私たちが豊かに、そして安全に 暮らせるように、国は・・・ • • • • • 医療、介護、老後の暮らし 教育 防衛、警察、消防 道路、住宅、公共施設 災害救助 以上のような支出をしなければなりません このための費用をまかなっているのが税金なの です! 国の支出(歳出)(平成20年度) 83兆613億円 防衛 5.8% その他 10.4% 国債費 24.3% 文教 6.4% 公共事業 8.1% 社会保障 26.2% 地方交付税 18.8% 児童・生徒一人一年当たりの 国などからの支出額 小学生 中学生 83万9千円 94万3千円 高校生 90万6千円 義務教育の9年間で・・・(83万9千円×6年)+ (94万3千円×3年)=786万3千円 国の収入(歳入)(平成20年度) 83兆613億円 その他 14.1% 所得税 19.6% 公債収入 30.5% タバコ税 1.1% 酒税 1.8% 消費税 12.8% 法人税 20.1% 日本の国家の収入の問題点は? 収入(歳入)のうち、約30.5%を公債 (国の借金)でまかなわれている 将来、次の世代が返さなければならない 誰がどれだけ払うのか?? 誰がいくら払うのかを決めるのは・・・・・ 国民の代表が国会の場を通じて 税金の支払方法を決めています これを定めた法律が税法です 税の種類 (誰にどんな税金がかかるのか) • サラリーマン・・・・・所得税、住民税 • 自分で商売を・・・・・・所得税、住民税、事業税 している人 • 会社・・・・・・・・・・・・法人税、住民税、事業税 • 財産をもらった人・・相続税、贈与税 • 物を買ったり、サービスを受けた人・・消費税 • 家や土地を持っている人・・・固定資産税 ここで問題です? • この国にはまだ学校がありません • 学校を建てるのに9,000万円必要です • この国の皆さんそれぞれは、まったく同じ で年間収入1,000万円とします • では皆さんはいくらずつ税金を払えば学 校が建てられるでしょうか? ではこんな場合はどうしたらいいですか • • • • • • 第一グループ・・・収入 100万円 第二グループ・・・収入 200万円 第三グループ・・・収入 500万円 第四グループ・・・収入 800万円 第五グループ・・・収入 1,000万円 第六グループ・・・収入 3,000万円 としましょう(1人あたりの金額です) 必要な費用は先ほどと同じで 9,000万円です • 各グループごとに相談をしていくら税金を 払うかを決めてください • ここで集計をしてみましょう 足りた場合 1.残りの税金も使い切る 2.来年のために残しておく 3.余った分は返す 足りない場合 ・グループごとにどうしたらいいか考えてみ てください(時間は3分です) ここで新たな問題が発生しました • 第五グループの人たちは税金をたくさん 払いたくないので収入が2,000万円あ るにもかかわらず、1,000万円しかない といって税金も○○万円しか払っていま せんでした • 他のグループの皆さんはどう思います か? • その結果どういうことがこの国ではおきま したか? 税金をごまかしたら・・・ 最近の事件 滋賀県のアユ養殖業者遺族が脱税で逮捕 (平成19年6月5日) 亡夫の残した約32億7000万円の遺産 隠し ・・・・14億8000万円の相続税を脱税 相続税の脱税額では全国で過去4番目の規模 日本国憲法の三大義務 • 教育を受けさせる義務(日本国憲法26 条) • 勤労の義務( 日本国憲法27条) • 納税の義務(日本国憲法30条) あなたは「私のために学校を建てて ください」「教科書を無料で下さい」と 誰かに頼みましたか? なぜ日本の国は頼まれてもいない のにあなたのために学校施設を提 供し教科書を無料で配り、先生を置 くのでしょう? 将来のあるすべての若い国民は、勉 学の機会を与えられるべきであり、勉 学によりこの国にとって無くてはなら ない人となっていくのです。 皆さんの勉強する権利、平等に教育 を受ける権利を確保するためには国 は税金を使います。 この国の人々の自由な権利・安心で きる生活は人々が納税をはじめとす る義務を果たしてこそ成り立っていま す! 以上で終わりです 南九州税理士会
© Copyright 2024 ExpyDoc