看護研究における 統計の活用法 Part 5 京都府立医科大学 浅野 弘明 2012年11月10日 量的データ同士の関連性 ・散布図を描く データ数や、重なりが多いときは不適切 ・相関係数を求める 曲線的関連性には不向き 散布図(相関図) 70 左図のように ρ= 0764 XY平面に 60 各データを 母 の 50 年 齢 プロットした図を 40 30 30 40 50 父の年齢 60 70 相関図 あるいは 散布図 と呼ぶ Nが多い散布図例 N=1,406 体 重 ( g 生 下 時 ) 4000 3000 点が多く ベタ塗り状態 2000 1000 30 35 40 45 50 身長(cm 生下時) 55 60 相関係数ρ=0.750 相関係数とは ・相関関係を示す統計量 ・Pearsonの積率相関係数を指す 順位相関係数という指標もある 相関係数の性質-1 ・正の相関 → 正値 ・負の相関 → 負値 ・無相関 → ゼロ 相関係数の性質-2 ・強い相関 → ±1 付近 ・弱い相関 → ゼロ付近 ・ -1≦ 相関係数 ≦1 という性質も重要 相関係数の目安 ー0.3~ 0.3 → 弱い ±0.3~±0.7 → 中程度 ±0.7~±1.0 → 強い 相関の様相 強い正の相関 強い負の相関 無相関 弱い正の相関 弱い負の相関 大切なポイント 相関係数は 多変量解析の基本となる 重要な概念
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