資料6 営農活動支援交付金 実施状況確認について 0 1 協定に位置づけられた営農活動の実施状況の確認方法 確認項目 確認の方法 1 地域全体の農家が行う環境負荷低減 に資する取組 ・実施状況報告書により確認(環境負荷低減に資する取組を実施し た農家が作成した点検シートにより確認) 2 環境負荷低減に向けた推進活動 ・実施状況報告書により確認(推進活動の具体的な活動報告等によ り確認) 確認主体 市町村 3 先進的な取組 (1)作付等の確認 ・対象作物の作付状況 ・標示票の設置 ・ほ場巡回により確認 ※この他、まとまり要件の判定に当たって、不作付農地や景観形 成作物等の作付農地等を分母から除外している場合、これについ ても確認 (2)作付面積 市町村 ・共済細目書、公的資料との照合等により確認 ・ほ場巡回により確認 ※ほ場巡回で疑義が生じた場合やほ場の一部で支援対象作物が 生産されている場合等については、必要に応じて現地巡回時に実 測等を実施。 (3)化学肥料又は化学合成農薬の使 用の大幅低減等 ・農家が作成した生産記録により確認(化学肥料、化学合成農薬の 使用が計画どおり5割以上低減されたかの確認) ・併せて、ほ場巡回、農家に対するヒアリング調査により生産記録が 適正に記載されていることを確認(毎年全体の1/5以上の活動組 織を抽出して実施) 都道府県 1 2 地域全体の農家による環境負荷低減に資する取組の確認 ○ 区域内対象農家の8割以上の農家が「環境負荷低減に資する取組」を実施できたかどうかについては、実施 状況報告書及び各区域内対象農家が作成・提出する「点検シート」により確認するものとする。 ■ 点検シート 具体的な確認事項 (参考様式第57号) 点検シート 【点検の方法】 ① 毎年、各項目について、過去一年間の実行状況を点検します。 ② 点検は、農業経営全体の状況について行います。(例えば、作目ごとに点検する必要はありません。) ③ 点検は、次ページの「取組(例)」を参考に農業者自らが行い、実行できていると判断する場合には、チェック欄にレ印か ○印を付します。 ④ 該当がない項目や実行できない項目がある場合は、チェック欄には印を付けず、その項目ごとに下欄にその理由、改善 の予定などを記入します。 ⑤ 作成した点検シートと、7の項目で保存した記録は、次回の点検まで保存します。 ① 実施状況報告書の表1(又は表3)の「地域全体の農家が 行う環境負荷低減に資する取組を実施する農家」に○が ついている農家について、点検シートが提出されているか どうかを確認。 チェック欄 土づくりの励行 1 土づくりは、環境と調和のとれた農業生産活動の基盤となる技術である。また、土づくりにおけるたい 肥等の有機物の利用は、循環型社会の形成に資する観点からも重要である。このため、たい肥等の ② 点検シートに、地域で選択した環境負荷低減に資する取組 のうちのいずれかを実施したことを示す印(✓)がついてい ることを確認。 ✔ 有機物の施用などによる土づくりを励行する。 適切で効果的・効率的な施肥 2 施肥は、作物に栄養を補給するために不可欠であるが、過剰に施用された肥料成分は環境に影響 を及ぼす。このため、都道府県の施肥基準や土壌診断結果等に則して肥料成分の施用量、施用方法 ✔ を適切にし、効果的・効率的な施肥を行う。 効果的・効率的で適正な防除 3 病害虫・雑草が発生しにくい栽培環境づくりに努めるとともに、発生予察情報等を活用し、被害が生 じると判断される場合に、必要に応じて農薬や他の防除手段を適切に組み合わせて、効果的・効率的 ③ 点検シートに、取組農業者による署名、押印等が行われて いることを確認。 ✔ な防除を励行する。また、農薬の使用、保管は関係法令に基づき適正に行う。 廃棄物の適正な処理・利用 4 循環型社会の形成に資するため、作物の生産に伴って発生する使用済みプラスチック等の廃棄物 の処理は関係法令に基づき適正に行う。また、作物残さ等の有機物についても利用や適正な処理に ✔ ④ 農業環境規範の7項目の実施状況について、点検が行わ れていることを確認。 (農業環境規範の7項目については、必ずしもその実践が 要件となっているわけではない。(実施できなかった項目に ついてはその理由等が記載されていればよい。)) 努める。 