電気ブランコ

6班
電流と磁界
250421 冨吉静
250427 原優太
250432 藤川聡士
250440 宮本信也
250445 吉田祐斗
○学習指導要領及び学習指導要領解説分析
電流と磁界
理科の有用性
電流がつくる磁界
・磁石や電流が流れて
いるコイルの周りの磁
界を磁力線を用いて理
解する。
・電流の大きさ・方向
によって磁界が変化す
る。
電流が受ける力
電磁誘導と発電
・電流が磁界から力を受ける
ことを電気ブランコなどの実
験で解する。
・コイルと磁石の運動で誘導電
流が得られることを実験を通し
て理解する。
・この原理を身近なものであ
るモーターなどと関連付けさ
せる。
・磁石またはコイルを動かす向
きや磁極によって誘導電流の向
きが変化する。
・電流の向きや磁界の向きに
よって電流が受ける力の向き
が変化する。
・直流と交流の違いを発光ダイ
オードなどの実験で理解する。
教科書比較
〇科学用語について
磁界や磁力線,電磁誘導など普段目にし
ないイメージしにくい科学用語が多い。
定義は短く,簡単な言葉でモデルを使っ
てイメージが持てるように説明する。
重要語句
定義の提案
磁力
磁石の力
磁界
磁力のはたらく空間
磁界の向き
磁界の中で,方位磁針のN極が指す向き
磁力線
磁針のN極の指す向きをなめらかにつないだ線
電磁誘導
コイルの中の磁界が変化すると,コイルに電圧が
生じ,電流が流れる現象
誘導電流
電磁誘導に生じる電流
直流電流
+極と-極が決まっていて,一定の向きに流れる
電流
交流電流
電流の向きが周期的に入れかわっている電流
周波数
交流で,電流の変化が一秒間に繰り返す回数
ヘルツ
周波数の単位
モデル
教科書比較
〇観察・実験
・コイルのまわりにできる磁界の様子を調べる実験
・導線が磁界から受ける力を調べる実験
・電磁誘導の実験
・直流電流と交流電流の違いを調べる実験(教育出版)
直流電流と交流電流の違いを視覚的に確認できる。
・磁石や電磁石の磁界の様子を調べる実験(大日本図書)
コイルのまわりに発生する磁界と磁石や電磁石のつくる
磁界と比較することで,より深い理解へつながる。
コイルのまわりにできる磁界の様子を調べる実験
・5社すべてが鉄粉と方位磁針を用いて磁界の様子を調
べていた。
・コイルの巻き数が出版社によって違った。
・方位磁針を用いることで磁界の向きを知ることが出
来るためもっともよい教材である。
・もっともよいコイルの巻き数を調べる必要がある。
・電流の強さを変えることで,磁界の強さがどのように
変わるか実験するとよい。
導線が磁界から受ける力を調べる実験
・電流を流すものがコイル,アルミパイプ,アルミニウム
はく,太い銅線など様々であった。
・5社中3社がショート回路にならないように抵抗を繋
いでいた。
・磁石の強さを変えて実験していたのは1社のみであっ
た。
・より多くのものに電流を流してみるのがよい。
・安全のため,必ず抵抗はつなぐべきである。
・磁界の強さによって導線に働く力が変わることを学習
するため,磁石の強さを変える実験も行うとよい。
電磁誘導の実験
・正方形のコイルを用いているところと円形のコイルを用いて
いるところがあった。
・5社ともコイルに磁石を出し入れする実験を行っていたが,1
社だけコイルを動かす実験も行っていた。
・より強い電流を発生させる条件を調べる際,コイルを出し入れ
する速さに注目させていたがコイルの巻き数にも注目させてい
たのは1社だけだった。
・正方形のコイルと円形のコイルどちらがよいのか調べる必要が
ある。
・コイル内の磁界の変化で電流が発生することを捉えさせるため,
コイルと磁石を動かす2種類の実験を行うとよい。
・強い電流を発生させる磁石を出し入れする速さ・出し入れする
磁石の速さ・コイルの巻き数の3つの条件を調べるとよい。
教科書比較
〇学びのストーリー
・5社とも磁界→電流の磁界によって受ける力
→直流と交流という大まかな流れは同じ。
・1社のみ小学校第5学年での学習の想起をし
ている。
・5社ともモーターの仕組みから電流の磁界に
よって受ける力を学んでいる。
小学校
第5学
年での
学習を
想起
磁石の
まわり
の磁界
電流のま
わりの磁
界
磁界
モー
ターの
仕組み
電磁誘
導と誘
導電流
電流の磁界に
よって受ける
力
直流と
交流
直流と
交流
1.磁石,電磁石の周りの
磁界を調べる観察・実験
1.磁石,電磁石の周りの磁界を調べる観察・実験
棒磁石の周りの磁界
