看護部の現状と取り組み 副病院長・看護部長 木田 菊恵 H25.5.17&5.21 本日の内容 病院の運営組織と国立大学病院の使命 看護部の現状 平成25年看護部目標 平成24年度取り組んだこと (GP事業) 人材養成方針 25年病院運営組織 教育・研修・地域連携 (谷 ) 医療安全管理担当 (加藤) 医・歯連携担当 (宮本) 新外来棟診療棟担当(金山) 経営担当 (後藤田) 事務担当 (後藤) 事務部 診療支援部 採血室 放射線部 病院長 副病院長4名 病院長補佐6名 薬剤部 看護部 総務担当(香美) 診療担当(丹黒) 歯科担当(松尾) 看護担当(木田) 中央診療施設 診療科 47施設 病棟 外来 安全管理対策室(リスク・感染) 物流センター・手術部・地域医療連携センター がん診療連携センター(外来化学療法室・緩和ケア 室)・内視鏡センター・超音波センター 臨床試験管理センター・褥瘡対策室・アンチエイジ ング医療センター(美容・検診) 国立大学病院の使命 国立大学病院の使命として長年「教育」、「診療」、 「研究」の3本柱であると永らく言われてきましたが、 社会情勢、医療情勢の厳しい中、「地域貢献・社会 貢献」、「国際化」、「運営(財務・経営、人事労務)」 が新たに使命に加えられました。 国立大学附属病院長会議より 看護部の現状 H25年4月1日看護職員数の内訳 ★看護師(716名) 看護部長(1名) 副看護部長(4名) 看護師長(36名) 看護部長補佐(4名)兼任 副看護師長(55名) 看護師(579名) 准看護師(3名) 助産師(36名) ★看護助手(29名) ※育休者37名・休職者5名は含んでいません 稼働率(一般) 看護職員数と稼働率の推移 800 84.1% 84.1% 83.7% 85.4% 87.0% 87.4% 700 4年間で 147人増加 668 643 600 500 587 568 534 514 491 常勤人員数 400 非常勤人員数 300 200 100 36 34 35 44 46 50 48 0 平成19年4月 平成20年4月 平成21年4月 平成22年4月 平成23年4月 平成24年4月 平成25年4月 育休・休職者及び看護助手除く 101人 年齢構成(2013.4.1) 120 108 100 H25年 平均年齢 33.8歳(±0) 78 80 H24年 平均年齢 33.8歳 67 人 60 60 数 44 42 43 40 36 32 27 26 20 25 15 11 26 25 17 12 10 7 5 0 年 齢 育児休業者、休職者は人数に含みません。 看護職経験年数(2013.4.1) 70 65 61 60 55 50 47 H25年 5年未満の比率 38.0%(+0.5%) 44 41 H24年 5年未満の比率 37.5% 40 人 数 30 30 27 26 25 21 20 17 18 18 17 16 13 13 10 10 15 13 14 12 9 9 8 7 4 4 6 7 6 8 9 4 4 3 3 3 0 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 年 24 数 26 28 30 32 34 36 38 2 0 0 40 1 42 0 0 44 育児休業者、休職者は人数に含みません。 1 当院勤務年数(2013.4.1) 90 83 80 H25年 5年未満の比率 45.8% 70 70 67 66 H24年 5年未満の比率 51.5% 60 55 54 人 50 数 40 34 30 24 24 20 17 14 17 11 12 10 17 14 11 9 7 5 4 12 11 9 8 7 4 3 4 3 2 3 9 5 7 1 3 3 3 2 0 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 年 22 数 24 26 28 30 32 34 36 38 0 1 0 1 40 42 育児休業者、休職者は人数に含みません。 