平成18年度上半期の経営改革の取り組み - 名古屋市交通局

資料2
平成18
平成 18年度上半期
18 年度上半期の
年度上半期 の 経営改革の
経営改革 の 取 り 組 み
1
経営体質の
経営体質 の 強化
(1) 人件費の
人件費 の 抜本的な
抜本的 な 効率化
計画期間中に累計175億円を削減
○平成18年度人件費(退職金を除く)の削減額と内容
区 分
ア
(単位 百万円・税抜)
17年度予算(A) 18年度予算(B) 削減(B)-(A)
バス
18,319
17,001
△ 1,318
地下鉄
24,357
23,243
△ 1,114
計
42,676
40,244
△ 2,432
給料表の見直し等による給与の見直し
(ア) 給料表の見直し
平成19年度以降において企業職給料表(2)適用職種へ新たに採用され
る職員に適用する、国の行政職俸給表(二)に準じた新たな給料表の検討を
進めている。
(※) 「 企業職給料表(2)」 バ ス乗務員、地下鉄乗務員、地下鉄駅務員、技工等の現業職職員
に適用される給料表
(イ) 給与カット
平成18年4月から、上記(ア)の制度が適用されない職員について、給料、
管理職手当、地域手当、超過勤務手当、休日勤務手当及び特殊勤務手当
(時間差手当)を対象として給与カットを実施している。
【給与カット率】
企業職給料表(1)適用職員
5%
企業職給料表(2)適用職員
8%
管理職
課長級 10%、部長級 11%、局長級 12%、管理者 13%
(ウ) 給与制度等の見直し
a 昇給・昇格制度の見直し
企業職給料表(2)適用職員について、職務・職責が適正に反映される
ような給与制度とするため、昇給・昇格制度の見直しを検討している。
-1-
b 諸手当の見直し
○ 特殊勤務手当経過措置の廃止
仕業手当や業務手当(一部除く)について、平成13年度から、同年度
以降採用者への支給を廃止した。在職者に対しては支給額を1/2とす
る措置を講じていたが、平成18年4月に、在職者に係るこの経過措置
を廃止した。
○ 年末年始勤務手当の廃止
平成18年9月に、年末年始(12月29日から1月3日)の勤務に対して
支給される手当を廃止した。
(エ) 福利厚生事業の見直し
職員互助会への負担金を縮減した。
イ
その他の人件費削減策
(ア) バスの管理の委託
計画期間中に事業量の20%を目途に段階的に実施
○ 大森営業所における実施(平成19年4月)
平 成 18 年 7 月 25 日 に開 催 した 「 バ ス 営 業 所 の 管 理 の 受 託 者 選 定 委 員
会」の選定結果をふまえ、7月26日に受託事業者を名鉄バス株式会社に
決定した。
区 分
内 容
委託規模の 20路線、108両(ガイドウェイバス8両を除く)
概要
(全体で161路線、1,027両)
削減効果
(概算)
現在の運営費
委託費用(概算)
削減効果(概算)
年間17億4千万円
年間14億5千万円
年間2億9千万円
今後の予定 受託者と基本契約の締結、運行体制など細部にわたっての
調整、受託者社員への研修等を含めた事前準備、委託費用
など詳細についての協議、国土交通省への許可申請、平成
19 年 度 予 算 議 決 後 の 平 成 19 年 度 実 施 契 約 の 締 結 等 の 手
続を進める。
(※ )「 管 理の 委 託」 市バ ス 車両 を 使 用し 、 市バ スの 運 賃制 度 を 適 用す る な ど 、 交 通局 の 経 営 責
任の もと に 、受 託事 業者 が バ スの 運 転・ 運行 管理・ 車 両整備 業務 を 一体と し
て行うもの
(イ) 地下鉄上飯田線運転業務の委託
平成19年4月からの運転業務委託の開始に向け、受託事業者である名古
屋鉄道株式会社と協議を進めている。
-2-
(ウ) 業務の再雇用・嘱託化の拡大
○ バス運転業務、地下鉄駅務業務の再雇用・嘱託化を引き続き実施
○ 地下鉄駅務業務の再雇用・嘱託化の拡大を検討
(エ) 業務見直しによる職員の削減
車両保守業務の効率向上による業務の見直し等
○職員定数の増減
