ダクトレスリフロー炉と

ダクトレスリフロー炉と
温度プロファイルシミュレータ
2008年9月6日 BPAS会合
立命館大学大学院
テクノロジー・マネジメント研究科
竹岡紫陽
[email protected]
Contents
1-前回会合のまとめ
リフロー炉とは
これまでのリフロー炉の問題点
GT社のリフロー炉の特徴
リフロー炉のジレンマ
温度プロファイルシミュレータの提案
シミュレータによって改善されること
2-シミュレータをビジネスにつなげるには
リフロー炉コンサルティングモデルの提案
検査機メーカーにとってのメリット
検査機メーカーにとってのリスク
リフロー炉とは
温
度
時間
これまでのリフロー炉の問題点
• 環境負荷が高いこと
• ダクト、隣接ゾーン間の熱干渉
GT社ダクトレスリフロー炉の特徴
• ダクトレス化によって環境負荷が減少
• 隣接ゾーンの熱影響を受けない
• 正確な温度管理が可能
リフロー炉のジレンマ
基盤の不良の原因
現象
加熱不十分
接着不良
過加熱
部品不良
発見
外観検査
部品の故障
如何に接着不良をなくし、部品へのダメージを少
なくするかがポイント
温度プロファイルシミュレータの提案
マウントデータ
部品のデータ
実装基盤のための
温度プロファイル 温度プロファイル
シミュレータ
ハンダ温度
最適化機構
プロファイル
リフロー炉
フィードバッ
クシステム
検査装置
シミュレータによって改善されること
• 不良品率を下げ、生産性が向上する
• 熟練に頼らなくても作業が最適化できる
• さらなる省エネが見込まれる
リフロー炉コンサルティングモデル
の提案
フィードバック・システム
入力データは
最適か??
基板
シミュレータ
理論的最適化
実装
検査
実績データの蓄積
改善点の発見
検査機メーカーにとってのメリット
• 継続的なサービスによって付加価値が向上
する
• 個別企業にあったソリューションが展開できる
• 環境負荷をさらに減らすことができる
検査機メーカーにとってのリスク
• 温度管理が正確にできるリフロー炉が必要
(GT社のリフロー炉の普及による)
• 接着不良は改善されるが、部品不良への改
善を数値で示すことはできるのか
• コスト以上のValueはあるのか
Special thanks
• 報告をまとめるにあたってBPAS定期会合と
は別に、下記の方から特別な協力を頂きまし
た。感謝いたします。
• 阿閉宏明(京都大学大学院 医学研究科)
• 伊藤知之(京都大学経営管理大学院)