シンクロトロン放射光について 08232033 福田 龍起 Spring-8 • 大きさ: 甲子園球場の面積の約36 倍 (ディズニーランドの面積の 約3倍) 1、放射光の原理 • 〔1〕放射光とは・・ • ほぼ光速で直進する電子が、その進行方向を磁石 などによって変えられた際に発生する電磁波を放射 光と呼び、1947年に電子シンクロトロン(電子加速 器)で初めて観測されました。放射光は、電子のエ ネルギーが高いほど指向性の良い明るい光となり、 また、電子のエネルギーが高く、進む方向の変化が 大きいほど、X線などの短い波長の光を含むように なります。 • 電子は負の電荷をもっているためその周りに 電場をつくっていますが、これは仮想の光子 を雲のようにまとっていると考えられます。高 エネルギーの電子が磁場で曲げられると仮 想の光子が振り落とされて現実の光子となっ て放出されます。これが放射光です。 • 〔2〕放射光を発生させるための磁石・・ • Spring-8:電子の進行方向を変える ために用いる磁石のタイプとしては、 電子をリング状の加速器に閉じこめ るために必要な偏向電磁石で放射 光を作っている。 偏向電磁石:赤外線からX線までの連 続した波長の光が得られます。 電子ビームの速さ • 光速の99.999998% • (299.792.458m/s) 〔3〕放射光の特徴・・ • • • • • 極めて明るい。 細く絞られ拡がりにくい。 X線から赤外線までの広い波長領域を含む。 偏光している。 短いパルス光の繰り返しである。 放射光でできること • • • • 放射光のX線を使ってレントゲン たんぱく質の構造 地球の内部や惑星など 超微量元素分析 • おわり
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