関節可動域（ROM）訓練
屈曲
目標角度は屈曲90°前後でそれ以上は構造上要求していない。
訓練は、足を広げた端座位での体幹前屈や股関節の屈曲動作によって角度の拡大を図る。
股関節が不安定となる、背臥位での屈曲ＲＯＭ訓練は注意が必要。
積極的訓練が無くとも多くの症例で90°前後の角度が得られる場合が多い。リスクを犯して
の訓練は極力避ける。
関節可動域（ROM）訓練
伸展
術前に伸展制限のある患者は術後も制限が残存することがある。
筋力以外で歩容に影響を与えるのは、伸展制限がある場合が多い。
下肢の支持性や筋力を考慮して、立位で可動域訓練を行う方が安全である。
関節可動域（ROM）訓練
外転
背臥位で足を開く。
自分の身体が足先
に入る程度の幅ま
で広がればある程
度の角度は獲得さ
れておりＡＤＬ上は
問題とならない。