PowerPoint プレゼンテーション

授業を設計する(その3)
情報科教育法 後期4回
2004/10/30
太田 剛
目次
1. 後期の授業概要。
2. 授業のテーマを考える。
3. 補足 ラジオを作ろう
1. 後期の授業概要
後期スケジュール・提出物
「ラジオを作ろう」
12月4日 発表会
11月20日-30日の間にメールでエントリー
個別の確認 11/13および11/27
実施場所については検討中
「夏休みの宿題」
11月1日 – 1 1月30日受付
メールで連絡、印刷して提出
3. 授業設計の概要
教育目標は
授業設計に関する情報の収集
情報の授業の設計
相互評価による内容の改良
設計プロジェクトのテーマの概要 1
授業計画案の作成とプレゼンテーション
(1) 生徒に対する授業概要
テーマ:海外旅行計画を作成し、その計画書を作
り上げる。
(2) 授業形態
a. 生徒4-6名のグループ学習
b. 授業時間: 週連続2時間 * 8週 = 16時間
本授業時間の中にはテーマの実施方法説明、
または関連した教科「情報」の最低4時間の講
義を実施すること。
設計プロジェクトのテーマの概要 2
授業計画案の作成とプレゼンテーション
(1) 生徒に対する授業概要
テーマ:情報活用能力を使って悩みを止め
よう
(2) 授業形態
1と同じ
設計プロジェクトのテーマの概要 2
背景
・情報科の目的として情報化自体への対応、
情報を活用したよりより生活の実現があ
るが、
・現実では、多くの人が悩みを持って生きて
る。これを解決するのも一つのテーマ
問題解決の考え方
現状・手段・より良い状態の具体性・明確性
・試験で良い成績をとりたい。
・友達がほしい、文化祭りで楽しいことがした
・身の回りの困った問題を解決してみよう。
= 計画 具体性・明確性を高める
実施 手段を遂行してより良い状態にする。
授業設計における問題解決の設定
現状
手段
良い状態
具体性 明確性 具体性 明確性 具体性 明確性
旅行
計画
-
-
△
○
△
○
悩みの
解決
△
△
△
△
△
△
授業設計における問題解決の設定
今日の授業
「悩みの解決」という授業テーマについて、もう少
し具体性・明確性を考えたテーマにして、生徒
が学習しやすくする。
各状態の具体性・明確性による授業の違い1
パータン名 簡単なイメージその1(高校生にとっての携帯電
話(料金)をテーマにして)
演習型 ・インターネットで安い携帯電話を探す場合はどの
ような条件を入れたらよいか?
実験型 ・YahooとGooを使って携帯電話の情報を調べると
どのような違いがあるだろう。
ケース・スタディ型 ・ここにある高校生10人の携帯の契約
会社、使用時間、月の料金のデータがある。この中で
適切な契約をしていないのは誰で、どう改善のアドバイ
スをするか考えよう。
実習型 ・携帯電話の通話量と料金の表をつくり、月あたり
の通話時間に対してもっとも適切な電話会社を選択し
てみよう。
問題を考える場合のカギ
(参考文献:ライトついていますか?)
a.問題の本質はなんなのか。
b.問題を抱えているのは誰のか。
c.問題とは望まれた事柄と、認識された事柄の間の相違である。
d.解決方法を問題の定義ととりちがえるな。
e.問題の正しい定義がえられたかどうかは確信は決してわから
ない。問題がとけた後でも。
f.ただし、その確信を得ようとする努力はけっしてやめてはいけ
ない。
g.すべての回答は次の問題の出所。
h.新しい視点はかならず新しい不適合を作る。
i.自分は何を解いているのか?
j.もし、それらが彼らの問題ならば、彼らの問題にしてしまえ。
k.私はほんとに、その問題をときたいか。
問題を解決したいという動機
動機付けでよく引き合いにだされる考え
:欲求階層説(マズロー)
生理的な欲求: 食欲・性欲・睡眠欲等の生存のための
本能的な要求
安全と安定の欲求: 安全・安定・依存・保護・秩序への
欲求
所属と愛の欲求: 家族・友人・仲間といった所属・愛情関
係を確保する欲求
自尊と承認の欲求: 自尊心・尊敬されることへの欲求
自己実現の欲求: 自分がなりたいのも(美、善、完全性
等)への欲求
授業設計における問題解決の設定
プロジェクト型 ・自分自身の携帯電話の利用方法を分析し
て、サービス内容や初期購入価格、通話料金等を考慮
して最も適切な電話会社は何か決定してみよう。
テーマ型 ・高校生の携帯電話の通話料金が非常にかかっ
てきているが、どうしたらいいか考えてみよう。
トピック型 ・高校生の携帯電話について考えましょう。
論文、自由研究方 ・携帯電話について自由研究を実施しな
さい。
問題解決の手法 その1
(1)KJ法(引用文献:情報科教育法)
第1段階 考えなければならないテーマについて思いついた事をカードに書き
出す。この時、1つの事だけを1枚のカードに書かなければならない。
第2段階 集まったカードを分類する。この時、分類作業にあたっては先入感
を持たず、同じグループに入れたくなったカードごとにグループを形成
するのがよい。グループが形成されたら、そのグループ全体を表わす1
文を書いたラベルカードを作る。以後は、グループをこのラベルカード
で代表させる。グループのグループを作り出してもよい。
第3段階 グループ化されたカードを1枚の大きな紙の上に配置して図解を作
成する。この時、近いと感じられたカード同志を近くに置く。そして、
カードやグループの間の関係を特に示したい時には、それらの間に関
係線を引く。関係線は隣同志の間でしか引いてはならない。
第4段階 出来上ったカード配置の中から出発点のカードを1枚選び、隣の
カードづたいに全てのカードに書かれた内容を、一筆書きのように書き
つらねて行く。この作業で、カードに書かれた内容全体が文章で表現
される。
作業1
高校生の悩みとはどのようなものか考えてみる
KJ法を利用する。
問題解決の手法 その2
(2)ブレーンストーミング
ルール 司会を決める。
a.出されたアイデアを一切の批判しない。
b.自由奔放に意見をだす。
c.(出来るだけ数多く の意見、アイデアを出す。
d.多くの意見、アイデアが出されててくなかで、それらのアイデ
アを結合させ改善し、より一層発展させていく。
作業2
KJ法の討議結果をもとに、どのような授業ができるか考えてみ
る。
ブレーンストーミングを利用する。
問題解決の手法 その3
3)QCで使用されている手法
QC7つ道具、新QC7つ道具
3.補足 ラジオを作ろう
ダイソーの100円ラジオが部品取り、改造に向い
ているらしい。
制作にあたって(部品)
クリスタルイヤホン
普通のイヤホンではありません
200-300円
制作にあたって(部品)
コイル
100-500円
制作にあたって(部品)
バリコン
200-350円
制作にあたって(部品)
ダイオード・検波器
50 -円