共済制度の歴史

骨格筋のインスリン抵抗性が肥満の引き金
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参考
最近、エール大学のグループは、骨格筋のインスリン抵抗性がメタボリック症候群を引き起こす最初のステップであることを報告した。BMIが
22-24の男性をインスリン感受性度で2グループに分け、食事(55%炭水化物、10%蛋白質、35%脂肪)を摂取してから、筋肉のグリコーゲン量を
MRI(核磁気共鳴画像法)で調べたところ、インスリン感受性群に比べて、抵抗性群ではグリコーゲン生成が61%減少していた。肝臓のグリコー
ゲン量は2群間で有意差はみられなかった。しかし、肝臓の中性脂肪量を調べると、インスリン抵抗群がインスリン感受性群より2.5倍増加し
ていた。また、血清中のインスリンと中性脂肪は、インスリン抵抗性群で、約2倍増加していた。メタボリック症候群で増加する血清アディポネク
チン、TNF-α、RBP-4、IL-6などは、両群で差はなかった。
このことより、メタボリック症候群の初期段階に、骨格筋のインスリン抵抗性が関与しており、アディポネクチンなどの増加は2次的なものであ
ると考えられた。(KF Petersen et al, PNAS, 104, 12587, 2007.)
図左の正常状態(インスリン感受性)
の筋肉と肝臓は、グリコーゲンを新生
し貯える。しかし、図右のように骨格
筋がインスリン抵抗性になると、エネ
ルギー貯蔵の分布が変化し、肝臓で
の中性脂肪合成が促進し、脂肪肝や
内臓脂肪増加を引き起こす。これによ
りメタボリック症候群が生じる。
インスリン抵抗性を防止あるいは改善
する方法は、少し強い運動をすること
により骨格筋内のグリコーゲンを定期
的に消費することです。しかも、これを
習慣化することが大切です。
http://www.ict.ne.jp/~miki-nk/obesity.html
メタボリックシンドロームのメカニズム
飲酒
肝臓でのアルコ
ールの分解
骨格筋のグリコーゲンの消費
不足
ブドウ糖から中
性脂肪の合成
が刺激さえる
骨格筋のインシュリン抵抗性
運動
不足
肝臓でブドウ糖から中性脂肪
の合成が促進
脂肪細胞での脂肪蓄積
肥満
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血糖値の増加
メタボリックシンドローム
生活習慣病 (糖尿病・動脈硬
化・脳・心疾患)
運動により骨格筋でグ
リコーゲンが消費され
るとインシュリン感受性
となり、
肝臓では、ブドウ糖⇒
グリコーゲンの正常回
路が働く
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中性脂肪の分解
身体のエネルギー源としてはまず始めに筋肉に
蓄えられたグリコーゲンが使われ、その後血液
中のグルコースが利用される。 さらに必要に応じ
て体内に蓄積された中性脂肪が脂肪酸に分解さ
れ、エネルギーとして利用されるようになる。
中性脂肪はエネルギーの貯蓄の役割があるため、
必要に迫られなければなかなか使われることは
無い。 この中性脂肪が主に利用されるのは、少
なくとも十分以上の有酸素運動が必要とされてい
る。
運動無しで痩せようとすると、中性脂肪よりも筋
肉などのタンパク質がエネルギーとして利用され
てしまう。
また、管理されていない糖尿病などによって高イ
ンスリン血症などを持つ場合、中性脂肪が利用さ
れにくくなってしまうことが知られている。 インスリ
ンはグルコースをエネルギーに変換する働きだ
けでなく、中性脂肪を合成したり分解を抑制する
働きを有しているのであ
http://diet.k-igaku.com/term_102.html
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