第2回飯能市地域公共交通対策協議会資料 資料2 飯能市における地域公共交通 の現状把握(レビュー) ~路線バスの利用状況~ 平成24年11月27日 飯能市地域公共交通対策協議会 2012/11/27 1 目 次 1.飯能市の地域特性 1)基礎的指標 2)市内及び周辺における人々の日常移動 2.公共交通の現状 公共交通サービスの現状と交通基本計画で注目すべき地域について 2012/11/27 2 1.飯能市の地域特性 1)基礎的指標 ■人口推移 平成24年9月1日現在の人口・世帯数は82,030人・33,039世帯(住民基本台帳による)。 平成12年をピークに減少に転じ現在に至っているが、昭和30年代から進められた市街地開発事業の進展 とともに、人口が増加した。その際移り住んで来られた方が高齢期にさしかかり、今後、高齢者人口の更なる 増加が見込まれる。 65歳以上人口の割合は23.2%(埼玉県20.7%、全国23.0%)/平成22年国勢調査 (千人・千世帯) 世帯数 100 80 48.2 49.9 54.1 58.4 63.1 20 5.1 4.5 18 16 68.6 14 12 10 40 30 20 74.5 70 50 (人/世帯) 世帯人員 85.7 85.0 84.5 84.0 83.9 83.4 83.2 83.0 82.4 82.6 90 60 人口 31.7 32.2 32.5 32.7 32.9 33.1 29.3 31.1 31.4 4.1 3.8 3.7 3.6 3.3 3.1 2.9 2.7 2.7 2.6 2.6 2.6 2.5 2.5 2.5 8 6 4 10 2 0 0 S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 2012/11/27 H7 H12 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 人口・世帯数の推移 3 ■地区別に見た人口推移、高齢化 飯能市の最近10年間の人口の推移は0.96と減少している。これを地区別にみると、飯能地区は現状維 持、住宅開発が行われた美杉台地区は1.21と増加、精明地区、加治地区は減少しているものの市域全 域の減少率と比べ、小さなものとなっている。概して、市域中西部が大きく減少している。 65歳以上の人口の割合を見ると古くから市街地が形成された飯能地区を始め、南高麗地区、吾野地区、 原市場地区、名栗地区で高齢者の割合が高い。 人口の伸びと65歳以上人口の割合 (地区区分図) 伸び 2002年 2007年 2012年 年 次 (H14) (H19) (H23) 2012/ 2002 飯 能 21,712 21,689 21,812 1.00 精 明 16,929 16,823 16,513 0.98 加 治 20,330 19,971 19,846 0.98 美杉台 4,851 5,020 5,875 1.21 南高麗 2,762 2,870 2,392 0.87 吾 野 3,122 2,763 2,406 0.77 東吾野 2,702 2,441 2,176 0.81 原市場 9,915 9,161 8,385 0.85 名 栗 2,724 2,487 2,209 0.81 飯能市 85,047 83,225 81,614 0.96 全域 65歳以上 人口割合 (2012) 23.7% 21.9% 21.8% 15.9% 29.5% 31.2% 21.3% 36.7% 36.0% 23.2% 資料:H23年度飯能市統計書、埼玉県市町村町字別年齢階層別人口より作成 2012/11/27 4 2)市内及び周辺における人々の日常移動 資料:H20 東京都市圏パーソントリップ調査より集計 飯能市域を発着する交通量(発生集中量)は、飯能市域で完結する交通量は、56.6%で東西方向の人の流れが 顕著である。一方、飯能市外に係る交通は、43.4%で、隣接する市町等(多摩地域を含める)で27.6%、東京区部 は4.6%である。 飯能市を発着する交通量の代表交通手段は、全目的で自動車が56.8%、鉄道は15%、路線バスは1.2%である。 飯能市を発着するトリップの 相手先(全目的・全手段) 飯能市を発着する交 通の相手先は、飯能 市及び隣接する市 町等(多摩地域を含 める)で約283,000ト リップエンドであり、 発 生集中量 全体の 84.2%を占める。 飯能市域からの発生集中量 336,213トリップエンド 510 その他ゾーンとの発生集中量 653 飯能市域で完結する発生集中量 190,268トリップエンド(56.6%) 東京区部 15,733 トリップエンド 埼玉県(左対象区域以外) 33,221 トリップエンド その他 4,298 トリップエンド 3,267 17,685 代表交通手段: 出発地から目的地まで主に、 最も長く利用すると考えられる 交通手段を表す。 