大学における学びの変容 と ことばの教育 京都精華大学人文学部 筒井 洋一 [email protected] 目次 1.異分野からの参入 2.大学を取り巻く変容 3.初年次教育としての日本語表現法 -横に広げる4.生涯学習としての日本語表現法 -縦に繋げるー 5.場の重要性 1.異分野からの参入 日本の大学における日本語表現法 専門家が遅れてやって来た 1990年代後半〜 全国の大学のほぼ3分の2で実施 グラフ参照 文書作成等の訓練 大学における教育内容等の改革状況について 文部科学省2008年6月 2.大学を取り巻く変容 ー外からの衝撃ー 1991年 大学設置基準の大綱化 1998年 大学審議会答申 学 部教授会で教養教育を議論 2008年 中央教育審議会答申 入 3.初年次教育としての 日本語表現法-横に広げる教育内容・ 手法は既に確立 1)アイデアを視覚化するスキル 2)文章をロジカルに構成するスキル 3)文章の型を身につける (早稲田大学 向後千春) 課題 1.担当者養成・確保 2.カリキュラム中の位置づけ 4.生涯学習としての 日本語表現法-縦に繋げるー 大学での日本語表現法を 高校や社会(企業)と 結びつける 大学全入時代 入学者選抜機能が低下 では、どこで教育するのか 「従来、主に過度の受験競争の緩和の観点か ら、入学者選抜の改善等が推進されてきたが、 今後は、各学校段階で最低限必要な知識・技 能等を身に付け、若者が人生の階梯を着実に 歩んでいく仕組みを再構築していくことが重 要である。」 (2008年 中央 教育審議会) 入試方式の変化 従来 現在 筆記試験 筆記試験+推薦+AO 高校 大学 正確さ、社会のルール 創造性、チームワーク 目標の乖離 大学 発表力 レポート作成・ チー ムワーク 企業 「社会人基礎力」 行 動、思考、チームワーク 高校・大学の教育連携 5.場の重要性 日本語教育学会での体験 事件は現場で起こっている 自己との接点を問う テーマ: 夢 10年後の輝いた自分 異なる専門を持つこと 研究者と教育者 大学教育と若者感覚とのずれ 既存の学問体系のゆらぎ 携帯電話のコミュニケーション オタク文化 五感を駆使した学び ワークショップの技法 身体性の回復 事例紹介 1.メディア企画 2.初年次演習 日本語表現法の目的 現在は、 1.表現レベルが向上すること 今後は、 2.自己変容をもたらすこと ご静聴 ありがとう ございました
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