S極
N極
1.磁石,電磁石の周りの磁界を調べる観察・実験
鉄粉が多すぎて磁
界がよく分からな
い
1.磁石,電磁石の周りの磁界を調べる観察・実験
電磁石の周りの磁界
電流の向きを逆にする
と・・・
2.コイルの周りの磁界の様子を
調べる観察・実験
2.コイルの周りの磁界の様子を調べる観察・実験
コイルの周りの磁
界
電流の流れる向
電流の流れる向き
に対して右ねじ方
きを逆にする
向に磁界ができた
と・・・
3.導線や電流の流れているアルミホイル
が磁界から受ける力を調べる観察・実験
3.導線や電流の流れているアルミホイルが磁界から受ける力を調べる観察・実験
実験の目的
電流を流したコイルや導線,アルミホイルなどが磁石
の発生させる磁界からどのような力を受けるか調べる。
実験の概要
・左図のようなブランコ上の装置を使い確か
める
・アルニコ磁石を使用⇒通常,U字磁石を使用
・実験により確認する「電流の向き」「磁界
の向き」の組み合わせは以下のとおりである。
N
N
S
S
S
S
N
N
3.導線や電流の流れているアルミホイルが磁界から受ける力を調べる観察・実験
N
N
S
S
S
S
N
N
3.導線や電流の流れているアルミホイルが磁界から受ける力を調べる観察・実験
実際の実験では・・・
また・・・
ブランコ状の装置がない場合は
アルミホイルでも代用できる。
メリット
⇒簡単に確かめることができる
デメリット
⇒磁力が弱いと現象が見えにくい
アルミホイルでも同様の結果が出てくる
3.導線や電流の流れているアルミホイルが磁界から受ける力を調べる観察・実験
以上のことから考えること
観察・実験の器具が揃っているとき
⇒ブランコ状の装置を使って観察・実験を行う。
観察・実験の器具が揃っていないとき
⇒アルミホイルを使って観察・実験を行う
注意点
①アルニコ磁石の扱いに気を付ける
磁力が非常に強いため,アルニコ磁石とアルニコ磁石をくっつけないよう
にしたり,磁石にくっつく物にアルニコ磁石をくっつけないようにしたり
する
②コイルが熱を持つのでコイルには安易に触れない
コイルは,電流が流れている間は熱を持つので,観察・実験が終わった班
や生徒から電源装置の電源を切るなどしてコイルが熱を持たないようにす
る
4.電磁誘導の観察・実験
4.電磁誘導の観察・実験
実験の目的
①コイルに磁石を出し入れすることにより電流が発生するこ
と
②出し入れするときの磁石の磁極により電流の流れる向きが
違うこと
③磁石を出す時,入れる時で電流の流れる向きが違うこと
この3点について気づかせる
実験の概要
検流計とコイルをつないだ回路を準備し,コイル
に磁石を出し入れして,電流を発生させるという
もの
4.電磁誘導の観察・実験
S
N
N
S
S
N
N
S
4.電磁誘導の観察・実験
実験上の注意点
あまり弱い磁石を使うと・・・
流れる電流が小さくなり,検流計の振れ幅が小さくなり、“+”
と“-”のどちらの方向に検流計の針が振れたか分かりづらくな
り,磁石を出し入れした際の電流の向きが観察しづらい
⇒使う磁石は弱すぎないものを使うと良いと考えられる。
コイルに出し入れする磁石をアルニコ磁石にする場
合
⇒アルニコ磁石の扱いに気を付けるということであ
る。
コイルが熱くなるということはないので,その点に
おける注意は必要ないと考えられる。
5.直流と交流の電流を調べる観察・実験
5.直流と交流の電流を調べる観察・実験
●直流の電流
・発光ダイオードの+端子に電源の
+極をつなぐ。
→正常に点灯する。
・発光ダイオードの-端子に電源の
+極をつなぐ。
→点灯しない。
電流の向きは常に一定であ
る
●交流の電流
・発光ダイオードのどちらの端子に電
源のどちらの極をつないでも点灯する。
電流の向きは交互に変わりつ
づけている。
5.直流と交流の電流を調べる観察・実験
●直流電源から
電流を受けた発光ダイオードの光り方
●交流電源から
電流を受けた発光
・片方のみ点灯する。
・(発光ダイオードの端子を逆に
てしも)二つとも点灯する。
ダイオードの光り方
5.直流と交流の電流を調べる観察・実験
発光ダイオードの観察
交流電流
直流電流
5.直流と交流の電流を調べる観察・実験
実験を行って・・・
○直流の電源をとして使用する電池の個数は2つでよ
い。
乾電池
2個
乾電池
1個
○発光ダイオードは熱くなるので注意が必要である。
○発行ダイオードの端子は鋭いので危険である。
ご清聴ありがとうございました。