エネルギーの節減 5 温室効果ガスである二酸化炭素の排出抑制や資源の有効利用等に資するため、ハウスの加温、穀 ✔ 新たな知見・情報の収集 6 環境との調和を図るため、作物の生産に伴う環境影響などに関する新たな知見と適切な対処に必要 ✔ 類の乾燥など施設・機械等の使用や導入に際して、不必要・非効率的なエネルギー消費がないよう努 める。 な情報の収集に努める。 7 生産情報の保存 ✔ 生産活動の内容が確認できるよう、肥料・農薬の使用状況等の記録を保存する。 【該当がない項目、実行できない項目がある場合等の理由、改善の予定など(記入欄)】 地域全体の農家による環境負荷低減に資する取組 取 組 チェック欄 浅水代かきの実施 点検日 たい肥の施用 ✔ 有機質肥料の施用 ✔ 点検者 ○ 年○ 月○ 日 農林水産 太郎 水農 産林 印 2 3 環境負荷低減に向けた推進活動の確認 ○ 環境負荷低減に向けた推進活動の実施については、実施状況報告書及びこれに添付される書類により確認 するものとする。 <推進活動の実施確認に必要な実施状況報告書の添付書類> 推進活動 添付書類の例 ①環境負荷低減に向けた取組に関する検討会や消 費者との意見交換会等の開催 検討会等の資料、結果の概要 ※いずれか一方でも可 ②技術研修や先進地調査等の技術の習得等に関す る研修 研修会等の資料、結果の概要 ※いずれか一方でも可 ③技術マニュアル、普及啓発資料等の作成及び配 布 技術マニュアル等の資料 ④技術実証ほの設置等の環境負荷低減技術の実 証及び調査 実証ほの概要、結果の概要 ⑤先進的な取組の展示効果を高めるための標示 標示票の写真 ⑥先駆的農業者等による技術指導 写真、結果の概要 ⑦土壌、生き物等の調査分析 結果の概要 ⑧環境負荷低減に向けた推進活動として地域協議 会が特に必要と認める活動(以下「特認活動」とい う) 3 4 先進的な取組の確認(作付け確認、標示票の設置確認、面積確認) ① 確認の方法 ○ 市町村は、先進的な取組を行う全てのほ場に対して、巡回を行うことにより、生産計画どおりの作物が作付けさ れていること、標示票が適切にほ場に設置されていること、ほ場の位置、面積が適切に申告されていること等を 確認するものとする。 <具体的な確認の方法> (1)確認の体制 確認の主体は市町村。必要に応じて都道府県、農協等関係機関の協力を得て行うものとする。 また、活動組織の農業者の立ち会いを求めることができる。 (2)確認事項 以下の事項について、生産計画が適正に記載されていることを確認。 ① 先進的取組の実施ほ場の所在地 ② 支援の対象となる作物 ③ 作付面積 ・事前に共済細目書等により確認を実施。ほ場巡回ではこれと実際のほ場面積の間に大きな相違がないか確認(例えば、 ほ場の一部でしか支援対象作物の作付けが行われていないにもかかわらず、ほ場全体の面積が記載されている。農地が 分筆されていたにもかかわらず、分筆前の面積が記載されている等)。 ・ほ場の一部で支援対象作物を栽培している場合は、実測を実施。 この他、標示票の設置状況を確認するとともに、その記載事項と生産計画との間に齟齬がないか確認。 (3)確認時期 確認の時期は、栽培期間中。 (4)確認事項の記録 別紙の確認野帳に確認結果を記録。当該記録については、最低、5年間は保存するものとする。 (5)その他 1年間に複数回作付けを行う作物については、1作ごとに支援を行うことから、作付け確認についても1作ごとに行うものとする。 4 (参考)面積の把握の方法 ○ 営農活動支援の支援対象面積は、畦畔、のり面を除いた本地面積とする。 ■ 対象農用地面積の測定の方法 (1) 実測 農林水産省農村振興局測量作業規程に準拠し、現地において実測を行う。 (2) 図測 2,500分の1程度以上の縮尺図等の図測により行う(なお、5,000分の1程度以上の縮尺図等の図測による場合は、 当該図測面積に0.95を乗じた数値を支援対象面積とするものとする。)。 (3) 共済細目書記載面積、公的資料に記載された面積の活用 共済細目書の面積(畦畔等を除いた本地面積)、地積調査の結果、土地改良法(昭和24年法律第195号)に基づく区 画整理事業等に伴う確定測量の結果等の公的資料に記載された面積とする。特に、確定測量を実施している農用地に ついては、当該確定測量により確定した面積とする。 (4) 畦畔率の活用 実測、図測並びに共済細目書記載面積及び公的資料に記載された面積が、畦畔等を含んだ面積である場合にあって は、市町村が次のいずれかにより推計した畦畔率を用いて、畦畔面積を算出の上、これを当該資料に記載された面積 から差し引いて得た面積とする。