年齢構成 180 166 157 160 140 120 人 数 132 40 139 138140 135135 105 101 96 平成19年4月(N=517) 92 91 89 87 83 80 33.8歳 H25年の年齢構成割合 20歳代 45.2% 30歳代 27.5% 40歳代 15.4% 50歳代 11.2% 60歳代 0.7% 124 120 100 60 H25年平均年齢 158 158 平成20年4月(N=512) 82 平成21年4月(N=574) 7574 5758 63 6060 平成22年4月(N=618) 646564 62 57 55 51 51 5150 53 50 4846 4746 46 44 4443 43 平成23年4月(N=633) 平成24年4月(N=690) 平成25年4月(N=716) 36 29 25272626 25 20 0 000222 5 育児休業者、休職者は人数に含みません。 平成25年度看護職年齢構成 0.7% H25年平均年齢 33.8歳 11.2% 15.4% 45.2% 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 27.5% 60歳代 看護職経験年数 200 H25年の5年未満 38.0% 175 180 H25年の看護職員の経験年数割合 1年未満 8.5% 1年以上3年未満 16.8% 3年以上5年未満 12.7% 5年以上10年未満 18.6% 10年以上20年未満 24.0% 20年以上30年未満 11.3% 30年以上 8.1% 162 160 143 140 120 人 131 122 120 109 105 98 100 数 平成19年4月(N=517) 91 86 80 72 73 61 61 96 93 75 82 8081 54 62 57 44 40 30 33 303028 33 76 71 69 68 68 61 73 70 71 67 60 平成20年4月(N=512) 60 47 34 37 53 47 3940 平成21年4月(N=574) 8381 74 平成22年4月(N=618) 64 5758 平成23年4月(N=633) 平成24年4月(N=690) 平成25年4月(N=716) 333435 41 38 3535 24 20 0 育児休業者、休職者は人数に含みません。 平成25年度看護職経験年数 H25年の5年未満 38.0% 8.1% 8.5% 11.3% 16.8% 1年未満 1年以上3年未満 3年以上5年未満 5年以上10年未満 10年以上20年未満 12.7% 24.0% 18.6% 20年以上30年未満 30年以上 徳島大学病院看護職退職者数 70 63 60 54 50 47 43 42 40 退職者総数(人) 32 31 31 30 25 21 20 10 20 24 22 中途退職者(人) 30 年度末退職者(人) 25 22 19 10 0 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 退職者割合(全体の離職率) 12.00% N=642 10.00% 9.81% N=665 8.00% N=602 8.11% N=718 7.14% 6.55% 6.00% 4.00% 2.00% 43人 63人 54人 47人 0.00% 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 新卒者の退職割合 14.0% 48人 12.5% 12.0% 73人 11.0% 10.0% 6人 8人 8.0% 62人 6.5% 6.0% 4人 4.0% 52人 2.0% 1.9% 1人 0.0% 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 70 65 年度別育児・介護休業取得推移 62 62 62 60 50 46 40 平成21年度 人 34 平成22年度 31 数 平成23年度 30 平成24年度 23 21 20 15 9 10 5 3 3 3 1 0 育休者 部分育休者 育短勤務者 介護休暇 0 1 2 0 部分介護休暇 当院の専門・認定看護師 がん看護専門看護師 1名 がん化学療法看護認定看護師 1名 感染管理認定看護師 2名 集中ケア認定看護師 1名 手術看護認定看護師 1名 皮膚・排泄ケア認定看護師 1名 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 1名 緩和ケア認定看護師 1名 新生児集中ケア認定看護師 1名 糖尿病看護認定看護師 1名 手術看護認定看護師 合計 1名25度認定予定 10名 看護部目標 平成24年度取り組んだこと GP事業概要 外来におけるがん患者の支援 の場面で、患者が必要としてい る治療、検査を患者の意志で 決定できることを支援する質の 高い看護が提供できる人材を 育成する。