R入門 Chapter 4 順序付き因子と順序無し因子 結城 隆 因子 因子・・・同じ長さを持つ別のベクトルの 要素のグループ化を指示するベクトルオ ブジェクト Rでは順序が付いた因子と順序のない因子の両方 を使うことができる。 因子の例 >tiiki <- c(”mit”, ”hit”, ”mit”,”hit”) 因子はfactor()関数によって作ることができ、 >tiikif <- factor(tiiki) を行えばよい。 因子の水準を知るには、levels()関数を使う >levels(tiikif) [1] ”mit” “hit” となる。 4.2関数tapply()と不ぞろい 配列 関数tapply()は次のように使われる。 tapply(a,b,mean); とすると最初の関数[mean()]を,最初の引 数[a]の成分の,2番目の引数[b]の定義 される各グループに,あたかもそれらが 別個のベクトル構造であるかのように, 適用するのに使われる。 Tapply()関数の例 > height <- c(171,168,173,155) を作り、tiikifとheightを用いて > heightsum <- tapply(height, tiikif, sum) を行うと以下のようになる。 mit hit 244.000 223.000 結果は水準をラベルにもつ要素からなる合計のベクトルであ る。 4.3 順序がついた因子 因 子 アルファベット 順に保管される 順序を指定した場 合は指定した順序 で保管ができる。 順序付きと順序なしの因子の違いは、順 序付きが水準の順序を示して表示される ことにある まとめ 因子・・・これを用いることによってベクトル の要素のグループ化を行うことができる Tapply()関数・・・複数のカテゴリによって分 類されたベクトルの複雑な添え字の操作 を処理できる 宿題 次のように10人の学部生がいるとし、所属研究室ごとに分け 次のように指定する。 > ken <c(”sin”,”iwa”,”sin”,”sas”,”sas”,”iwa”,”sin”,”iwa”,”sin”,”sin”) kenの因子をfactor関数を用いてkenfを作る。 ・ 次に学部生の1ヶ月の出席日数のベクトルを作る。 > attend <- c(20,23,19,14,19,18,21,20,17,22) kenfとattendを使い、tapply()関数を用いて研究室ごとの学生 の 1ヶ月の出席日数の平均を求めよ。
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