3章 画像処理の基礎 - Fujita LAB at Gifu University

スキャナーの構造と特性
フラットベットスキャナ
ドラムスキャナ
レーザーフィルムディジタイザ
Konica LD-5500
スキャナーとは
紙やフィルムに描画(印刷)された画像(イメージ)を
コンピュータに取り込むためのデバイス
写真、文書、図面などの原稿を光学的に走査
(スキャン)して、その反射光や透過光の強度を
はかり、これをAD(アナログーデジタル)変換して
コンピュータに入力する
光学走査
文書
藤田研究室にある
EPSON ES-2000
スキャナ
スキャナ
透過光を読み取る
文書
反射光を読み取る
光学走査(スキャン)
センサーの種類
CCD(Charge-Coupled Devices):
・半導体による固体撮像素子で光があたると電気的特性が
変わる性質がある
・立体物でもある程度きれいな画質でスキャンする事が可能
⇒構造上スキャナ本体に厚みがある
CIS(Contact Image Sensor):
・密着型撮像素子
・原稿が台から浮いてしまうほどピントが合わず、ぼやけた
画像になってしまう
⇒スキャナ本体が薄くて軽い
フラットベットスキャナの構成例
センサーの並び方の例
EPSON GT-9800Fスキャナの例
走査(スキャン)方法
面走査方式
現在スキャナーとして、
ほとんど使われていない
線走査方式
市販のスキャナーの
ほとんど
線走査の動画
(line.avi)
走査(スキャン)方法
点走査方式
オプティカルメカニカルスキャナ
レーザーフィルムディジタイザの
構成例(konica LD-5500)
デジタル変換
走査
X線フィルムは
半導体レーザに
よって走査される
ポリゴンにより点走査
ホトマルチプライヤにより
電気信号に変換後、A-D
変換器によりデジタル化
dpiとは?
dpi(dots per inch)
1インチ(25.4mm)当たりどれだけ点を打てるか
問1:400dpi時の1点の幅は?
25.4(mm)÷400=0.0635mm
問1-2:縦横400dpi時のます目は?
0.064mm四方
問2:400dpiでA4サイズ(200×287mm)をスキャンした場合の
必要な画素数は?
(200÷0.064)×(287÷0.064)=14×106画素
問2-2:読み取りはモノクロ画像(2値)の時の容量(kB数)は?
14×106 ÷8÷1024=約1710kB(1.7MB)
⇒さらにカラー(24ビット)で読み取るならば・・・・