区 分
(単位 人)
17年度予算(A) 18年度予算(B) 増減(B)-(A)
一般職員
バス
1,640
1,620
△ 20
850
827
△ 23
2,490
2,447
△ 43
2,745
2,729
△ 16
358
358
0
3,103
3,087
△ 16
一般職員
4,385
4,349
△ 36
再雇用・嘱託職員
1,208
1,185
△ 23
計
5,593
5,534
△ 59
再雇用・嘱託職員
計
一般職員
地下鉄 再雇用・嘱託職員
計
計
(2) 経費等の
経費等 の 削減
ア
経費の削減
(単位 百万円・税抜)
区 分
17年度予算(A) 18年度予算(B)
バス
地下鉄
3,929
4,065
14,977
15,041
増減(B)-(A)
削減
△ 203
増加
339
計
136
削減
△ 319
増加
383
計
64
(主な取り組み)
(ア) 委託業務全般の見直しによる削減
・ 名古屋バスターミナル案内所の廃止による案内業務委託の減
・ 地下鉄車両整備の業務委託における作業効率化による人員見直し
・ 地下鉄駅や地下鉄車両の清掃業務委託における清掃回数見直し
・ 乗車券発行機器等の点検整備業務委託における点検回数見直し
-3-
等
(イ) 水道光熱費の削減等その他経費の削減
○ 収支状況をふまえた適正な予算執行
経済変動等に対処するため、義務的経費等を除き、修繕費は5%、その他
経費は10%配当留保するとともに、収支状況をふまえ1年分を分割して配当
している。
○ 市バスのエコドライブ運動の実施
アイドリングストップを始めとした省エネ運転に取り組むことで、軽油使用
量の節減に努めている。
(ウ) 長期継続契約の導入
○ 業務委託について長期継続契約を新たに導入
経常的かつ継続的な役務の提供を受ける契約についてコスト削減が可能
となる長 期継続契約 を、栄バスター ミナルの案内業務、地 下 鉄車両の清
掃及び消毒業務の委託(一部)、及び建築物の環境衛生管理業務の委託
の契約において新たに導入した。
イ
建設改良費の削減
(主な取り組み)
(ア) 地下鉄桜通線野並・徳重間の建設費の削減
地下鉄桜通線鳴子北駅、相生山駅、神沢駅、徳重駅及び徳重車庫の土
木工事にかかる発注において、施設規模の適正化や新技術の導入、設計仕
様・積算基準の見直しなどによるコスト削減に努めた。
(全体の建設費は、当初計画の1,168億円から990億円への削減を目標)
(注)工事発注は、神沢駅のみ平成18年6月、その他は平成18年2月。駅名は仮称です。
(イ) 広告付き上屋整備事業によるバス停留所整備費の削減(民間活力の導入)
民間企業が市バス停留所広告付き上屋を製作、設置、管理する「バス停
留所広告付き上屋整備事業」の推進により、停留所施設の整備費の削減を
進めている。
区 分
広告付き上屋の設置
18年度設置予定数
18年度末設置率
50基
19% (56基/300基)
(注)18年度末設置率は、計画期間中の広告付き上屋設置目標300基に対する割合です。
-4-
ウ
外郭団体の見直し
(株)名古屋交通開発機構と(社)名古屋市交通局協力会の統合(平成19年
4月)に向け調整を行っている。
○両団体の主な事業
区 分
(株)名古屋交通開発機構
主な業務内容
不動産管理運営業務、広告の管理業務、
市バス・地下鉄車両の修繕業務
(社)名古屋市交通局協力会 地下鉄駅・地下鉄車両・バス車両等の清掃、
売店の運営、サービスセンターの運営
エ
調達方法の見直し
○ 入札後資格確認型一般競争入札の本格実施を開始した。
(5千万円以上24億1千万円未満の工事請負を対象)
(※)「入札後資格確認型一般競争入札」 一般競争入札の適用対象を拡大し、競争性・透明性
を高め ると と と もに、入札事 務の 軽減を図るた め 、従来 、入札前に実施し てい た 入 札資格
の審査を、入札後に実施する一般競争入札。
○工事請負の契約方法
金 額
24億1千万円以上
主な契約方法
一般競争入札
5千万円以上24億1千万円未満
250万円超5千万円未満
