2001年参院 選挙新潟選挙区における真島氏の当選理由

2001年参院選挙新潟選挙区にお
ける真島氏の当選理由の解明
市町村別投票結果の解析
情報文化学科1年
小宮山智志
まじま氏は横越を除 問い
く110市町村(当時)
でトップ当選
まじま得票率
しかし
0.800
0.700
0.600
0.500
0.400
7割を超える票を得た市町
村もあれば、3割未満の市
町村もあった。
0.300
0.200
0.100
0.000
誰が真島氏を支持した
のだろうか?
黒 大粟安 入松 松高赤 小山 牧関中 名川 能浦青 紫羽 湯西朝 十津 出和守 神鹿山 荒広 湯大両 越栃 川中糸 堀真 安加板 小三 上聖頸 小津 相金六 与塩 三清京 村三 大新吉 水妙 寺中佐 小柿 新豊畑 巻笹 新村妙 味岩白 弥長 中柏刈 月豊 上小見 下栄 中分加 西田 吉亀三 五潟 新燕新 横
川 島島塚 広代 之柳泊 木古 村川里 立西 生川海 雲茂 之山日 日南 雲島門 林瀬北 川神 沢和津 路尾 口条魚 之野 田治倉 国島 川籠城 出川 川井日 板沢 和里ヶ 上川 潟井川 原高 泊郷和 千崎 穂浦野 町神 発松高 方室根 彦岡 之崎羽 潟栄 越須附 田町 之水茂 川上 田田条 泉東 潟市津 越
村 村浦町 瀬町 山町村 町志 村村 町町 町原町 寺町 谷町村 町町 崎村村 村町町 町村 町町市 町市 町町川 内町 町川町 町町 村町村 町町 町町町 町町 村村瀬 市村 町市町 町高 町村田 谷町 村町町 村 田町村 村村市 村市 島市村 村市 市戸市 村 口町市 町町 町町市 市村 市 市 町
村 村 町
村
村 町 村
市 町
市町
村
村
原
町市
市
町
町
村
町
マスメディアの仮説
小泉旋風
し
か
し
新潟でも自民
党の真島氏が
大勝
真島氏:小泉氏と主張異なる(公共投資拡大)
彼を支持した人々は、誰で、なぜ支持したの
だろうか?
仮説1:農業説
まじま氏:自民党新潟県議・市議の協力
(地方財源確保)
県議・市議の支持母体:農村で支持者が多い。
(農業振興のための補助金行政)
農業従事者が、真島氏
を支持した
まじま得票率と第一次産業従事
者のグラフ
0.800
0.700
0.600
ま
じ 0.500
ま 0.400
得
票 0.300
率 0.200
第一次産業就業者比率が高いほ
どまじま得票率も高い
0.100
0.000
0.000
0.050
0.100
0.150
0.200
0.250
0.300
第一次産業就業者比率
0.350
0.400
0.450
仮説2:過疎化説
まじま氏:公共投資増大路線
過疎化が進む郡部
民間の投資は期待できない
公共投資がなければ、活性化
は難しい
まじま氏を支持
まじま得票率と高齢者率
のグラフ
0.800
0.700
0.600
ま
じ 0.500
ま 0.400
得
票 0.300
率
0.200
高齢者比率が高いほど、
0.100
まじま得票率が高まる
0.000
0.1
0.15
0.2
0.25
0.3
高齢者比率
0.35
0.4
0.45
仮説の比較
2変数ごとのグラフを見る限り、どちらも仮説
どおり
どちらが、影響を与えているのか?
農業要因
まじま支持
率
過疎化要因
疑似相関を見破る
農業説の立場
「高齢者比率が高いとまじま得票率が高く
見えるのは疑似相関だ」
農業要因
まじま支持率
過疎化要因
農業が多い地域:過疎
化進んでいる
過疎仮説からも同様に
農業説こそが疑似相関だ
決着のつけ方
お互いの影響を取り除いて、
それぞれの関係が見られるか、
検証する
他の影響要因の影響を取り除く
農業比率が同様のところ
(高いところ=1位~55位)
高齢者比率とまじま得
票率を比較
(低いところ=56位~111位)
高齢者比率が同様のところ
(高いところ=1位~55位)
(低いところ=56位~111位)
第一次産業者比率と
まじま得票率を比較
検証
高齢者比率と
まじま得票率
第一次産業高く
ても低くてもま
じま得票率変
わりなし
第一次産業割合
0.500
高い地域・低い地
0.400
域ともに
まじま得票率
高齢者比率の高
い地域が
0.300
疑似相関
0.200
0.100
まじま得票率が
高い
高齢者比率低い
市町村
低い
0.000
高い
高齢者比率
高い
低い
第一次産業
結論
第一次産業就業者割合とまじま得票率
疑似相関
高齢者比率が、まじま得票率に影響を
与えている。
過疎仮説を採択する。