診断と分類は違うのか? 操作的診断,バイオマーカー,人間不信,機 械依存,検診 操作的診断とは 操作的診断とは、原因論ではなく、臨床像の記 述により各精神疾患を定義し、複数の特徴的病 像が認められるかどうかで診断をくだす方法で あり、診断の客観性・公共性を高めることができ る。 (??) 操作的診断とは 診断というよりも分類 • 困った:とにかく共通の言語を設定しないこ とには,会話が成り立たない • 開き直り:病因はわからないし,バイオマー カーも無いので,症状群だけで定義しよう • もっぱら精神科で多用 操作的診断は植物分類と同じ? 全ての診断に操作的要素がある • 症候群の要素が少なからずある • バイオマーカーの感度・特異度が必ずしも 高くない • バイオマーカーと病因の結びつきが必ずし も密接ではない 操作的診断の要素を嫌うあまり バイオマーカーに依存するリスク ーMIBG心筋シンチグラフィーを例にー • 病期による価値の変化 – 病初期では偽陰性率が高い • 感度・特異度 – Validationがしばしば困難 MR愛 人間ではなく画像を愛する 科学では説明できない→愛 機械への愛の背景には根深い人間不信 急性脳梗塞に対するMRIの偽陰性率 Lancet 2007;369:293 感度(%) すべて 12時間以上 17 8 3-12時間 19 3時間以内 26 脳幹・小脳ではもっと偽陰性率が高くなる! 無症候性○○の悲劇 雉も鳴かずば討たれまいに 人間不信と機械依存 • メタボリック症候群 • 無症候性脳梗塞 • 検診で偶然発見された○○ 何のために病気を見つけるのか?見つけて治療するのか? 操作的診断と生物学的診断 従来型解釈モデル 操作的 生物学的 実はこちら 操作的 生物学的
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