講座受講料を税金で賄う方法 現状

●講座受講料を
講座受講料を税金で
税金で賄う方法
あなたが将来の健康美容ビジネス起業をめざして講座の受講を始めたというストーリーで行
きます。
起業は独立開業でなくても働きながらの副業でもかまいません。
■現状
あなたが給与所得者で、奥さんと子供二人を扶養しているという場合、
あなたの税金(所得税+住民税)は大体このようなものです。
年収500 万円 → 約20 万円
年収700 万円 → 約45 万円
この税金は以下のように計算されています。
①所得税
{収入(支払給与)-給与所得控除(サラリーマンの必要経費)-所得控除(医療費など)}×税率
A
B
C
仮にA支払給与が500万円とすると、B給与所得控除は154万円です。
Cは配偶者控除(38万円)+子供2 人(38万円×2)+社会保険料控除(60万円)+医療費
控除10 万円+基礎控除38 万円とすると、222 万円です。
A - B - C = D 124 万円。 この場合の税率は5%。
よって、124 万円×5%=6 万2 千円。 これが所得税です。
②住民税
住民税は E 所得割(①のD×税率)- F調整控除 + G均等割 で計算します。
E は市町村民税が74,400 円(6%) 都道府県民税が49,600 円(4%)
F は市町村民税が6,000 円 都道府県民税が4,000 円
G は市町村民税が3,000 円 都道府県民税が2,000 円
合計139,000 円
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■今後
あなたは健康美容ビジネス起業に向けての準備の一環としてこの講座の受講を始めたわけ
ですから、所得の項目として事業所得を立てることができます。
①所得税
【考え方】
イ. 所得の考え方は、 収入-経費
ロ. 給与所得の場合は経費が給与所得控除という名前で税法上定められています。
ハ. 事業所得の場合は事業に関するものはすべて経費です。こちらは当面経費だけで
赤字です。
<経費計上できるのは講座受講料だけに限りません>
1.講座受講料ははすべて経費計上できます。
2.しかし、実は経費計上できるものは他にもいろいろあります。パソコンやプロバイダー料
や紙代など文具類も勉強に不可欠なので計上できます。
・・・多分、自宅を健康美容ビジネスの準備作業に使うでしょう。
→家賃、水道代、ガス代、電気代、電話代、クルマの燃料代などの
2-3 割は経費計上できます。
・・・多分、奥さんも手伝うでしょう。
→奥さんに給与を払えば、それも経費計上できます。*青色申告すると専従者給与
ニ. 給与所得と事業所得は損益通算ができますので、
あなたの所得=給与所得(収入-給与所得控除)+事業所得(売上-経費)となります。
事業取得は赤字ですから、あなたの所得は給与所得よりも何十万も減ります。
ホ. 所得には社会保障的な所得控除が認められますので、給与所得に事業所得のマイナスを
引いたものから所得控除を引いたものが課税対象となり、それに税率を掛けます。
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【あなたの場合】
給与所得=収入(500 万円)-給与所得控除(154 万円)=346 万円
事業所得をマイナス50 万円とすると、
あなたの所得=346 万円-50 万円=296 万円
ここから所得控除を引くと
課税対象=296 万円-222 万円=74 万円 です。
74 万円だと税率は5%なので税額は37000 円
⇒ 確定申告すると、あなたが納めた所得税62,000 円から25000 円は戻ってきます。
(4 月中にあなたが指定した口座に振り込まれます。)
②住民税
住民税は、所得割-調整控除+均等割です。
所得割は所得の課税対象が基準となります(調整控除は国から自治体への財源移動のために
行われるものですが小額なのでここでは無視します)。
あなたの場合、所得の課税対象は74 万円ですから、所得割はその10%で、7 万4 千円です。
均等割は一律に払うので、5,000 円です。
⇒ 確定申告すると約6 万円戻って来ます。
■結論
1.あなたの年収が500 万円とした場合、この講座受講をスタートラインとして健康美容ビジ
ネスの起業の道を歩み始めたことにより、あなたが払っている税金の9万円近くは確定申
告により戻って来ます。
2.ですから、この講座の受講料などは簡単に税金から捻出することができ、実質的に自腹を
痛めることはありません。
※実際の税務・会計処理については、税理士・税務署にお聞き下さい。
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