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資料2
2 政府標準利用規約(1.0版)の見直し
0
1
各府省庁が管理するWebサイト全体への適用状況
100%
100%
100%
100%
100%
100%
100%
100%
本府省庁21サイトについては
100%
全て適用済
100%
100%
100%
100%
97%
93%
89%
85%
( )は適用対象サイト数
83%
%は適用率
82%
内閣官房IT総合戦略室調べ
72%
平成27年5月27日現在
50%
内閣官房 (10)
内閣法制局 (1)
宮内庁 (2)
公正取引委員会 (2)
警察庁 (18)
金融庁 (11)
消費者庁 (1)
復興庁 (2)
総務省 (26)
外務省 (5)
財務省 (18)
文部科学省 (46)
防衛省 (269)
内閣府 (29)
農林水産省 (29)
法務省 (75)
経済産業省 (34)
環境省 (92)
厚生労働省 (104)
国土交通省 (334)
人事院 (2)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
1
2 政府標準利用規約(1.0版)の見直しについて(1)
政府標準利用規約(1.0版)の見直しの背景
・諸外国ではCC-BYを採用するか、これと互換性のある利用ルールを採用することが多く、
CC-BYが事実上の国際的標準になっている。
各国で採用されている利用ルール
国名
既存利用ルール採用 「著作権不在の宣言(CC0)」
アメリカ、オランダ
「表示ライセンス(CC-BY)」
独自利用ルール採用 「表示ライセンス(CC-BY)」互換
ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド 他
イギリス、フランス、イタリア(2.0版) 他
政府標準利用規約にはCC-BYに存在しない利用条件(①法令、条例又は公序良俗に反
する利用、②国家・国民の安全に脅威を与える利用 を禁止する条項)があるため、
1.データ利用の委縮を招く懸念があるとの意見あり。
2.CC-BYと同等の利用ルールになっていないとされ、オープンデータ取組の
国際的評価に影響。
政府標準利用規約(1.0版)は、平成27年度に見直しの検
討を行うこととされている
2
2 政府標準利用規約(1.0版)の見直しについて(2)
CC-BY互換のライセンスの例
イギリス Open Government Licence (OGL) ver.3.0 の内容(要約)
1~2.利用条件にもとづき、著作権およびデータベース権で示される内容
について、以下の利用が許諾(無償、永続的、非占有)される。
・「情報」のコピー、公開、再配布、放送;
・「情報」の転用;
・「情報」の商用利用および非商用利用、例えば他の「情報」との連結、
開発した製品やアプリケーションへの組み込みなど
3.出典の表示が条件
(簡便な表示方法を認めている)
4.以下の情報は適用外
・個人情報 ・第三者の権利 ・公共機関や組織のロゴ、紋章など
・特許、商標その他の知的財産権 ・英国パスポートなどの身分証明書類
・情報アクセス立法に基づき、情報提供者の同意により、または同意を得て、公表/開示されていない情報
5~6.利用に対する無是認(Non-endorsement)、無保証
7.準拠法:「情報提供者」が主な業務を実施している地域の法律
OGL ver3.0 は、CC-BY4.0との互換性を自ら表明しており、国際的にもそのように認められている。
https://www.nationalarchives.gov.uk/doc/open-government-licence/version/3/
3
3 見直しの方向性
見直しにおけるポイント
1.国際的にオープンなライセンスと認められる内容を目指す
(日本のオープンデータの取組に対する国際的な評価に大きく影響する)
2.国際的にオープンなライセンスと認められるもの(CC-BY互換)に見直す
※CC-BY互換:CC-BYに従えば当該利用規約も遵守しているといえる関係であれば、 CC-BY
と互換性があるといえる。CC-BYよりも条件が緩い場合にこの関係が成り立つ。
3.管理下のWebサイトへ政府標準利用規約第1.0版を適用した府省庁、
CC-BYによってデータを公開を公開している府省や地方自治体の双方に、
利用許諾に関わる事象(トラブルや問い合わせ)の発生状況について
調査を行い、利用規約見直しの影響を想定する素材とする。
4.見直し版は9月中旬までに決定し、平成27年度12月内に適用完了を目指す。
(国際評価 Global Open Data Indexは毎年12月に発表される)
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4 見直しのスケジュール案
平成27年度
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1.見直し草案の
作成
3.実務者会議
(議論、決定)
4.府省庁Webサイトへの反映
2.現行利用ルール
の施行状況調査等
1.政府標準利用規約の見直しの草案を作成する。
※オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構 データガバナンス委員会 と連携
2.政府標準利用規約第1.0版、CC-BYによるデータ公開の利用許諾に関わる
事象の発生状況の調査
3.1、2の結果を基にWG、実務者会議で議論を行い、見直し案を決定
4.見直し案を府省庁Webサイトへ反映する。
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