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政治
なぜ首相公選制が議論されているのか
• 森前総理の誕生経緯と「五人組」の存在
– 密室で決められた首相→国民を無視した政治
• 自民党政治への批判
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密室政治
利益誘導政治
金権体質
政官業の癒着の体質
なぜ首相公選制が議論されているのか
政党政治
不透明な中で一部の限られた人々の間での取引
自己責任
自己統治
政治を捉え直したいという国民意識の拡がり
首相の選出方法
強い指導力・閉塞状況の打破
注目される首相公選
• 首相公選制を考える懇談会
– 2001年7月に小泉首相の私的諮問機関とし
て発足。首相公選制など内閣と国民の関係の
在り方について議論
主なメンバー
•佐々木 毅 東京大学総長
•北川 正恭 三重県知事
•久保 文明 慶應義塾大学法学部教授
•三好 達 前最高裁判所長官
•野中ともよ ジャーナリスト
首相公選とは
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国民の直接選挙により首相を選ぶ制度のこと
以下の二つの条件から考える
1. 民意を反映させる首相の選出方法
2. 首相のリーダーシップの有効な発揮のための制度
的仕組み
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日本では1961年に中曽根康弘氏が提唱した
ことがはじまり
首相公選制案
実際にどのような仕組みになるのか
1. 選出方法
 国民が首相・副首相を直接選出
 立候補は一定数(1/10から1/20程度)の国会
議員の推薦が条件
2. 任期
 4年、3選は禁止。衆院選と同時実施
 首相が欠けた場合は副首相が昇格
首相公選制度
3. 権限
 首相は国民に直接責任を負う
 首相、副首相、閣僚、副大臣、政務官、国会議員の
兼職禁止
 首相に法案と予算案の提出権
 衆院は2/3の多数決で首相に対する不信任を議決。
この場合は衆院も解散
4. 弾劾
 衆院は重大犯罪などを事由に2/3の多数決で首相・
副首相の弾劾訴追を決議
 弾劾裁判所で2/3の賛成で有罪となり失職
議論
• 日本にこのような首相公選制を導入すべ
きだと思いますか
大統領案のポイント
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選出過程における首相の国会からの独立性
任期の固定化
首相の権限強化
権力の濫用を防止するために様々の抑制
行政権は首相に属する
• 政治をよりよくする為にはどのようにすれ
ばよいと思いますか。
討論の論点
• 公選制を導入することで政治が変わるか
– もっと変化させるべきところがあるのではない
か
• 導入することで国民の政治離れをなくすこ
とが出来るか
– 国民が変えるのか、それとも組織の自浄作用
に期待するのか
参考:日本の議院内閣制
国会に対し連帯責任
内閣
国会
過半数は
国会議員
参議院 衆議院
内閣総理大臣
の指名
内閣総理大臣
↓
任免
↓
国務大臣
国会の信任で内閣が成立
選挙
国民
内閣不信任案が可決されたとき、
内閣は総辞職するか衆議院を
解散する
参考:アメリカの大統領制
大統領
連邦議会
裁判所
上院
連邦最高裁判所
下院
連邦地方裁判所
選挙人
国民に選挙で選ば
れた選挙人が大統領
選挙の投票を行う
選挙
国民
選挙年齢
18歳以上