120万円超250万円以下
120万円以下
入札後資格確認型一般競争入札(本格
実施)
入札後資格確認型一般競争入札(試行
実施)、指名競争入札
指名競争入札
随意契約
○ 地下鉄桜通線鳴子北駅、相生山駅、神沢駅、徳重駅及び徳重車庫の土
木工事にかかる発注において契約後VEを試行導入している。
(※) 「 契約後VE 」 民間の 技術開発の 積極的な活用 により、工事の 目的物の 機能、性能等を低
下させることなく、建設工事のコスト縮減が可能となる工事材料、施工方法等に係る変更
の提案を、契約締結後に受け付ける方式
オ
民間のコスト管理の専門家などの活用
○ 完了した改修工事の一部を対象とし、設計、施行計画、積算、契約方法に
ついてコスト管理の観点から詳細な検証と評価を行う調査業務を、コンサル
タント会社へ委託した。
○ 東京地下鉄株式会社のコスト管理部門職員による、コスト縮減の取り組み
や成果などに関する講演を、技術職を対象として開催した。
-5-
2
お 客様サービス
客様 サービスの
サービス の 向上
(1) 安心・
安心 ・ 安全な
安全 な 市 バス・
バス ・ 地下鉄
ア
事故防止の取り組みの強化
安全管理体制の
強化
道路運送法及び鉄道事業法の改正(平成18年10月1日施
行)をふまえ、バス・地下鉄事業における安全確保に関する
業務を統括管理する安全統括管理者の選任などを行った。
事故発生原因の
事故総 合対 策検 討 委員会 を開催 し、事 故防止 等の 安 全
調 査 及 び 事 故 防 対策を総括す ると と もに、重大 又 は特殊 な事故 に関す る発
止対策の徹底
生原因の調査及びその防止対策の徹底を図っている。
また、 労 働 組 合 と の 協 同 により 、 安 全 輸 送 対 策 検 討 委 員
会、各部の幹事会、各所属の検討会において、安全輸送の
確保対策や事故防止等についての検討を行っている。
日常の点呼、業
バス営業所、地下鉄駅務区・運転区において、幹部職員に
務習得、添乗・巡 よる早朝点呼立会いを平成18年6月に実施するとともに、バ
回指導
ス乗 務 員 に対 す る本 庁 ・ 営 業 所 職 員 によ る集 中 添 乗 を、 4
月、7月に実施し、事故防止の徹底及び接客サービスの向上
を図った。
安全に関する研
入局5年目のバス乗務員を対象に、外部教育機関におい
修カリキュラムの て、運転操作技術、順法運転、安全運転についての研修
充 実 、 外 部 専 門 を、新たに実施した。
家などの活用
事故再発防止に
有責事故発生職員を対象とした現場の管理職員による再
向 け た 職 員 へ の 発防止の指導を行っている。
指導
職員の事故防止
市バス営業所、地下鉄駅務区・運転区を対象として「無事
に 対 す る 意 識 の 故・接客向上」コンクールを実施し、職員の事故防止に対す
徹底
防災訓練の実施
る意識の徹底や接客サービスの向上に努めている。
突発的な大規模地 震の発生を想定 した防災訓練を実施
す ると とも に、 地 下 鉄 にお け るテ ロ を想 定 した 対 処 訓 練 を、
県警、自衛隊、消防局等との合同により実施した。
-6-
イ
地下鉄駅の火災対策設備の整備
国の地下鉄道の火災対策基準に基づく「火災対策緊急整備計画」により、避
難通路やホーム階の排煙対策などについては、平成20年度までに完了するよ
う順次整備を進めるとともに、職員に対する初動マニュアルの研修及び所轄消
防署と連携した消防訓練を順次実施している。
ウ
地下鉄車両の連結部転落防止外ホロの設置
区 分
18年度設置予定数
18年度末設置率
12編成
63% (83編成/131編成)
連結部転落防止外ホロの
設置
エ
「こども110番の駅」活動の実施
平成18年4月から、不審者から逃れるために逃げ込んできたこどもの保護な
どを目的とする、「こども110番の駅」活動に取り組み、「こども110番の駅」であ
ることを表すステッカー(きかんしゃトーマス)を改札窓口に掲出している。
(2) 快適で
快適 で ご 利用いただき
