日本教育法学会 2015 第 45 回定期総会プログラム 昨年、首長主導型地方教育行政制度への転換を狙う地方教育行政法改正と、教授会権限 の縮小や国立大学にガバナンス改革を押し付ける学校教育法・国立大学法人法改正が強行 されました。また、安倍政権は、戦後学校教育制度の包括的な改変を目指し、学校体系の 再編や道徳の教科化を推進しようとしています。そこで本学会では、2014 年5月 11 日、 会長声明「地方教育行政法・学校教育法・国立大学法人法の改正案の撤回・廃案を求める 声明」を発表し、現政権が進める教育法制改革を批判しました。 法政大学で開催される第45回定期総会(実行委員長 佐貫浩会員)では、全体テーマを 「戦後70年と教育法」とし、教育法学・憲法学の視点から、安倍「教育改革」の現段階を 把握し、それを克服する理論的課題を検討します。会員の皆様の積極的なご参加をお願い 申し上げます。 2015 年 4 月 日本教育法学会会長 市川須美子 記 1 期 日 2015 年 5 月 30 日(土)∼5 月 31 日(日) 2 会 場 法政大学市ヶ谷キャンパス (東京都千代田区富士見2丁目171) 3 全体テーマ 戦後 70 年と教育法 4 ご案内 (1) 参加費 (2) 会 費 (3) 懇親会 (4) 昼 食 総会参加費(資料代を含む)は、会員、傍聴者とも 1,000 円です。 今年度までの会費に未納分がある方は、受付で会費の納入をお願いい たします。従来 B 会費会員(3,500 円、年報なし)であった会員は、 できるかぎり、A 会費会員(7,500 円、年報あり)への移行をお願い いたします。 5 月 30 日の夕刻、会員相互の親睦をはかるため懇親会を開催いたし ますので、奮ってご参加ください。参加費は 4,000 円です。 近隣の飲食店をご利用ください。 ★ 総会準備のため、総会及び懇親会への参加状況を把握させていただきたく存じます。 同封のハガキまたは電子メールにて、出欠のご予定を 5 月 13 日(水)必着で事務局 までお知らせください。 日本教育法学会事務局 〒464-8601 名古屋市千種区不老町 名古屋大学教育発達科学研究科 教育行政学研究室気付 TEL/FAX 052-789-5055 e-mail : [email protected] URL : http://jela1970.jp 第1日目 5月30日(土) 受付開始(外濠校舎2階) 午前9:00 ※外濠校舎の外濠側の入口(セブンイレブンが目印)からお入りになり、正面の階段を2階までお上がりください。 ◆ 自由研究発表 (9:30∼12:00) 発表A(58 年館 7 階 572 教室) 司会 片山等(国士舘大学) (1)全国学力テストにおける特別支援教育の位置づけについての考察 坂井辰巳 (元愛知県公立小学校教員) (2)近代日本における体罰禁止規定成立過程の再検討 (3)子どもの権利論における主体の問題について 吉田卓司 (藍野大学) 伊藤健治 (北海道大学大学院) 発表B(58 年館 7 階 573 教室) (1)イギリスの教育政策における統制 (2)小中一貫校(義務教育学校)の教育制度論的検討 (3)新自由主義とM・フーコーの生政治: 司会 山岸利次(宮城大学) 永田喜裕 (名古屋大学大学院) 山本由美 (和光大学) 排除を含む評価と制裁によって生きることを管理するシステムとしての教育世界の出現 佐貫浩 (法政大学) 発表C(58 年館 7 階 574 教室) (1)道徳の教科化とキリスト教系私立学校の苦悩 (2)公立学校教員採用制度に関する教育法的検討: 大分県教員採用取消処分取消請求訴訟を中心に (3)自衛隊と連携する教育の状況とその法的考察 司会 丹羽徹(龍谷大学) 中村英 (東北学院大学) 土屋基規 (神戸大学名誉教授) 永井栄俊(元東京都立高校教員) ◆ 事務総会 (13:00∼14:00、58 年館 4 階 843 教室) 主要議事:学会活動、年報編集委員会、会計報告・監査ほか ◆ 研究総会 (14:00∼17:00、58 年館 4 階 843 教室) 報告(1) 安倍政権の教育改革の位置とねらい 渡辺治 (一橋大学名誉教授) 報告(2) 政府の教育言論 蟻川恒正 (日本大学) ◆ 懇親会 (17:30∼19:30、ボアソナードタワー26 階A会議室) ※ 会員控室は、「情報ルーム」(58 年館 2 階)に用意しております。なお、30 日(土)・31 日(日) の昼食時は、分科会・公開シンポジウムの打ち合わせを行いますので、静粛にご利用ください。 第 2 日目 5 月 31 日(日) 受付開始(外濠校舎 2 階) 午前9:00 ※外濠校舎の外濠側の入口(セブンイレブンが目印)からお入りになり、正面の階段を2階までお上がりください。 ◆ 分科会(9:30∼12:30) 第一分科会「大学法制の変容と大学の自治」(58 年館 5 階 855 教室) 司会 井深雄二(奈良教育大学) 石井拓児(名古屋大学) 報告(1) 学校教育法改正等と大学の自治 光本滋 (北海道大学) 報告(2) 私立大学改革と経済界の大学構想 丹羽徹 (龍谷大学) 第二分科会「学校制度の複線化・民営化と教育を受ける権利」 (58年館5階 856教室) 司会 今野健一(山形大学) 小泉広子(桜美林大学) 報告(1)学校体系複線化の現代的特徴と課題 谷口聡(中央学院大学) 報告(2)就学義務から「多様な学び保障」へ: 義務教育段階における国家の役割と子どもの学ぶ権利 西原博史(早稲田大学) ◆ 公開シンポジウム(13:30∼16:30、58年館4階 843教室) 「道徳教科化の教育法的検討」 司会 成嶋隆 (獨協大学) 福島賢二 (埼玉大学) 報告(1) 道徳教育の歴史的分析:道徳教科化の新保守主義的動因 三宅晶子(千葉大学) 報告(2) ゼロ・トレランスに基づく学校懲戒の変容の教育法的検討: 道徳の教科化と学校懲戒の非教育化 世取山洋介(新潟大学) 報告(3) 道徳教科化の教育法的問題点 安原陽平(東京学芸大学) 会場案内 ○ 最寄り駅から法政大学市ヶ谷キャンパスへのアクセス 【JR線】 総武線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分 【地下鉄】 都営新宿線:市ヶ谷駅下車徒歩10分 【地下鉄】 東京メトロ有楽町線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分 【地下鉄】 東京メトロ東西線:飯田橋駅下車徒歩10分 【地下鉄】 東京メトロ南北線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分 【地下鉄】 都営大江戸線:飯田橋駅下車徒歩10分 ○ 法政大学市ヶ谷キャンパスマップ
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