研究の方針とHistograms of Oriented Gradients (HOG)

BRIEF: Binary Robust Independent
Elementary Features
鈴木 豊和
著者紹介
Michael Calonder
Vincent Lepetit
Christoph
Strecha
Pascal Fua
• 所属
– ローザンヌ工科大学 (スイス)
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アプリケーション
3次元復元
Augmented Reality
大量のデータをリアルタイムに処理
+
に処理
モバイル端末上でリアルタイム
高速に記述,マッチングが可能で省メモリな特徴点記述子が必要
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BRIEFの位置づけ
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バイナリ化の利点
• ベクトル特徴量
– メモリ消費量
• 高次元のベクトルは大量にメモリを消費
– 類似度計算速度
• ユークリッド距離やベクトル間角度は計算コストが高く低速
• バイナリコード
– メモリ消費量
• 「0」「1」で表現可能であるため効率的
– 類似計算速度
• ハミング距離は計算コストが低く高速
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既存手法
• 記述の高速化
– SURF:積分画像を用いたHaar-likeの輝度勾配
• メモリの効率化,マッチングの高速化
– 次元削減 (主成分分析,線形判別法)
– 量子化
– バイナリ化
問題点
パッチから間接的に記述子を得ているため計算コストがかかる
BRIEFはパッチから直接バイナリ列を生成
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BRIEF
• アルゴリズム
1. パッチをガウシアンフィルタにより平滑化
2. パッチ内のランダムに選択された2点の画素値の比較から
バイナリ列を生成
キーポイント
パッチ
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BRIEF
• バイナリテスト
キーポイント
パッチ
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BRIEF
• バイナリテスト
• バイナリ列
: バイナリ列の長さ
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BRIEF
• バイナリ列の作成
キーポイント
パッチ
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BRIEF
• アルゴリズム
1. パッチをガウシアンフィルタにより平滑化
2. パッチ内のランダムに選択された2点の画素値の比較から
バイナリ列を生成
• アルゴリズムの不確定なパラメータ
– ノイズ除去のガウシアンフィルタの標準偏差 σ
– バイナリテスト τ(X,Y) の配置
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BRIEF
• アルゴリズム
1. パッチをガウシアンフィルタにより平滑化
2. パッチ内のランダムに選択された2点の画素値の比較から
バイナリ列を生成
• 先行研究
– パッチ内の2点の輝度値の比較によってキーポイントを認識
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評価方法
• Wall 1とWall 2 〜6の対応点マッチングの精度比較
Wall 1
Wall 2
Wall 3
Wall 4
Wall 5
Wall 6
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パッチの平滑化
• ノイズの影響を低減するため平滑化
入力パッチ
1/16
2/16
1/16
2/16
4/16
2/16
1/16
2/16
1/16
ガウシアンフィルタ
出力パッチ
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ガウシアンフィルタの標準偏差σに対する精度
比較
• σ が1〜3の間は精度があまり変わらない
とする
→
σ を2
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バイナリテストの空間的配置
GⅠ
I.
II.
III.
IV.
V.
GⅡ
GⅢ
GⅣ
GⅤ
x, y : 一様分布
x, y : ガウシアン分布
x : ガウシアン分布, y : ガウシアン分布(xiが中心)
x, y : 同心円状のグリッドからランダムに選択
x : 中心点
y : 同心円状のグリッドからバイナリテストの数だけ選択
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各配置方法による精度比較
• GⅡの配置が最も精度が高い
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比較実験データセット
• 頑健性
–
–
–
–
視点変化 (Wall, Graffiti, Fountain)
人工圧縮 (Jpg)
照明変化 (Light)
ブラー (Trees)
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頑健性の評価
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特徴量記述の速度評価
• 比較結果
• BRIEF-64において
– 特徴量記述がSURFより35倍高速
– マッチングがSURFより11倍高速
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まとめ
• 高速性
– 記述高速化:バイナリ列の直接的生成
– マッチング高速化:ハミング距離の利用
• 頑健性
– 照明変化に対応
– スケール変化,回転変化に未対応
• スケール変化,回転変化に対応する手法が考案されて
いる
– BRISK:Binary Robust Invariant Scalable Keypoints
– ORB:Oriented FAST and Rotated BRIEF
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