利用 いただきやすい
いただき やすい市
やすい 市 バ ス ・ 地下鉄
○賞詞及び苦情の推移
区 分
17年度(A) 18年度(B) (B)-(A)
(4月~8月) (4月~8月)
15年度
16年度
17年度
194
223
405
122
180
58
45
47
103
20
46
26
合計
239
270
508
142
226
84
バス
87
57
27
9
15
6
64
29
25
6
22
16
151
86
52
15
37
22
バス
賞詞 地下鉄
苦情 地下鉄
合計
ア
(単位 件)
接客サービスの向上への取り組み
お客 様 から の苦
「お客さまのご意見検討委員会」において、お客様からの苦
情 ・ 賞 詞 等 の 集 情・賞詞等を集約・分析し、接客サービスの模範事例や課題
約・分析
事例を各職場で活用することにより、苦情ゼロを目指す取り組
みを行っている。
-7-
研修の充実
○外部専門家を活用した接客サービス研修の実施
区 分
内 容
運輸職場
新 任 の バ ス営 業 所 長 や 駅 務 区 長 等 を 対
新任職制研修 象 に 、 接 客 サ ー ビ ス に 必 要 な 知 識 や 運 輸
職 場の 職 員 に対す る 適 切 な指 導 方 法 につ
いての研修を新たに実施した。
業務習得
苦情事例をもとにしたクレーム応対の向
上を図るための研修を実施した。
養成研修
地下鉄助役・駅務員、バス助役・乗務員を
対象とした接客サービス研修を実施した。
○車いす利用などの障害者の方が講師となるバリアフリー研修
身体障害者等の多様なニーズ・特性を理解し、障害に応
じた介助ができるよう、施設・機器の操作方法や応対の仕
方についての研修を実施した。
職員の意識啓発
接客サービス向上期間の設定や、日常の点呼、業務習得、
朝 礼 等さ まざ ま な機 会 の 活 用 によ り、 平 成18 年 度 の 重点 項
目である「お客様によい第一印象をお持ちいただく」、「高齢の
お客様・障害のあるお客様・不慣れなお客様等への気配り」、
「電話応答の向上」の徹底に努めている。
日常の点呼、業
バス営業所、地下鉄駅務区・運転区において、幹部職員に
務 習 得 、 添 乗 ・ よる早朝点呼立会いを平成18年6月に実施するとともに、バ
巡回指導
ス乗務員に対する本庁・営業所職員による集中添乗を、4
月、7月に実施し、事故防止の徹底及び接客サービスの向上
を図った。
耳マークの掲出
聴覚障害者の方に筆談等による案内をお知らせする「耳マ
ーク」 を、平 成 18 年 4月 17 日 から 地 下 鉄 駅や 市 バ ス営 業 所
等に掲出している。
イ
バリアフリー化の推進
(ア) ノンステップバスの導入
区 分
ノンステップバスの導入
18年度導入予定数
18年度末導入率
140両
43%(437両/1,027両)
-8-
(イ) エレベーター等の整備による車いすルートの1ルート確保
(ウ) 車いす使用者対応トイレの整備
18年度整備予定数 18年度末整備率
区 分
エレベーター等による車いすル
5駅
87%(72駅/83駅)
ート1ルートの確保
車いす使用者対応トイレの整備
3駅
88%(73駅/83駅)
(エ) 音響・音声案内装置等、地下鉄駅のバリアフリー施設の整備
18年度整備予定数
18年度末整備率
地下鉄駅改札口音響案内の整備
1駅
42%(35駅/83駅)
地下鉄トイレ音声案内の整備
5駅
51%(42駅/83駅)
ベビーベッドの整備
6駅
67%(56駅/83駅)
ベビーチェアの整備
移動案内情報(視覚障害者用
地下鉄アクセスガイド)の作成
7駅
54%(45駅/83駅)
11駅
24%(20駅/83駅)
区 分
ウ
ICカード乗車券の導入
お客様の利便性向上や利用促進を図る観点から、ICカード乗車券のサービス
内容について検討を進めるとともに、平成18年度中に共同センタシステムの構
築に着手するため、ICカード乗車券システムの詳細について検討を進めている。
(基本のサービス内容)
・ プリペイド方式
・ SFカード・定期券等をICカード乗車券化