なお、この場合における畦畔率の測定は、畦畔の状況が概ね類似している地域ごとに 行うものとする。 ア 対象農用地を抽出、実測し求めた平均畦畔率 イ 図面上の測量により求めた平均畦畔率(ほ場整備事業完了地区等区画が整理されている地域に限る。ウにおいて 同じ。) ウ 標準区画図から求めた平均畦畔率 エ 地方農政事務所等の発表した耕地面積及び畦畔面積から得られる平均畦畔率を参考とした推定平均畦畔率 (5) その他 (1)から(4)までの方法により把握した農用地面積が記載された台帳が既に存在する場合には、当該台帳に記載され た面積を活用することができるものとする。 また、(1)から(4)までにより難い場合であって、かつ、合理的な理由がある場合には、地域協議会長が別に定める方 法により対象農用地の面積を把握することができるものとする。 5 ② 現地確認計画及び確認野帳の作成 ○ 現地確認に当たっては、事前に次のような現地確認計画を作成するとともに、活動組織の代表者に確認の日 時、確認の方法等を通知するものとする。また、市町村は各活動組織から提出された「先進的な取組の実施農 家の一覧表」(営農活動計画の表2又は表4)を基に以下のような確認野帳(参考様式第62号)を作成し、現地 確認の際には、これに確認結果を記入するものとする。 ○ 市町村の現地確認計画 活動組織名 営農活動区域名 対象農家数 (対象ほ場数) 対象作物 確認の時期 確認体制 関係機関の協力体制 ○○活動組織 ○○区域 15戸 (43) 水稲 6月5日 (又は6日) ●●町××課 ○○係長 ●●農林事務所、○○ 農協、活動組織代表者 △△活動組織 △△区域 5戸 (14) 水稲 6月12日 (又は13日) 同上 同上 ●●活動組織 ●●区域 11戸 (45) 8月10日 (又は16日) ●●町××課 ○○主事 同上 水稲、トマト 確認の方法 ほ場巡回によ り、以下を確 認 ・作付確認 ・標示票確認 ・面積確認 ■ 市町村の確認野帳(一部抜粋) (参考様式第62号) 実施確認野帳(市町村用) 現地確認者 平成19年6月1日 1.所属・氏名 A町農政課 ●● ●● 実施日 2.所属・氏名 A農協 ●● ●● 確認協力者 3.所属・氏名 立会人 農家情報 農 家 名 ほ 場 番 号 ほ場所在地 市町村による確認 対象作物 作付面積 (単位:a) 標示票 の設置 作付 確認 面積 確認 実測結果※ (面積、単位:a) 確認結果 農林太郎 1 ●●15 水稲 30 ○ ○ ○ ○ 農林太郎 3 ●●18 水稲 35 ○ ○ ○ ○ 6 5 先進的な取組の確認(生産記録の確認) ○ 都道府県は、先進的な取組を行う全てのほ場を対象として、先進的な取組の実施農家が作成した生産記録 の記載内容を審査し、化学肥料、化学合成農薬の5割以上の低減が図られたかどうかを確認するものとする。 ※ なお、抽出調査の対象となる生産記録については、抽出調査の結果を踏まえて最終的な確認を行うものとす る。 ■ 生産記録の確認のポイント 1 化学肥料、化学合成農薬の使用量(化学肥料の場合は、使用した化学肥料の窒素成分量、化学合成農薬の場合は、使用 した化学合成農薬の成分回数)が、都道府県が定めた慣行レベルの5割以下となっているかどうか。 2 化学肥料、化学合成農薬が計画どおり使用されているかどうか。計画と異なる資材が利用されている場合、当該資材に含 まれる化学肥料の窒素成分量の割合又は化学合成農薬の有効成分数が正しく記載されているかどうか。 3 化学肥料、化学合成農薬の低減技術が計画どおり導入されているかどうか(持続農業法に基づく省令技術が計画どおり導 入されていなかった場合、その理由等が明確になっているかどうかを確認するものとする。)。 4 当該年の地域の気象状況や作物の生育状況、近隣の地域における農家ヒアリング結果等を総合的に勘案し、生産記録の 内容に疑義がないかどうか。 ※ この他、生産計画の確認時、エコファーマーの申請中であった場合、最終的にエコファーマーの認定が行われたかどうかを 確認。 7 6 先進的な取組の確認(都道府県による現地確認(抽出確認)) ①確認の方法 ○ 都道府県は、各農家が作成した生産記録が適正に記載されているかどうかを、ほ場巡回による現地調査、農家 に対する聞き取り調査等により、確認するものとする。 ○ 抽出確認については、毎年度、支援の対象となる対象活動組織の1/5以上を対象に確認を行うものとする。 (対象活動組織の確認対象農家数については、支援を受ける農家数の1/4以上を対象として行うことし、最低5 戸以上となるよう抽出を行うものとする(先進的取組農家数が5戸未満の区域は全戸))。 確認項目 ほ場巡回 による現 地調査 確認の方法(基本的な考え方) 実施時期 ○ 化学肥料・化学合成農薬の使用低減技術の導入状況等を確認することができる時期に行うよう努 めるものとする。(ただし、収穫直前に農家に対する聞き取り調査と併せて実施しても差し支えない) 確認項目 生産計画の内容に応じ、次のような事項を確認するものとする(確認事項は、各都道府県で、効果的、 効率的な確認を行う上で、必要となる事項を選択)。 ○ 化学肥料・化学合成農薬の使用の低減に資する代替技術の導入状況(フェロモン剤の利用といっ た代替技術(粗植等の耕種的技術を含む)が計画どおり導入されているかどうかを確認。) ○ ほ場の状況、作物の生育状況(例えば、計画にない資材が使用された痕跡がないかどうかを確 認。) ○ 機械の利用を前提とした技術の場合、機械の保有状況 ○ 農薬の保管・管理の状況 ※ この他、現地確認の時点において、生産計画と生産記録との照合により計画に則した肥料、農薬の使用が行われている かどうかを確認。 農家に対 する聞き 取り調査 実施時期 ○ 原則として収穫終了後に実施する。(化学肥料、化学合成農薬の施用が終了していれば、収穫直前 に実施しても差し支えない。) 確認項目 ○ ほ場巡回の結果や資材の購入伝票、栽培日誌等を基に農家に対する聞き取り調査を行い、化学肥 料・化学合成農薬の使用について生産記録が適正に記載されていることを確認 ○ ほ場巡回の結果や資材の購入伝票、栽培日誌、機械・施設の保有状況等を基に農家に対する聞き 取り調査を行い、代替技術の導入について生産記録が適正に記載されていることを確認 ○ 計画と異なる資材、技術が利用されている場合、その理由等について確認 8 ② 現地確認計画及び確認野帳の作成 ○ 都道府県は、各活動組織の協定(営農活動計画)を踏まえ、現地確認の対象となる対象活動組織及び農家を抽 出するものとする(要領で定めた抽出率以上となるよう留意するものとする)。 ○ 都道府県は、現地確認に先立ち、次のような現地確認計画を作成するとともに、活動組織に対して確認の日時、 対象農家、確認体制、確認の内容、確認時に農家が用意すべき書類(資材の購入伝票等)等を通知するものとす る。 ○ この他、18年度に既に作付けされている作物(19年度以降に定植が行われる作物を除く)については、全ての ほ場を対象に都道府県による現地確認を行うものとする。(抽出調査と手法は同様だが、抽出調査とは別に行う ものであることに留意。) ○ 都道府県の現地確認計画 活動組織 名 ○○活動 組織 営農活動 区域名 ○○区域 水稲 トマト ○○活動 組織 ●●活動 組織 作物区分 (作物名) ●●区域 キャベツ 対象農家数 (ほ場数) 13戸 (38) 3戸 (5) 13戸 (28) 確認の時期 確認体制 関係機関の 協力体制 現地巡回 6月5日 (又は6日) ●●農林事務所 ○○主査 ○○農協、活動 組織代表者 農家 ヒアリング 6月5日 (又は6日) ●●農林事務所 △△主査 ○○農協、 活動組織代表者 現地巡回 8月20日 ●●農林事務所 □□主査 ○○農協、活動 組織代表者 農家 ヒアリング 8月20日 ●●農林事務所 □□主査 ○○農協、 活動組織代表者 9月5日 (又は6日) ●●農林事務所 ○○主査 ○○農協、 活動組織代表者 9月10日 ●●農林事務所 ▽▽主査 ○○農協、 活動組織代表者 現地巡回 農家 ヒアリング ※ この他、対象農家の一覧表を作成するものとする(確認野帳でも可。)。 確認の方法 ①トマト、キャベツの 現地巡回 ・技術の導入状況 ・生産計画に即した生 産の状況 ②水稲の現地巡回 ・生産計画に即した生 産の状況 ・ほ場や作物の生育 の状況 ③農家ヒアリング ・購入伝票との突合 ・生産記録に関するヒ アリング 9 ■ 都道府県の現地野帳 (参考様式第63号) 実施確認野帳(都道府県用) 現地確認者 1.所属・氏名 ●●農林事務所 ●● ●● 現地見回り 平成19年8月3日、7日 農家聴取調査 平成19年10月4日、5日 実施日 2.所属・氏名 ●●農協 ●● ●● 確認協力者 農家情報 農 家 名 ほ 場 番 号 現地見回り ●● ● 立会人 3.