プロジェクト研究 「21世紀の特殊教育に対応した教育課程の 望ましいあり方に関する基礎的研究」 (平成13~15年度)より 平成17年8月24日 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 渡邉 章 1 目 的 盲・聾・養護学校における教育課程の 編成状況を把握 盲・聾・養護学校の教育課程に関する 課題を整理 これからの盲・聾・養護学校の教育課 程の在り方の方向性について検討 2 研究体制 研究代表者 研究推進会 議 拡大研究推進会 議 (文部科学省特別支援教育課の (研究の推進及び総合的な検 討) 盲・聾・養護学校の抱える課題の検討 重点課題についての多角的な検討 教育理念 盲・聾部 会 知的障害部 会 方々を交えた研究の方向性の検 討) 自立活動 評価 肢体・病弱部 会 国内調査 外国調査 3 報告書の構成 第1章 研究の概要と経緯 第2章 障害別の検討 Ⅰ 盲・聾・養護学校における教育課程に関する歴史的経緯 Ⅱ 障害別の検討 Ⅲ 盲・聾・養護学校における教育課程に関する課題 第3章 横断的な検討 Ⅰ 教育理念 Ⅱ 自立活動 Ⅲ 評価 第4章 盲・聾・養護学校における教育課程の実施状況に関する調査 結果の概要 第5章 主要国における特殊教育に対応する教育課程の概要 第6章 学校事例 第7章 21世紀における望ましい教育課程の展望 Ⅰ 望ましい教育課程の在り方 Ⅱ 教育課程に関する課題の整理 Ⅲ 「特別支援学校」の教育課程の今後の在り方 4 盲・聾・養護学校における教育課程の 実施状況に関する調査 目的: 平成13年度の盲・聾・養護学校の 教育課程の実施状況の把握 調査実施期間: 平成14年3月~4月 回収率: 肢体不自由養護学校 64.65% (128/198) 5 肢体不自由養護学校小学部における 教育課程別児童数の割合 小学校に準じた教育課 程 6.2% 9.9% 5.7% 0.3% 50.3% 27.7% 下学年の教科代替の教 育課程 幼稚部のねらい及び内 容を取り入れた教育課 程 知的障害養護学校の教 育課程 自立活動を主とした教 育課程 訪問による教育課程 6 肢体不自由養護学校中学部における 教育課程別生徒数の割合 中学校に準じた教育課 程 7.8% 下学年及び下学部の教 科代替の教育課程 12.1% 8.6% 0.3% 40.5% 30.8% 幼稚部のねらい及び内 容を取り入れた教育課 程 知的障害養護学校の教 育課程 自立活動を主とした教 育課程 訪問による教育課程 7 肢体不自由養護学校高等部普通科 における教育課程別生徒数の割合 高等学校に準じた教 育課程 7.4% 9.3% 11.9% 34.3% 37.1% 下学年及び下学部 の教科代替の教育 課程 知的障害養護学校 の教育課程 自立活動を主とした 教育課程 訪問による教育課程 8 教育課程別児童生徒数 に関する調査結果 小学部・中学部では、自立活動を主とした 教育課程で教育を受けている児童生徒が 最も多かった(小学部:50.3%)(中学部: 40.5%)。 高等部では、知的障害養護学校の教育課 程で教育を受けている生徒が最も多く (37.1%)、次いで、自立活動を主とした教 育課程(34.3%)となっていた。 9 教育課程に関して課題となっていること 10 9 8 回 7 6 答 5 数 4 3 2 1 0 9 9 9 8 7 6 4 個 個 総 時 課に 別 合 間 程応 のの 的 の のじ 充指 在な 編た 実導 学 り 成教 計 習 方 育 画 の 授 業 時 数 の 確 保 重 貫小 児 度 し ・ の 中 た 教 ・ 重 教 ・ 育 複 育高 課 障 課の 程 害 程一 類 型 化 の 仕 方 3 3 3 自 立 活 方動 の 在 り 教 科 の 在 り 方 保 護 者 理 解と の 共 通 10 まとめ 「自立活動を主とした教育課程」で教育を 受けている児童生徒の教育内容・方法の 充実は重要な課題 いかに個のニーズに応じたものにしていく かも重要な課題 小・中・高の系統性も重要な課題 →個別の教育支援計画との関係 11
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