Fit’s(ロッテ)

Fit's(ロッテ)
091‐235‐017
岡田翔治
※写真引用元 Amazon
Fit'sについて
2009年3月からロッテから発売されているチューインガム。
「ガムを噛まない人、噛まなくなった人にガムを噛む良さ、楽しさを伝えたい」といった思いから作られた。
Fit'sの主な特徴
①ソフトなガムベースを使用したことによって実現した「心地よいやわらかさ、ソフトな食感」
②香味チップの配合により実現した「味の持続性」
※タイプによっては50分持続するものも
③従来の板タイプのガムとは異なり、包み紙を剥かずに引きぬくだけで食べられる「新形態のパッケージ」
このように、手を汚す心配のないような造りになっている。(自室にて撮影)
年間売り上げ400万個以上売れるとヒットするとされるガム業界。Fit'sは発売3週間で2000万個の売り上げを見せた。
現在は、Fit’sが3種に、通常のものよりも味の持続性を高めたFit’s LINKが2種、そして噛み続けることで味が変化するFit’s
MAGIQ4種と、合計9種類が発売されている。
値段は130円と従来のガム(105~120円)に比べると少し高い。
「噛む~とフニャンフニャン・・・♪」といった曲とともに踊る、佐藤健と佐々木希のTVCMが有名。
ロッテ曰く「商品のターゲットユーザーとの接触を高めることを心がけた」とのこと。
インパクトのあるCM以上にロッテが力を入れたのが「インターネットでのバナー、販促キャンペーン」
特にYouTubeを活用したテレビCMのダンスコンテストは、振り付けのDVD、ガムのサンプルを配布したことで注目され、1700件を
も超える応募と、 180万を超えるYouTubeの再生回数となった。
最近は、TVCMでかくれんぼで、人と味を見つけるキャンペーンを展開していた。
●マイボイスコム調べによる「最近最もよく食べるガム」の調査結果
1位:キシリトール(ロッテ)
2位:クロレッツ(キャドバリー)
「最近最もよく食べるガム」の調査結果
3位キシリッシュ(明治製菓)
4位:ブラックブラック(ロッテ)
5位:Fit’s(ロッテ)
キシリトール 17.8%
その他 38.4%
クロレッツ 14.5%
キシリッシュ 13.8%
Fit’s 7.4%
ブラックブラック 8.1%
キシリトール
クロレッツ
キシリッシュ
ブラックブラック
Fit’s
その他
株式会社 ロッテ
企業コピーは「お口の恋人」
●創業日
1948年(昭和23年)6月
●資本金
2億1,700万円
●売上高
約5,296億円(※2011年3月期)
●従業員数
4,800名(2011年3月現在)
●事業内容
菓子、アイスクリーム等の製造
ゴルフ場経営、ホテル経営
●主力製品
ガム、チョコレート、アイス、キャンディ
ガムの国内シェアは全体の約6割を占める。
(※楽天市場のガム売り上げでは1、2位独占。上位10品のうち6品がロッテの商品。)
チョコレートの国内シェアは2割近く、明治製菓に次いで2位。
アイスクリームの国内シェアは1割に満たず5位。
球団、千葉ロッテマリーンズの母体でもある。
※写真引用元 Amazon
ロッテの主な歴史と商品
●1948年6月、株式会社ロッテ設立。チューインガムの製造販売を開始する。
●1950年3月、衛生管理を徹底させたチューインガム工場が新宿に完成
●1957年4月、グリーンガムを発売。キャッチコピーは「お口のエチケットガム」。
1960年に発売されたクールミントガム同様、現在に至るまでのロングセラー商品に。
●1964年2月、浦和チョコレート工場完成。
ロッテ初のチョコレートであるガーナミルクチョコレートを発売、チョコレートへの進出を始める。
●1971年1月、ロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)球団誕生。
●1972年3月、アイスクリームへの進出を始める。
●1981年10月、雪見だいふく発売。
これまでになかった「お餅とアイス」の組み合わせが大ヒット。以後ロングセラー商品に。
●1983年9月、チョコパイ発売。「半生ケーキ」のジャンルを確立。
●1985年9月、のど飴を発売。「のど飴」のジャンルを確立。
