プレゼンテーションとは?

「プレゼン資料を作る前に..」
福井大学大学院工学研究科
本田 知己
プレゼンテーションとは?
•相手を説得・納得させるための技術
•成否は構成(ストーリー)で決まる
プレゼンテーションの要点
•複数を相手にする
•正確にわかりやすく
•時間が限られている
•特定の場所で行う
戦略的プレゼンテーション・アプロ-チ
•相手,場所,場面によって構成を変える
•誰に,何を,伝えたいかを明確にする
•相手をよく知る
プレゼンテーション技法の基礎の基礎
•わかりやすく,簡潔に,印象深く
•姿勢,声のトーン,爽やかさ,明るさ
•アイコンタクト(全体に),間の取り方
•サインポストで聞き手をナビゲーション
•挨拶で始まり,挨拶で終わる(両端効果)
サインポスト(道標)でナビゲーション
•まずはじめに,・・・
•第一の理由としては,・・・ スライドが無くても,
聞き手に話の構成を
•第二の理由としては,・・・ 想像させる言葉をつ
なぐ
•最後の理由は,・・・
•以上の理由により,結論として・・・
プレゼンテーションの構成
•PREP法,SDS法
(Point⇒Reason⇒Example⇒Point,Summary⇒Detail⇒Summary)
•Three Reasons Method(3点法)
(3つの強力な理由と具体例)
•結論(大事なこと)から話す
(起承転結を捨てる)
•プレゼンは料理のレシピ
誰に,何料理を食べさせたい?
a. 買い出しに行く・材料を仕込む(情報・データをそろえる)
b.料理する(構成を考える)
c.盛りつけ・飾り付けをして出す(納得させる)
見出しのつけ方
•新聞的な見出しに
(それだけで中身を想像できるように)
•サインポストを見出しに使わない
(サインポストは言葉(しゃべり)で)
プレゼンテーションの三原則
わかりやすく
相手の納得を
•論理的に,項目で整理
引き出すために
•具体例を使って説明
•相手の理解度に応じて,わかりやすい言葉で
簡潔に
「~て,・・て」という,
”千手観音言葉”を避ける
•短い文章で,的確な言葉を使って
•リハーサルを十分に行う
•シンプルに
印象深く
•意外性のある切り出し方の工夫
•出だしと結びの工夫
Attention Get !
&
•山場を強調
Big Ending !
プレゼンテーションの組み立て例
導入(Introduction)-つかみ(Attention Get !)
結論
結論を支える理由(Reasons & Examples)
・理由と具体例1~3
結論の確認(Conclusion)
結び(Big Ending !)
プレゼン準備チェック表
 タイトル-目的-結言が1対1で対応していますか?
 研究のオリジナリティと得られた成果(結果のアピールポイント)
をそれぞれ1行で説明できますか?
 類似研究の経緯や成果・問題点について説明できますか?
 パワーポイント中のキーワード(専門用語)を説明できますか?
 測定(分析)結果について複数の方法で検証しましたか?
 装置の測定原理、測定精度、測定対象を理解していますか?
 数値データに基づいた説明になっていますか?
 データの再現性について検討しましたか?
 考察を裏付ける根拠資料(データ、文献、他)は十分ですか?
 絵(マンガ)や表にまとめる工夫をしましたか?
 字の大きさは20ポイント以上ですか?
 文字に使ってはいけない色(黄色、水色、黄緑色)を使っていません
か?