平成18・19年度 文部科学省委嘱事業 埼玉県教育委員会指定・杉戸町教育委員会委嘱 育 て よ う ! 心 の 杉 を 研究推進校 杉戸町立高野台小学校 Email URL 〒345-0045杉戸町高野台西5丁目16番地 TEL 0480-33-3110 FAX 0480-33-3023 [email protected] http://www2.town.sugito.saitama.jp/takasho-es/ 杉戸町立広島中学校 〒345-0024 杉戸町大字堤根4759番地 TEL 0480-34-5791 FAX 0480-35-2002 [email protected] http://www2.town.sugito.saitama.jp/hiroshimachu-jhs/ あいさつ 杉戸町教育委員会教育長 内田弘之 杉戸町では、平成18・19年度文部 科学省の委嘱事業であります「児童 生徒の心に響く道徳教育推進事業」 の指定を埼玉県教育委員会から受け 研究主題を「共に感じる豊かな心を はぐくむ道徳教育の推進」と設定し研究を進 めてまいりました。杉戸町は、水と緑の豊か な自然に恵まれた田園の街として地域の開発 とともに、急速に都市化が進んできました。 一方で、地域住民の価値観の多様化、核家族 化、共働きの増加などにより、家庭と地域の 教育力の低下傾向やしつけの不徹底などの課 題が見られるようになりました。 杉戸町教 育委員会では、「家庭でしつけ、学校でおし え、地域でそだてる」を合い言葉に、家庭・ 学校・地域社会が一体となった「地域ぐるみ の道徳教育」を推進することが必要と考えま した。そこで、授業参観や情報交換・広報活 動等を行い、連携が図れてきました。今後も 研究の成果を生かし、より一層心に響く道徳 教育が推進されるよう、一丸となって取り組 んでいくことを期待しております。結びに、 本日御講演をいただく押谷由夫先生をはじめ、 多くの皆様からご指導を賜りましたことにお 礼申し上げ、あいさつといたします。 杉戸町道徳教育運営協議会長 須田 博 杉戸町では、町教育委員会、町内の 小・中学校代表、連合PTA代表、子 ども会育成連絡協議会代表、有識者で 構成する杉戸町道徳教育連絡協議会を を立ち上げて、家庭・学校・地域が一 体となって道徳教育を進め、子どもたちの豊 かな人間性を育成したいと考えました。子ど もたちの道徳性を総合的・実践的に養い、豊 かな心を育む教育を推進し、内面に根ざした 道徳性を養うためには、道徳教育の充実と豊 かな体験活動との連携を図ることが大切です。 学校教育の中では、道徳の時間の確実な実施 と授業の充実・工夫によって意識の高揚を 図ってきました。自分の生き方を考えさせる 道徳の時間と意図的計画的な体験活動を連動 させて、さまざまな活動を行ってきました。 そして、保護者や地域社会に働きかけて、心 の教育の場にふさわしい教育環境づくりを進 め、道徳的実践力の育成に努めてきました。 今後は、道徳教育で培った道徳的な価値を、 日常生活の中で実践していく指導の在り方や、 保護者や地域への啓発活動とその連携の手だ てを工夫し、より道徳教育の推進・充実をめ ざしていきたいと存じます。 【指導者】 昭和女子大学教授 埼玉県教育局県立学校部生徒指導室長 埼玉県教育局県立学校部生徒指導室長付指導主事 埼玉県教育局東部教育事務所長 埼玉県教育局東部教育事務所主席指導主事 埼玉県教育局東部教育事務所指導主事 埼玉県立総合教育センター指導主事 春日部市立春日部中学校長・埼玉県道徳教育研究会長 杉戸町教育委員会教育長 杉戸町教育委員会学校教育課長 杉戸町教育委員会学校教育課主幹兼指導主事 杉戸町教育委員会学校教育課指導主事 杉戸町教育委員会学校教育課指導主事 元さいたま市立日進小学校長 行田市立埼玉小学校長 越谷市立大袋中学校長 越谷市立南中学校長 大利根町立豊野小学校教諭 久喜市立久喜東中学校教諭 押谷 由夫 石川 稔 古川 慶子 岩崎 明良 横塚 雅光 大友みどり 松本 幸子 山西 実 内田 弘之 石川 勉 武井知英子 藤﨑 顕孝 麻生 雅彦 坂井 俊夫 廣瀬 仁郎 中村 末子 石塚 保二 山岸 清子 夘木 昌宣 