10,328 目的別にみた人々の移動(交通手段) 自宅-勤務 自宅-通学 自宅-業務 自宅-私事 帰宅 勤務・業務 私事 不明 全目的発生集中量 (トリップエンド) 飯能市域内で完結 する発生集中量 飯能市域で発生集中するトリップの交通手段構成 鉄道・ 路線バ 自動車 2輪車 自転車 徒歩 その他 地下鉄 ス 22.9% 0.7% 58.6% 3.1% 5.6% 7.4% 0.0% 30.1% 1.6% 13.8% 1.4% 7.3% 43.9% 0.0% 17.9% 0.0% 64.3% 0.0% 7.9% 8.7% 0.0% 5.1% 1.2% 65.8% 0.4% 8.9% 18.2% 0.0% 16.3% 1.6% 53.6% 1.5% 7.4% 18.4% 0.0% 7.5% 0.0% 82.5% 3.1% 2.1% 1.2% 0.0% 7.0% 0.7% 70.9% 0.5% 5.5% 14.5% 0.3% 8.8% 0.0% 55.5% 0.0% 10.0% 10.9% 0.0% 15.0% 1.8% 2012/11/27 不明 計 1.7% 1.9% 1.2% 0.2% 1.2% 3.6% 0.5% 14.8% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 1.2% 56.8% 1.5% 7.0% 17.1% 0.0% 1.3% 100.0% 1.6% 55.6% 0.8% 10.5% 28.2% 0.0% 1.5% 100.0% 28,345 11,483 20,472 注)図中数値は発生集中量(トリップエンド)を示す。 5 ■交通手段 飯能市域PT小ゾーン発生交通量代表交通手段構成 飯能市域を発地着地とするトリップの代表交通手 段のうち路線バスの利用率は発生、集中ともに 1.2%。 路線バス利用が相対的に多いゾーン 33106ゾーン(名栗地区) 発生3.7%集中4.8% →路線バスの重要性 クルマ利用が相対的に多いゾーン 33101、33104ゾーン →路線バスの利用率が少ないゾーン 鉄道 0% 路線バス 10% 33100 20% 18.2% 10.4% 33102 10.6% 0.2% 2輪車 40% 15.3% 33105 15.7% 60% 49.8% 1.1% 徒歩 70% その他 80% 1.0% 7.7% 1.4% 9.5% 1.8% 4.2% 75.7% 0.9% 15.1% 90% 100% 20.2% 17.6% 16.9% 5.3% 57.2% 1.5% 4.5% 68.5% 1.2% 不明 3.3% 4.9% 12.8% 50.5% 10.0% 3.7% 3310合計 50% 59.6% 22.9% ゾーン位置図 自転車 68.6% 33104 33106 30% 2.7% 33101 33103 自動車 17.8% 0.7% 7.2% 8.8% 56.6% 1.5% 7.0% 17.2% 飯能市域PT小ゾーン集中交通量代表交通手段構成 鉄道 0% 33100 33100:東町、稲荷町、本町、飯能、南町他 33101:宮沢、下加治、下川﨑、芦苅場他 33102:岩沢、笠縫、双柳、新光他 33103:阿須、美杉台1~5、落合他 33104:大河原、上畑、下畑、苅生、下直竹 33105:原市場、永田、下赤工、久須美、中藤上郷、吾野他 33106:下名栗、上名栗 2012/11/27 路線バス 10% 20% 17.2% 9.3% 33102 11.1% 0.4% 23.4% 15.3% 33105 15.1% 3310合計 2輪車 40% 自転車 50% 51.0% 80% 1.4% 9.4% 49.1% 1.6% 4.2% 75.7% 0.6% 11.0% 4.8% 15.0% 70% その他 1.2% 57.8% 67.4% 57.0% 不明 90% 100% 20.4% 1.5% 5.0% 13.1% 59.4% 1.8% 60% 徒歩 1.1% 7.8% 71.1% 33104 33106 30% 2.1% 33101 33103 自動車 17.6% 17.2% 5.3% 1.8% 4.9% 17.5% 0.7% 6.1% 8.8% 1.4% 7.0% 17.1% 6 鉄道利用 ■路線バス利用者について 路線バスの利用は市域西側33105 (原市場など) と、33106ゾーン(名栗地区)と南側33103ゾーン(美 杉台を含む)と33100(飯能駅を含む)との移動が顕 著である。 鉄道駅までの移動手段は駅によって異なるが、飯能 駅へはバスが約20%を占めている。 なお、 この路線バ ス利用は前述路線バ ス利用率 1.2%には含まれていない。 駅乗降客数(H23飯能市統計書及びH20東京PT調査による。) 東飯能駅:16,500人/人 飯能駅:33,000人/日 元加治駅:6,900人/日 0% 1.1% 東飯能 飯能 20% 8.0% 7.9% 21.1% 40% 60% 80% 23.2% 13.1% 5.8% 路線バス利用 100% 52.0% 10.8% 44.1% 2.9% 元加治 0.9% 21.2% 11.6% 路線バス 自家用バス・貸切りバス 自動二輪車 2012/11/27 63.4% 乗用車 タクシー 自転車 駅端末交通手段構成 7 公共交通サービスの現状と交通基本計画で注目すべき地域について 鉄道駅800m圏、バス停200m圏以外の居住者が存在する地区 バス停200m圏であっても、現在、1日運転本数が上下合わせて24本未満の地区(ここでは、仮に12時間で1本/時間・1方向に満たない 路線で桃色表示とは運転サービスに違いがあることを留意する必要があると考えた。) 2012/11/27 8
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