●1986年、シール入りのビックリマンチョコを発売。子どもたちの間で大ヒット。
●1999年、アイスクリーム爽発売。均一サイズの微細氷が入ったことで滑らかな舌触りと、爽やかな後味が好評に。
●2002年5月、キシリトールファミリーボトル発売。家族といった大人数にも対応可能に。
●2003年6月、パックを使った新感覚の「飲むアイス」クーリッシュを発売。
翌年の世界ヒット商品コンクールで最高賞を受賞する。
●2003年12月、キシリトールを配合したフルーツガム、プラスXを発売。
●2009年3月、Fit’s発売。新感覚の噛み心地、おしゃれなパッケージ、そして斬新なCMで若い世代を中心に人気に。
●2010年3月、全面をコーンでコーティングしたアイスクリームザクリッチを発売。
あまりの人気に生産が追い付かず、一時販売停止になったことも。
~企業理念~
お客様に豊かな生活と夢を
提供する
●ユーザーオリエンテッド(顧客志向)
ロッテでは「最も大切な顧客は消費者」という原点を忘れずに、奉仕の心を持ち、人々の豊かな生活に貢献できる製品・サービスを提
供していきます。
(お客様相談室、HPの設置)
●オリジナリティ
あらゆる事業領域において、独創的アイデアを探し続けて、挑戦していきます。
常に「チャレンジ精神」を発揮し、情熱を持って取り組む事で、環境や社会に貢献できる新たなビジネスチャンスを発見していきます。
(Fit’sをはじめとして、先に挙げたあらゆるロッテの商品において言えること)
●クオリティ
最高の原料・技術・設備による最高の製品とサービスを提供します。
ロッテの考えるクオリティは製品そのものに加え、お客様に「楽しさ」、「おいしさ」、「やすらぎ」を約束します。
(衛生環境の徹底された工場での生産)
企業行動憲章
1.安全で高品質な製品・サービスを提供します
(生産現場入室時のアルコール消毒の後にエアーシャワー、吸引式の毛髪除去機工場、粘着ローラーかけといった衛生管理の徹底)
2.正直な企業であり続けます
(プライバシー保護を徹底した法令違法相談窓口「クリーンライン」の設置)
3.情報をお伝えします
(HPでは商品紹介のみでなく、Q&A、ロッテのお菓子を使ったレシピの公開も)
4.働く人を大切にします
(従業員の健康診断推進、障害者雇用や退職者再雇用)
5.環境問題を重視しています
(省エネパトロール、エコボトルの採用)
6.社会貢献にも積極的です
(ベルマーク運動、日本オリンピック委員会(JOC)オフィシャルパートナー)
7.海外でも社会貢献します
(ガーナ募金、ガーナへの自転車寄贈)
ガム市場の今後は
●市場の縮小
2004年をピークにガム市場は縮小傾向にあり、全日本菓子協会の調べによると、2010年のチューインガムの生産額はピー
ク時の2004年に比べ、約20%減少している。
チューインガム生産額の推移 ( 全日本菓子協会調べ )
1,400
1,310
1,317
1,278
1,172
1,200
1,140
1,099
1,070
1,050
1,000
800
生産金額 ( 億円 )
600
400
200
0
2003 年
2004 年
2005 年
2006 年
2007 年
2008 年
2009 年
2010 年
原因として「若者のガム離れ」というものが挙げられる。主食が米からパンに移っている現代、「ものをよく噛む」という機会が減っているためで
ある。
Fit’sはそのような時代に対し、「噛みやすく、やわらかいガムを売ればいい」といったアイデアで生まれた商品である。
ロッテは現在、 Fit’sの食感を少し固くしているという。商品のやわらかさに慣れた消費者に、少しずつ固いものに慣れてもらおうという狙いだ
と考えられる。
↓
ロッテはガム市場を救う可能性も
●近年のガムの差別化
海外メーカーであるキャドバリー製のストライドはFit'sと同じ形状であり、従来のものに比べ味の高い持続性が売りである。
その他には、同じくキャトバリー製で「ガムの中に冷感成分入りの液体を入れる」といったアイデアのクロレッツICE、口の中を潤すようなジュ
ーシーさが売りのWatering KISSMINT(グリコ)、パック型ケースといった斬新なデザインのPOS-Ca(グリコ)等が挙げられ、どれも斬新なアイデ
アによる他社商品との差別化を図っている。