・ マイレージポイントの採用
エ
バス停留所施設の整備
区 分
照明付き標識
上屋
ベンチ
オ
18年度整備予定数
100基
15基
30基
18年度末整備率
93% (2,750基/2,971基)
97% (1,360基/1,403基)
89% (967基/1,084基)
地下鉄駅の案内表示等の改修
エレベーター等整備にあわせて案内表示を改修している。
区 分
案内表示の改修
18年度整備予定数
2駅
-9-
18年度末整備率
86% (71駅/83駅)
カ
乗り継ぎ利便性の向上
お客様がよりご利用しやすくなるような市バスや地下鉄の乗り継ぎ案内につい
て、検討を進めている。
キ
お客様のニーズをふまえた地下鉄駅構内店舗の展開
お客様の利便性向上の視点から、地下鉄駅構内店舗を平成17年度までに
22店舗設置していたが、平成18年度は、上期に開店した5店舗を含め7店舗が
開店し、全体で29店舗とする予定である。
(注)平成18年度開店した金山駅のコーヒーショップは、公営地下鉄駅改札内で全国初の店舗です。
ク
定期券購入の利便性向上
インターネット予約定期券の受取場所を、サー
インターネット予約定期券の
受取場所の拡大
ビスセンター(9ヵ所)や市バス営業所(10ヵ所)に
(平成18年4月)
加え、地下鉄の主要駅(21駅)にも拡大した。
サービスセンター営業時間
仕事や買物帰りのお客様にも余裕をもって定
の変更
期券を購入いただけるよう、サービスセンターの営
(平成18年4月)
業時間を見直した。
区 分
見直し前
見直し後
始業時刻
8時~9時
8時~10時
終業時刻 17時30分~19時
19時~20時
(3) 地球環境にやさしい
地球環境 にやさしい市
にやさしい 市 バス・
バス ・ 地下鉄
ア
低公害バスの導入
イ
アイドリングストップバスの導入
区 分
低公害バスの導入
アイドリングストップバス
の導入
18年度導入予定数
30両
(新長期規制適合車)
140両
18年度末導入率
10% (99両/1,027両)
66% (629両/959両)
(※ CNGバス68両を除く)
(※)「新長期規制適合車」 平成17年10月から実施されたディーゼル自動車及びガソリン自動車の
排出ガス規制に適合した自動車
- 10 -
(4) お 客様への
客様 への情報提供
への 情報提供の
情報提供 の 充実
携 帯 電 話 や パ ソ コ ○なごや乗換ナビの運用開始(平成18年4月)
ン用ウェブサイトに
市バス・地下鉄による目的地までの時刻・経路・料金・
よるわかりやすい情
所要時間の検索サービス。自家用自動車の代わりに市
報提供
バス・地下鉄を利用した場合のCO 2 削減量も表示する。
わ かり や す く 、 効 果 ○料金パンフレット「インフォメーション」の配布
的な情報提供
○一日乗車券施設割引パンフレットの配布
○料金PRポスターの掲出
○ぶらっ都名古屋の配布
○夏休みお出かけ情報ちらしの配布及びポスターの掲出
区 役 所 や 学 校 、 地 ○行 事 用 一 日 乗 車 券 等 の 学 校 向 けPR ちら しの 作 成 ・配
域団体との連携に
布(市内の小・中・高等学校、周辺中学校などに配布)
よる、きめの細かい ○パンフレットの町内会回覧による新乗車券制度のPR
情報提供
○地 域 団 体 や 区 役 所 、 図 書 館 、 病 院 等 に お け る 、 地 域
巡回バス等のPRちらしの配布
(5) お 客様の
客様 の ニーズの
ニーズ の 事業運営への
事業運営 への反映
への 反映
地域住民の意見要望 ○市営交通懇談会(全16区に設置)の開催
を直接伺う機会の充
実
区政協力委員会委員長始め地域団体の代表等との
懇談会を開催した。
○「市バス・地下鉄 地域懇談会」の開催
市営交通事業の現状、経営改革計画の取り組みをご
説明し、市バス・地下鉄の一層のご利用をお願いすると
ともに、ご意見を伺った。
(全16区・5支所管区で開催、参加者数 1,234人)
イ ン タ ー ネ ッ ト を 活 用 ○ネットモニターアンケートの充実
