあたり、0.01mgとされ、それ
以上の注射は過量です。
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