前鋸筋の発生する 押手エネルギー

前鋸筋の発生する
押手エネルギー
赤門支部
山中 恒夫 氏提供
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松本試算による矢速
弓のばねの位置エネルギ=弓の強さx矢束
2. 矢の運動エネルギ=1/2mV2
ここに m:矢の目方
V:矢の0点の速度(矢の別れと見る)
3. 弓の重心の運動エネルギ=1/2Mv2
ここに M:弓の目方
v :弓の重心の速度(矢速の1/27)
4. 弓のばねエネルギ=矢の運動エネルギ+弓の運動エ
ネルギ
1.
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計算すると(単位を考慮して)次のスライド
この試算は多くの人の実測矢速によく一致する
理論速度(松本速度)
SQRT(C*9.8*(D-E)/100/((0.1714)^2*G/10^3+F/10^3))*3.6 (Exel)
VMATUMOTO=
C:弓の強さ kg
D:矢の長さ cm外竹基準
E:把の高さ cm外竹基準
F:矢の目方 gr
G:弓の目方 gr
母機の持つ速度とエネルギ
母機の速度 V1
 母機系の質量
:M+m
(弓と矢の質量)
 母機の速度エネルギ:
½(M+m) V12
:このエネルギが
押し手の爆発のエネルギ
 矢の合成速度
:V1+V
この間 V1(t)>V(t)でないと矢は弦より先行する
 V1 には弓返りによる回転運動の速度も加味される
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(注ーー母機と言う言葉はロケット打ち上げの1段ロケットをイメージした)
2つのエネルギ源の発生する速度の合成
速度のベクトル合成である(力の合成ではな
い)この方向が的中を支配する
 速度が実矢速になる
 母機の速度を誇張して大きく書いている
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合成矢速
体の中心
V1
VMATUMOTO
母機の持つエネルギの発生源
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この速度エネルギは上腕骨・橈骨・尺骨が一つに
なって、27ミリ秒の間に基準点に対して動くエネルギ
で 力x動く距離 で表される
脳の命令は伝達に毎秒6mかかる
離す命令が出てから押し手が動くのに約15ミリ秒か
かる
測定の結果離している人は30ミリ秒後に動いている
27ミリ秒までは前鋸筋・上腕3頭筋が弓に対して
張っている会の力である