NITE認定センターにおける JCSS等の取り組み NITE 認定センター 平成25年11月 1 1-(1) NITEの概要 1.名称:独立行政法人 製品評価技術基盤機構 2.設立:平成13年4月 ※輸出絹織物検査所(昭和3年1月設立)、輸出毛織物 検査所(昭和15年12月設立)、機械器具検査所(昭和23年 10月設立)等が前身。 3.理事長:安井 至 4.基本理念:確かな技術と信頼できる情報をもとに、くらしの 安全と未来への挑戦を支え続けます。 【スローガン】 安全とあなたの未来を支えます。 本所(東京)外観 5.所在地:本所)〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 TEL:03-3481-1921 他全国に4センター、7支所 6.職員:408名(平成24年度末) 2 1-(2) NITEの主要業務 経済産業省関連の法執行と経済産業関連政策の実施を通じて、工業製品 等の品質の向上、安全性の確保及び取引の円滑化を支援。 ○消費生活用製品安全法(S.48) ○電気用品安全法(S.36) ○ガス事業法(S.29) ○液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に 関する法律(S.42) 【製品安全分野】 製品安全センター 【化学物質管理分野】 化学物質管理センター 【バイオテクノロジー分野】 バイオテクノロジー センター 【適合性認定分野】 認定センター (IAJapan) NITE が国に 代わり 実施。 ○化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する 法律(H.7) ○化学物質の審査及び製造等の規制に関する 法律(S.48) ○特定化学物質の環境への排出量の把握等及び 管理の改善の促進に関する法律(H.11) ○特許法(S.34)(特許手続上の微生物の寄託の国際 的承認に関するブダペスト条約) ○遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の 多様性の確保に関する法律(H.15)(カルタヘナ議定書) ○生物多様性条約(H.5) ○生物資源センター(BRC)に関するOECD勧告(H.13) ○工業標準化法(S.24) ○計量法(S.26) ○特定機器に係る適合性評価手続の結果の外 国との相互承認の実施に関する法律(H.13) 1 2-(1) 認定センターの概要【認定関係業務】 適合性評価機関(校正事業者、試験事業者、製品認証機関等)の能力を国際基準に基づき審査・認定 (登録)。認定された適合性評価機関は信頼ある証明書を発行し、安全・品質・国際競争力の確保に貢献 569 計量法に基づく校正事業者の登録 【JCSS】 600 国家計量標準へのつながりが確保された校正を行う事業者の登録制度 500 工業標準化法に基づく 試験事業者の登録 【JNLA】 JIS試験を適正に行う能力を有する事業者の登録制度 JNLA 413 400 計量法 に基づく特定計量証明事業者の認定 【MLAP】 131 143 158 300 極微量のダイオキシン類を高精度に計量する事業者の認定制度 政策的・社会的要請に対応する認定 【ASNITE】 200 117 116 109 178 109 193 107 201 212 111 105 JCSS 法律に基づく認定(登録)制度では対応できない新たな認定ニーズに対応 他に工業標準化法等に基づく登録調査 年間45万件以上の校正 100 165 法律に基づく認定(登録)事 業者数は着実に増加 0 H1 8 183 H1 9 JCSS MLAP 環境測定 抗菌製品 H2 3 252 H2 4 ASNITE 標準物質生産者 工業製品 購買者における、製品の安全性・ 性能への信頼性の醸成 H2 2 244 鉄道のインフラ輸出における国際競争力確 保を支援(H23年度区分立ち上げ、H24年9月認定) 計量証明事業者 建材 H2 1 236 鉄道システム JNLA 試験事業者 H2 0 221 製品認証機関 国民生活や社会経済活動の根幹を なす計量標準の供給整備に貢献 年間約20万件の試験 203 ASNITE 校正事業者 計測器 MLA P 