「患者・家族への説 明プログラム」試案を平成25年 度実施、評価する。(キャリアレ ベルⅡ以上の看護師) 対人援助技術の不足により発 生した看護実践上のトラブル、 クレーム、インシデントについて 事例を収集し、コミュニケーショ ン力、倫理的感受性及び問題 解能力の3つの要素を明らかに し、患者中心の看護を提供する 際に求められる能力、技術を習 得できる研修を実施する。 (キャリアレベルⅡの看護師) 看護部と保健学科看護学専攻 が、共通の課題を共有するととも に、人事交流を通して、看護師の 教育技法を高め、看護教員が看 護実践能力の向上を図り、基礎 教育にフィードバックする。 看護部より、教育担当者5名が看 護学講座(基礎・成人等)に3カ 月、処方箋を通して研修し、教育 技法を修得する。 基礎看護学、母性、成人看護学 の専任教員8名が、臨床現場に おける指導力を高め、教育と実践 の一元化により、学生への指導に 還元する。 臨地実習意見交換会等の開催に より共通の課題を共有し、看護師 と大学教員が双方向に学ぶ機会 となり、卒前と卒後のギャップを明 確化する。 平成23年度育成した教育担当者 3名、平成24年度5名の追跡調査 を実施する。 平成25年度は、看護部より5名、 保健学科より8名が人事交流を実 践する。 教育担当者育成プログラムの一連 の流れを全スタッフに周知。 P DCAサイクルを回し、教育担当 者育成プログラムを必要時改訂す る。 人事交流修了者は、教育担当者 として認定されると共に、保健学科 の臨床講師、准教授として任命さ れ、保健学科の教育に参画する。 専任(一般看護師)・管理・専門看 護師に大別し、個々のキャリアは、 スタンダードレベルに達した後に、 ミドルレベル、ハイレベルへとキャリ アアップできる構想を示している。 本院のキャリアパスは、自らの関心 と組織の期待によりキャリアを選択 し、ミドルレベル以上に限定した複 線型人事制度を導入し、自己啓発 力を高め自ら学び続ける自律した 看護師を育成することを目指して いる。 キャリアサロン3回以上開催する。 今年度は、認定基準を提示し、全 スタッフが3段階6レベルのどの段階 にいるのかを明らかにして、目指す キャリアに向けて取り組めるように 可視化する。 段階別教育計画を提示する。 キャリア相談の方法 方法1:看護支援システムからの入力 1.看護支援システムの「キャリア相談へようこそ(^o^)」をクリックし、相談内容等 を入力する 2.面談を希望された場合は、後日連絡します 3.面談を希望しない場合は、後日メールで返信します 方法2:キャリア形成支援センターに直接お越しください 1.キャリア形成支援センターをのぞいて下さい(外来化学療法室の近くです) 2.キャリア支援センタースタッフが受付けの対応をします 3.当日または後日、担当者が相談に対応します 方法3:電話での相談 1.キャリア形成支援センター(9971)へTELする 2.相談内容によっては、後日、折り返し電話連絡します 人材養成方針 ■育成・活用システム Ⅰ.看護部における生涯教育ガイドライン 第1章 看護職の育成の考え方 第2章 運用について 第3章 キャリアパスに応じた役割・職務と能力に応じた教育 第4章 自己啓発助成制度 第5章 教育研修の評価・活用 Ⅱ.配置制度 Ⅲ.目標管理 Ⅳ.自己啓発研修制度についてQ&A ■評価システム Ⅰ.人事評価 Ⅱ.結果の活用 愛と知と技のバランスのとれた看護職の人材養成システム これまでの事業の成果をふまえ、人 材育成と活用、能力評価と処遇を含 めたキャリアパスを構築し、生涯教 育ガイドライン等を小冊子にまとめ ました。 同時に、徳島大学病院で働く看護 職の皆さんが、自律的に自己のキャ リアを考えることができ、目的に向 かって生き生きと働き続けることが できるよう、生涯教育の機会とその 質を保証するためのシステムを考案 いたしました。 この冊子は、人材養成の基本方針 を示したものです。皆さんのキャリ アの形成に役立てて頂きたく、近日 中に全看護職員に配布します。 ご静聴ありがとうございました。
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