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 先生 【平成18年度にご指導いただいた先生方】 杉戸町立杉戸中学校長(杉戸町教育委員会学校教育課長) 山口美佐夫先生 埼玉県教育局県立学校部生徒指導室長付指導主事(杉戸町教育委員会学校教育課指導主事)堀井 仁 先生 三郷市立彦成小学校長(埼玉県教育局東部教育事務所主席指導主事) 有田るみ子先生 春日部市立豊春中学校長(埼玉県教育局東部教育事務所主任指導主事) 小島 利明先生 研究課題 ①生命を尊重する心や 自己肯定感をはぐくむ道徳教育 ⑧特別活動や各教科、総合的な学習の時間 における指導の工夫や有機的な関連 研究主題「共に感じる豊かな心をはぐくむ道徳教育の推進」 研究主題設定の理由 研究仮説 子どもたちを取り巻く環境は、少子化・ 核家族化など社会状況の変化と共に、自然 や動植物とのふれあいの機会が減少し、一 人遊びの増加、社会体験の不足が顕著に なってきた。 これらが一因となって人間関係が希薄に なり、いじめ、生命尊厳の軽視や規範意 識・自尊感情の低下、基本的生活習慣の崩 れ等が大きな問題とされ、心の教育のあり 方が問われている。 そこで、子どもたち一人一人が自分自身 をよく理解し、児童生徒一人一人が学んだ 道徳的価値の自覚を高めながら、道徳的実 践力につなげることが重要となる。 そのためにも、家庭・学校・地域が一体 となった道徳教育の推進を図ることが求め られている。 1 子どもたちが生活の中での豊かな体験 を通して、自分に自信が持てる様々な取 組を行うことで、自尊感情がはぐくめ、 豊かな心を培えるのではないか。 2 児童生徒の実態に合わせて、道徳的価 値の内容項目の重点化や価値の深化が図 れるよう授業方法の改善を行う。 そして、道徳的価値を各教科や特別活 動、総合的な学習の時間と有機的な関連 を図ることで、道徳的な実践力も高まり 道徳の時間が充実できるのではないか。 3 杉戸町道徳教育運営協議会を設置し、 「家庭ではしつけを、学校では知恵を、 地域では生き方を」示すことで、家庭・ 学校・地域の三者が一体となって行う道 徳教育を推進できるのではないか。 運営方針 これからの教育において育成する「生きる力」の中核となる『豊かな人間性』を養い 人間としての生き方を身につけ、実践できる児童生徒の育成を目指す。 そのために、学校の教育活動全体を通じて道徳教育を行うと共に、家庭・学校・地域 の三者が互いに連携し、適切に役割を分担しあうことで道徳教育の充実を図る。 運営組織 学校部会 ○特別活動や各教科、総合的な学習の時間におけ る指導の工夫や有機的な関連を図った道徳教育 の推進 ・道徳的価値の実践化(体験学習の工夫改善) ○生命を尊重する心や自己肯定感をはぐくむ道徳 教育の推進 ・道徳の授業の充実(年間35時間の確保) ・内容項目の重点化 ・「心のノート」の活用 ・豊かな体験活動 ・板書計画の工夫 ○「教育に関する3つの達成目標」との関連 ・規律ある態度の育成 家庭・地域部会 ○道徳性の実態の把握 ○家庭教育・地域教育の充実 ○「心の杉を育てよう」啓発活動の 推進 ○地域人材の学校教育活動への推進 ○「教育に関する3つの達成目標」 への取組協力 仮説を検証するための手だて <生活の中で子どもたちが自信が持てる取組の推進:学校部会> 体験による道徳教育 学びの中の体 験で、社会の一 員としての自覚 を深める 試行錯誤に より、主体 的な自分づ くり <道徳の時間の充実を図るための手だて:学校部会> 学年グランドデザイン及 びシラバスの開発 板書計画の工夫と内容項目の重点化 心に響く自作資料の開発 <家庭・学校・地域の三者が一体となった道徳教育の推進:家庭・地域部会> あなたは私の 大事な大事な 宝物 小沼智子 (西小・保護者) PTA連合会と連携した 心に響く講演会の実施 「心に響く言葉」 の作品募集 好きなことができなくても、 今やっていることの中に好 きなことを見つければ、きっ と楽しくなるよ。 桂すみれ (杉戸中) 保護者や地域の方への 道徳授業公開 ゲストティーチャーの招聘
© Copyright 2024 ExpyDoc