Twitterに 自己投影する 若者の心理

SRC中間発表を終えて
~考察~
0 ①SNSによっていったい誰の何が変化したのか
0 ②その変化によって何が欠落してしまったのか
0 ③そもそもSNSは果たして悪いことなのか
←前回提示したTwitter使用例
右:女子ツイート
左:バカッター
30年前と今
30年前(ポケベル)
0 連絡
今(スマホ)
0 連絡
0 娯楽
0 仕事
0 生活
30年前の環境
0 対人コミュニケーション+ポケベル
0 家族、友人とは直接会って用件を伝える
0 外界とのふれあい多い(電車の中、お店等)
今の環境
0 SNSコミュニケーション+対人コミュニケーション
(学校、家)
0 生活の基軸にスマートフォンがある
0 外界とのふれあい少ない(話す必要ない)
“他者とのつながり方”
の違い
0 30年前(の人)なら、
0 「あめちゃん食べる?」
0 「今日はいい天気ですね~」
0 「(転んだ人がいたら)大丈夫?」
0 「うるさいわよ」
・・・などの気遣い、注意
0 今は、
0 「・・・(迷惑だなぁ)」
0 「・・・(まぁいっか)」
0 「・・・うぃっす」
→めんどくさい、
コミュニケーションを最小限に
30年前は、
0 他者とつながるツールが無い(少ない)から、
自発的なコミュニケーション
をすごく大事にする。
今は、
0 他者とつながるツール(スマホ)を物心ついた時点
で持っていると、
直接他者とコミュニケーションをとる必要がない
他者に興味がない、どうでもいい
問題発見
SNSによって、
①現代の若者の他者とのつながり方が変化した
②その変化によって対人コミュニケーション力、そ
の意欲が損なわれれた
③・・・
②がなぜ必要かということを提示して、SNSを否
定的に述べたい
過去に戻った方がよい?
A.そういうわけではない。
0 得た利便性にひきかえて何かを失うのは当然
0 自由のための不自由さ
Ex.
ファミレスやレストランで手軽においしい料理が食
べられる
→家で料理をする(意欲)回数が減る
SNS、スマートフォンについて言及
している団体、記事をピックアップ。
Ex①対話学舎えんたらいふの活動
○目的
"子どもからおとなまで"幅広い層の人間関係やコミュニ
ティ形成の場面で対話(ダイアローグ)が果たす役割・効
用・可能性を、地元練馬で広めていきたい。
○活動
「SNSをやめてみて考えるコミュニケーションの在り
方を話す会」なども開催
→次スライドで言及
公式HP
http://nerimachi.jp/hiroba/group/entalife.php
Ex②議論「スマートフォン世代
は無礼になっている?」
0 Ex.飲食店を複数ネット予約し、都合のわるい方は当日
ドタキャン
⇔客側からは非常に融通が利く
0 Ex.公演中や客前であっても疑問をインターネットを使
いスマートフォンを操作してしまう
⇔臨機応変な対応が可能
参考:ニューズウィーク瀧口典子氏
http://blogos.com/discussion/2013-02-05/smartphone/
過去に比べて何を失った?
SNSを現代から除外することは難かしいが、SN
Sのある時代の前後での違いを理解し、コミュニ
ケーションの違いを把握することが大事である。
今後の研究として、解決策を具体的に提案していき
たい。
ご清聴ありがとうございました