したアンケートの拡充
平 成 18 年 4月から、モニター数を500人から1,000人
に拡充した。
○ネットモニターアンケートの実施
新乗車券制度の認知度調査、及びウェブサイト認知・
利用 度や サー ビ ス改 善要 望、 ラッ ピ ン グバスの 印象 に
ついての調査を行った。
- 11 -
3
利用促進・
利用促進 ・ 附帯事業の
附帯事業 の 拡大
(1) 利用促進
○乗車人員(1日当たり、敬老等除く)
区 分
17年4月~8月
(単位 千人)
17年4月~8月
(万博除く)(A)
18年4月~8月
(B)
バ ス
200
199
207
3.9%
地下鉄
1,092
1,055
1,068
1.2%
○乗車料収入(敬老等除く)
(単位 百万円・税抜)
17年4月~8月
17年4月~8月
(万博除く)(A)
18年4月~8月
(B)
バ ス
4,349
4,319
4,357
0.9%
地下鉄
27,552
26,398
26,424
0.1%
区 分
ア
増減率(%)
((B)-(A))/A
増減率(%)
((B)-(A))/A
乗車券制度の改善
(平成18年4月実施事項)
バス通勤定期券の
全線化
バス通勤 定期 券( 1 乗車 )の 料金 で全 線 (ガイ ドウェイバ
スシステム志段味線の一部区間を除く)が利用できるよう、
バス全線定期券の料金を通勤定期券(1乗車)の料金に見
直し
○バス全線定期券の料金
区 分
1か月
3か月
6か月
変更前
13,500円
38,480円
72,900円
変更後
9,000円
25,650円
48,600円
○バス(全線)・地下鉄割引連絡定期券の料金 (例:地下鉄1区)
区 分
変更前
変更後
1か月
17,330円
13,730円
3か月
49,390円
39,130円
6か月
93,580円
74,140円
(4月~8月の販売実績の比較)
17年度 126,000枚 → 18年度 133,000枚
- 12 -
バス・地下鉄全線
○バス・地下鉄全線定期券の料金
定期券の料金見
区 分
1か月
直し
変更前
20,800円
変更後
18,200円
(4月~8月の販売実績の比較)
17年度 1,600枚 → 18年度 3,600枚
ド ニ チ エ コ き っ ぷ 利用日 土 曜 ・ 日 曜 ・ 休 日 、 毎 月 8 日 ( 環 境 保 全 の 日 )
及び土休日ダイヤ特別運行日
(土日休日バス・地
料 金 大人600円 小児300円
下鉄一日乗 車券)
(参考) バス・地下鉄一日乗車券 850円、バス一日乗車
の新設
券 600円、地下鉄一日乗車券 740円
平成18年4月においては利用日のみの発売でスタートし
たが、9月16日からは、いつでもご購入いただけるようにな
るとともに、発売場所を駅改札窓口や市バス車内の他、駅
長室やサービスセンター等にも拡大した。
(4月~8月の販売実績)
目標7,300枚/日 → 平均15,000枚/日
特 得 60 バ ス 定 期 発売期間
平成18年4月1日~平成19年3月31日
( 高 年 齢 者 向 け バ 対象者
平成18年4月1日現在、60歳以上の方
ス全線定期券)
適用区間
全線(一部区間を除く)
の試行実施
料金
3か月 10,000円
(4月~8月の利用実績)
目標4,000人/日 → 平均 4,700人/日
バス幼児料金の無
料化の拡大
保護者1人が無料で同伴できる幼児の人数を、1人から
2人に拡大
イ
ICカード乗車券の導入
ウ
利用の動機づけを図る方策
(ア) お出かけ情報の充実
○ 夏休みお出かけ情報ちらしの配布及びポスターの掲出
○ ぶらっ都名古屋の配布
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(イ) 市バス・地下鉄利用者に対する入場料割引・乗車券サービス等の実施
○ 一日乗車券施設割引パンフレットの配布
○ 一日乗車券やドニチエコきっぷによる入場料割引施設の拡大
平成18年10月1日から、割引施設に名古屋城、東山動植物園、東山ス