所属・氏名 ほ場所在地 都道府県による確認 現地見回り 対象作物 作付面積 (単位:a) 技術導入 聴取調査 購入伝票 ヒアリング 確認結果 農林大吉 2 ●●53 キャベツ 20 ○ ○ ○ ○ 農林大吉 4 ●●42 キャベツ 40 ○ ○ ○ ○ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ (注1) 「現地見回り」、「聴取調査」の※には、確認項目を記入する。 10 (参考)現地確認の実施の流れ ○ 先進的な取組の実施に当たっては、生産記録等の書類による確認に加え、ほ場巡回等による現地確認を実施。 ○ ほ場巡回等による現地確認については、次のような手続きにより計画的に行うことが必要。 ■ 現地確認に係る市町村、都道府県の手続き 現 地 確 認 計 画 の 作 成 市町村による現地確認 作付確認 標示票確認 面積確認 現 地 確 認 に 係 る 通 知 生 産 計 画 の 確 認 ほ ( 野場 帳巡 へ回 の 記の 録実 )施 作物の栽培期間 ※ 都道府県による現地確認 抽出による確認 ①ほ場巡回 ②農家ヒアリング 現 地 確 認 計 画 の 作 成 現 地 確 認 に 係 る 通 知 る都 農 こ道 家 と府 に が県 負 望、 担 ま市 と し町 な い村 る 。は こ 日と 程の をな 調い 整よ すう 、 ※ 協定の締結が遅れる場合には、協定に先立ち現地確認を行うこともできます。 (ほ 野場 帳巡 へ回 の 記の 録実 )施 農 (家 野ヒ 帳ア へリ のン 記グ 録の )実 施 実 (施 生 産状 記況 録報 の告 確書 認の 確 )認 11 7 確認業務の委託 ○ 市町村・都道府県は、その確認業務を、一定の要件を満たす組織に委託することができる。 この場合、市町村・都道府県は、毎年度委託を受けて確認を行う組織において確認業務が適切に行われて いることを確認することが必要となる。 委託を行うことができる組織の要件 ① 法人格を有していること ② 実施確認に必要な技術力を有していること ③ 実施確認を適正に行うための手続、体制等 に関する規約その他の規定が定められてい ること ④ 実施確認に当たって、営農活動支援に係る 対象活動に直接かかわらない第三者による 客観的な確認体制が確保されていること ⑤ 活動組織の構成員でないこと ※ 委託を行った場合においても、毎年度委託 を受けて確認業務を行う組織において確認業 務が適切に行われていることを確認すること が必要 委託契約に盛り込むべき事項 ① 確認業務の内容 ② 確認の方法 ③ 確認の対象農家及び対象ほ場※1 ④ 確認時期 ⑤ 確認結果の報告の方法※2 ※1 抽出確認を委託する場合、都道府県 が対象農家等を抽出することが基本。 ※2 確認野帳の提出を、必ず求めること。 12 8 都道府県等の認証制度の確認結果の活用 ○ 一定の条件を満たす場合、都道府県等の認証制度における認証組織(前ページの委託を受けて確認業務を 行うことができる組織の要件を満たすことが必要)が行う確認結果をもって、農地・水・環境保全向上対策にお ける確認が行われたものとみなすことができる。 都道府県の認証制度における確認結果の活用 A県の認証制度 営農活動支援のスキーム 生産計画(生産計画等含 む)の審査 (県及び○○協議会が実 施) 実際の確認手続きの流れ (生産記録に係る確認の場合) 市町村 生産計画確認 生産計画の同等性があれば、 代替可能 ④回答 作付確認、面積確認等 都道府県 現地検査(作付確認) (○○協議会が実施) 認証制度で面積確認が行われ ていないことから、面積確認に ついては別途行うことが必要 認証申請(生産記録含む) の審査 ①生産記録に関す る意見照会 ③回答 ②生産記録に関す る確認結果の照会 生産記録の確認 (○○協議会が実施) 生産記録の同等性があれば、 代替可能 抽出での現地確認(ほ場 巡回、資材の購入伝票調 査、農家ヒアリング等) 認証組織 ※認証制度の確認結果を活用する場合にあっては、都道府県が認証制度において本対策で求める確認と同等の確認が行われていることを 確認することが必要。また、都道府県は、毎年度、認証組織において確認業務が適切に行われていることを確認することが必要。 13
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