年間約5万件の 特定計量証明 ダイオキシン類等の正確な計量に基づいたクリーンな 環境の維持・管理によって国民の安全を確保 標準物質 化学計測のトレーサビリティ確保に貢献 19 2-(2) 認定センターの概要【国際相互承認】 国際規格(ISO/IEC 17011)に適合した認定機関マネジメントシステムの運営 国際相互承認により傘下の適合性評価結果の海外受け入れを促進 国際相互承認 ILAC IAF APLAC PAC ・ILAC/APLAC-MRA ・IAF/PAC-MLA 日本 試験所・校正機関分野 ILAC :国際試験所認定協力機構(73) APLAC:アジア太平洋試験所認定協力機構(33) ()内の数は、2012/4時点の相互承認署名機関数 製品認証機関認定分野 IAF :国際認定機関フォーラム(59) PAC :太平洋認定機関協力機構(18) *)製品認証機関認定分野の国際機関である PAC、IAFの相互承認加盟のために、2012/5 に国際評価受 他国 認定機関の国際 相互承認に署名 ○NITE認定センターは、2013年5月PAC-MLA(相互承 認)。9月IAF-MLA署名。 認定機関 (IAJapan) 適合性評価機関が十分な 能力を有しているか審査 参考:ILAC/APLAC-MRAの目的 ・各国認定機関の認定における技術力、及び、試験所/校正機関認定基準の 適合性評価機関 適合性評価機関 (試験所、校正機関) ①申請 申請書 ②評価 報告書 メーカー 整合性確保。 ・認定試験所/校正機関の信頼性確保、試験成績書・校正証明書の相互受け 入れ。 以上により、国際貿易の活性化に資する。 国際MRA認定シンボル付 証明書を添付 ③輸出 海外市場 海外の適合性評価機関の代わりにNITE認定センターで の評価が可能となるため、申請・連絡、 製品サンプルの 海外輸送などに係る時間の短縮・コストの削減が可能。 20 3-(1)JCSS等におけるビジネス支援 JCSS等におけるものづくり支援事例 NITE認定センター(IAJapan) 【自動車製造分野の例】 認定事業者が 証明書発行 審査・認定 校正事業者、試験事業者等 (企業、公設試、団体等) 認定事業者が 証明書発行 必要な試験設備等を設置 自動車等様々な製品 温度センサーなど 計測器等の信頼性 (トレーサビリティ)確保 製品・部品等の試験 結果等の信頼性確保 認定事業者は、製造・加工工程で不可欠な計測器等の信頼性(トレーサビリ ティ)確保や、製品等の試験結果・性能の信頼性確保を図り、ものづくりを支援。 3-(2) JCSS登録事業者 平成25年9月末現在で22区分、延べ363事業所を登録 60 57 51 50 登録事業者数 50 42 40 30 20 10 28 18 17 12 12 11 10 9 8 11 7 5 4 3 2 1 4 1 0 登録に係る区分 7 3-(3) JCSS校正証明書発行件数 500,000 校正証明書発行件数 450,000 400,000 350,000 300,000 250,000 200,000 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 年度 8 「計量標準に関する新たな整備計画・ 利用促進方策」について 平成23年8月 第4期科学技術基本計画閣議決定 →新たな知的基盤整備計画の策定のために、知的基 盤整備特別委員会を開催 →具体的な整備計画と具体的な利用促進方策を検討 する場として、「計量標準の整備及び利用促進に関す る検討会」※を開催 ※大臣官房審議官(基準認証担当)の私的検討会 平成25年4月 検討会にて「計量標準に関する新たな 整備計画・利用促進方策」としてとりまとめ 9 NITEの対応について 「利用促進方策」 1.中堅・中小企業による計量標準の利用拡大 -新たなユーザーに対する情報提供 -公設試との支援 2.計量標準の利用促進に向けた環境整備 - 計量標準ポータルサイト整備への貢献 - JCSS20周年記念行事の開催 3.制度運用の改善 -複数量目の計量器に対する、JCSS登録 に向けた検討 - 階層別のJCSS登録審査の実施 10
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