カイタワー、白鳥庭園、徳川園を加え、全体で26施設に拡大した。
○ 商業施設における乗車券サービス
イオンナゴヤドーム前店において、ユリカ等利用者に対して、買い物時の
ポイントに応じユリカ等を進呈するサービスを実施している。
○ ドニチエコきっぷの50万枚突破キャンペーン(平成18年7月9日~18日)
及び100万枚突破キャンペーン(平成18年9月30日~10月10日)
エ
高年齢者・子どもを対象とした方策
(ア) 高年齢者(60歳以上)に対するお出かけ情報の提供
○ 高年齢者向けのお出かけ情報リーフレットの配布
市内観光施設や百貨店の催しなどを紹介した高年齢者向けのリーフレッ
トを、高年齢者の集まる施設等で配布している。
(イ) 市バス・地下鉄ファンクラブの充実
「ハッチーキッズクラブ」(小学校4年生から6年生を対象)を充実した。
・ 会報の配布
・ 施設めぐりラリーの実施
・ 駅探検隊の実施
等
(ウ) 学校との連携
○ 副教材「みんなの市バス・地下鉄」(市バス・地下鉄の乗り方を分かりやす
く説明)を作成し、市内小学2年生全員へ配布
○ 行事用一日乗車券等の学校等向けPRちらしの作成・配布
(エ) 市バス・地下鉄を利用したイベントの実施
○ 夏休み子ども企画券「1DAYお子サマーパス2006」を活用したスタンプラ
リー「ポケモンサマーラリー2006 in ナゴヤ」の実施
○ 「第8回にっぽんど真ん中祭り」と連携したスタンプラリー「地下鉄DEどまつ
りラリー」の実施
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オ
料金・乗車券のPR
○ 新乗車券制度PRパンフレットの町内会回覧
○ 一日乗車券施設割引パンフレットの配布
○ 行事用一日乗車券等中学校向けPRちらしの配布
○ 料金パンフレット「インフォメーション」の配布
○ ドニチエコきっぷPRポスターの掲出
カ
企業等への営業活動の推進
(ア) 省エネルギー法の改正をふまえた営業活動
(イ) 定期券販売促進のための営業活動
○ 企業等への営業活動
通勤定期券の一括購入の販売促進や、企業の定期券購入の実態調査な
どを目的とし、係長級以上職員232人が、名古屋市内525社(従業員300
人以上)等に対し、電話による案内や訪問による説明を行った。
(セールスポイント)
・ 改正省エネルギー法の施行(平成18年4月1日)による、企業に対する従
業員の通勤等の公共交通利用の努力義務化
・ 通勤手当の縮減
・ 販売協力費制度
・ 交通局ウェブサイト等による販売協力企業の紹介
・ 定期券の一括購入やツカッテイキ制度による事務の簡素化
キ
地下鉄駅・市バス営業所におけるキャンペーン等の展開
○ 地下鉄駅、バス車内、バスターミナルにおいて、新乗車券制度のPR活動・
販売活動を実施
○ 夏休み乗車券「1DAYお子サマーパス」、「ドニチエコきっぷ」のPRと合わせ、
夏休みの利用促進のPR活動を実施
○ 区民まつりなどのイベントに参加し、PR活動・販売活動を実施
ク
集客施設・各種イベントとの連携
連携の対象
東山動植物園
内容
○「動物シリーズ」ユリカの発売(第1回:コアラ、第2回:キリン)
平成19年3月に開園70周年を迎える東山動植物園へ
の、市バス・地下鉄による来場者増を図る。
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名古屋城本丸
○「名古屋城本丸御殿復元特製ユリカ1000」の発売
御殿復元事業
発売金額1,100円 (「本丸御殿積立基金」への寄附金
100円を含む、名古屋城観覧料の割引券付き)
○本丸御殿を絵柄とするユリカの発売
にっぽんど真ん
○記念ユリカの発売
中祭り(第8回)
○スタンプラリー「地下鉄DEどまつりラリー」の実施
ナゴヤドーム
○ドラゴンズ・トレイン2006の運行(平成18年3月~)
及び
名城・名港線の1編成をドラゴンズイメージでラッピング
隣接する大規模
し、 車 内 ポ スター な ど を 使 っ て ド ラゴ ン ズ 情 報 を満 載 し、
商業施設
運行している。
