Pharmacy Benefit Management 米国医療用医薬品オンライン決済システムの投資効果と 日本への導入可能性 政策・メディア研究科 修士1年 岩城 慶太郎 発表内容 • 研究目標 • 研究テーマ “Pharmacy Benefit Management” • 研究の進捗状況 • 今後の研究計画 研究目標 Pharmacy Benefit Management (PBM) が 医療用医薬品コストに与える影響を PBM産業を1つの情報システムとして捉え 情報システムへの投資効果として測定する Pharmacy Benefit Management 薬剤給付に関わるすべての要素を ネットワーク化し、情報技術を投入することにより 薬剤費の抑制と、薬剤給付の質の向上を図る産業 薬局 納入 調剤 製薬会社 処方箋 請求 処方箋 患者 支払 保険会社 診療 医師・病院 薬剤の評価 処方ミスのチェック PBM会社 製薬会社 薬局 支払 割 引 交 渉 処方箋 請求 調剤の監視 給付資格確認 自己負担額計上 処方箋 患者 保険会社 処 方 変 更 依 頼 処方の監視 診療 医師・病院 研究の進捗 • 1998年2月 – 研究開始 • 1998年7月 – 「PBMが米国製薬業界に与えたインパクト」 • 1999年3月 – 「Pharmacy Benefit Management」 • 現在 – PBM業務紹介、文献レビュー、ケース報告を執筆中 米国ヘルスケア業界へのヒヤリング調査 2000年1月 – The INTEQ Group (PBMC) – National Medical Health Card Systems(PBMC) 2000年6月 – – – – Kaiser Parmanente (HMO) California Pacific (Medical Center) Curative (Disease Management Company) Cardinals Health (Wholesaler) 2000年7月 – National Council of Prescription Data Program – PCS Health Systems (PBMC) 修士論文に向けて • 単なるケーススタディにはできない • PBMのパフォーマンスを何らかの手法で 明らかにしたい • 日本への導入可能性も示唆したい 研究目標(再掲) Pharmacy Benefit Management (PBM) が 医療用医薬品コストに与える影響を PBM産業を1つの情報システムとして捉え 情報システムへの投資効果として測定する 今後の研究計画(1) • 対象の決定 – 薬剤費 : 価格×使用量 – 医療費全体への寄与 – 流通コスト・事務コスト – PBM会社の PMPMコスト 今後の研究計画(2) • 手法の決定 – ヘルスケア産業内での比較 • PBM前・後の比較 • 時系列の比較 • PBM導入・未導入企業間のコスト比較 – GDP項目による部門別比較 • 労働生産性(GPO/W)による比較 – 国際比較 • 日本の薬剤給付とのコスト比較 今後の研究計画(3) • 研究意義の確認 – 検証する仮説は意味があるのか? – 説得力のある成果を得られるか? – その成果は、(日本の)医療システムに対して 何らかのインプリケーションを持つものなの か? 今後の研究計画(4) • データのアクセサビリティの確保 – そもそもデータの収集は可能か? – 信頼できるデータを得られるか? – データ処理は自分の手におえる範囲か? 今後の研究計画(5) • 日本への導入可能性の検討 – 歴史的な背景の違い – 制度の違い – データの取り方の違い ご清聴ありがとうございました
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