2010年度第2回輪講

李 佳佳
目次
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需要予測とは
需要の変動要因
変動種類
予測手法
まとめ
参考文献
1.需要予測とは
1.1定義
ある商品全体の需要構造を分析し、将来の需要の動向や需
要の変動を予測すること。
1.2販売予測との違い
需要予測:産業レベルでマクロ的に商品全体の需要を予測す
る
販売予測:企業が自社の制約条件の元で商品の販売量を予
測する
2需要変動の要因
1)景気変動
2)消費者の要求
3)代替財や競争製品の出現
4)気候・季節
5)地域差
3変動の種類
1)規則変動
傾向変動
周期変動
2)不規則変動
偶然変動
突発変動
4.需要予測の手法
主観的方法
大きく分けて
客観的方法
主観的方法
 主脳意見交換法
組織の首脳が各々に推計し、議論の上決める。
 販売力構成法
セールスマンにより各地域の販売予想高を推定し、段階的に集計し、全
体的な予測する。
 購買意向調査法
全数調査または標本調査により消費者の購買意向を調べ、
商品の需要を推定する。
 類推法
類似商品の需要傾向からその商品の需要を推定する。
主観的方法の特徴
主観的方法
長所
短所
首脳意見交換法
簡単、迅速
データ、統計学が不要
経験、洞察力が生かせる
客観的でない
無責任な意見も同一視
集団心理が働き、予測結果が外れ
る
販売力合成法
市場実情の反映
無責任になりえない
多数の意見より、安定な結果
販売員に予測力がない場合ある
過少の予測をする恐れがある
販売活動に充当すべき時間をさか
ねばならない
購買意向調査法
新商品開発のヒントになる
経費がかかる
面接技術と標本抽出法が必要
類推法
他の手法の適用が困難な場合が
用いられる
新製品の予測にも適用
客観的方法
 時系列データ分析法
過去の需要量の時系列データを時間だけの 関数としてとら
え予測する(傾向線のあてはめ法、移動平均法など)
 横断面データ分析法
需要の発生要因となるx1,x2,…,xpを見出し、需要数yをf(x
1,x2,…,xp)で数式化され、その要因の将来値を用いて需
要数を推定する(相関・回帰分析法、多変量解析など)
移動平均法
時系列データにつて部分的な平均を求めていく方法であ
る。
例) ある商品の売上高が以下のようである。
1月270万
2月250万
3月223万 4月210万
i) 4ヶ月の単純移動平均法
(270+250+223+210)/4=238.25
よって、5月の予想売上高は238.25万円である。
ii) 5月実際の売上高が245万円の時、
6月の予想売上高は(250+223+210+245)/4
になる。
相関・回帰分析法
需要量に影響する要因と需要量の相関分析し、回帰式
を
導くことにより助用量を予測する方法である。
この方法は相関関係が明確となるだけでは予測に結び
つ
かないので、予測時点で要因の値を把握する必要があ
る。
主に長期の需要予測に適用される。
まとめ
 今回見つけた本を通じて、需要予測に関する基礎な
ことを整理できた。
 需要変動の種類は本によって異なることが気付いた
が、基本的な考え方は同じだ。
 需要の予測方法はいろいろあるが、実際に使う時単
一な方法で予測ではなく、複数の方法を適用すると
わかった。
 実際に2通り以上の方法を適用できる場合は、どう
やって選ぶかについてはまだわからない。
 複数の方法適用する場合は、主観的方法と客観的方
法を混合して使うことも考えられるでしょうか。
参考文献
「生産管理論」西尾篤人 創成社 1990年
「需要予測とコンピュータプログラム」
大西正和 日刊工業新聞社 1984年
ご静聴ありがとうございました