○ドラゴンズ展示「ドラゴンズロード2006」(平成18年3月~)
地下鉄ナゴヤドーム前矢田駅通路において、ドラゴンズ
の選手やプレーシーンを写真などにより紹介している。
テレビ塔
テレビ 塔のリ ニ ューアルに合わせて、一 日 乗車券、ド ニチ
エコきっぷによる入場料割引を、地下鉄駅イベント案内コー
ナー等へのタイアップポスター掲出によりPRした。
(2) 附帯事業収入の
附帯事業収入 の 拡大
区 分
17年度予算(A)
バス
地下鉄
ア
(単位 百万円・税抜)
18年度予算(B)
増減(B)-(A)
468
476
8
5,102
5,590
488
新たな広告手段の開発
○ 駅マルチ広告
駅のホームや改札口付近のまとまった空間で、複数の柱などを集中的に
使用する広告。(名古屋駅、栄駅、金山駅、伏見駅の各駅構内で実施)
○ 地下鉄駅名板下広告
駅ホームの駅名板の下に、駅に近接する企業、施設の名称を表記する広
告。(平成18年4月1日から、栄駅など13駅で掲出開始)
○ 映像広告
駅ホームに設置 した42インチ液晶ディ スプレイに、広告、ニ ュース、行政
広報、交通局広報などを表示するもの。(栄駅、伏見駅の駅ホームで実施)
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イ
お客様の利便性向上の視点からの展開
お客様の利便性向上の視点をふまえ、駅構内においてパソコン等からインタ
ーネットが利用できる公衆無線LANの整備を進め、平成18年度は、サービスが
利用できる駅を10駅から81駅に拡大する予定である。
ウ
ソフト施策の展開
ハローキティ根付やオリジナルピンバッジ(「地域巡回バス」「ハッチー」)など、
オリジナルグッズの企画・販売を行った。
エ
資産の有効活用
市バス旧那古野営業所用地について、平成17年度に、用地活用事業者の
募集(事業者募集コンペ)を行い、選定委員会による事業計画の内容及び購入
価額の総合的な審査をふまえ、実施事業者を決定した。(売却価額 152億円)
4
新 たな組織風土
たな 組織風土づくり
組織風土 づくり
研修の充実
○外部専門家による接客サービス研修の充実
表彰制度の活用
○表彰制度の充実の検討
○優良職員に対する昇給短縮措置の検討
○「コミュニケーション報酬」の検討
職員参画
○現場の意見を取り入れる、組織横断型プロジェクトの創設
(「稼ぐ手足の輪」「大きな耳の輪」「変える知恵の輪」)
○業務改善運動「ハッチーカップ」の実施
○ISO9001の認証取得
平成19年度におけるモデル営業所・地下鉄駅での認証
取得に向けて、準備を進めている。
○職員提案制度の拡充
管理職の
○「メッセージカード」による現場職員の鼓舞
率先垂範
○早朝点呼の 立会い など、現場職員 との 積極的な コミュニ
ケーション
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5
市民・
市民 ・ 利用者との
利用者 との協働
との 協働
(1) 「 市営交通事業」
市営交通事業 」 を 支 え 、 育 てていくための利用運動
てていくための 利用運動の
利用運動 の 展開
○ 「市営交通懇談会」「市バス・地下鉄 地域懇談会」「交通局出前講座」にお
ける、交通局の現状などの情報提供とご利用のお願い
○ 市バス・地下鉄ファンクラブ「ハッチーキッズクラブ」の運営
○ 市バス・地下鉄環境家計簿モニターの実施
自家用乗用車の代わりに市バス・地下鉄を利用した場合のCO 2 削減量を、
「なごや乗換ナビ」が表示する機能を活用して記録する。
(モニター完了者 190人)
(2) 市民・
市民 ・ 利用者と
利用者 と 連携した
連携 した活動
した 活動
○ ばすちか‘お助け’ボランティアの拡充
市バス・地下鉄をご利用される際に、高齢者や障害者や不慣れな方など
を見かけた場合、その方を助けていただく市民ボランティアを募集する。
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