平成17年度 文部科学省 特殊教育研究協力校 研究 事業

平成18年度 文部科学省
特殊教育研究協力校 研究事業
「個別の指導計画」における
評価の在り方についての研究
~授業評価を通して~
研究部長 三浦 憲一
“○○に おける”
= ○○に 関する
“在り方”
= 当然こうでなくてはならない
という,物事の理想的な状態
< テーマを言い換えると・・・ >
“個別の指導計画に関する
評価の理想的状態”
とは?
テーマを2つに分けて
① 個別の指導計画に関する
評価とは
② 評価の理想的状態とは
授業評価を通して
(理由)
個別の指導計画
学習指導案
授
業
1年目 (平成17年度)
☆ 調査研究の年 ☆
・本校の課題整理
・全国調査実施
・授業評価の場
・教材・教具作成
(1年目の研究より)
Key Word
○結果説明
○学習指導案
○授業評価
○研究協議会の工夫
○話し合い
Key Word 1:結果説明
単一障害児童生徒
・評価シートの作成
(各単元・題材末評価,及び指導上の工夫につい
てまとめていくもの)
幼児,重複障害児童生徒
重点指導目標
支援方法・内容
評
価
Key Word 2: 学習指導案
・評価規準重視型
(評価規準を用いて学習の伸びを評価することがより
良いとするケースにおいて使用)
・支援方法重視型
(支援方法の変化から学習の伸びを評価することがよ
り良いとするケースにおいて使用)
・混合型
(単一障害・重複障害幼児児童生徒が,学習の場を同
じくして行われるケースにおいて使用)
Key Word 3: 授業評価
授業コメントシートの実施
授業評価の3つの側面
○ 心理的側面
(興味・関心・意欲・態度に関して)
○ 教科的側面
(関連する,または該当教科の目標・内容について)
○ 自立活動・技術的側面
(自立活動との関連及び幼児児童生徒が享受する技術
的側面について)
Key Word 4: 研究協議会の工夫
・ 討論型研究協議会
・ 参加型研究協議会
Key Word 5: 話し合い
本人・保護者
結果説明に対しては,評価シートを基に各
教科担当とも話し合える場を設定
教員間
・ 「自立活動と各教科との関連」項目設定
・ 研究グループ活動
・ 寄宿舎との連携
以上のことから
「個別の指導計画に関する評価とは」,
① 学校生活,及び授業との関連が本人の実態
に即し明確になっているか
② 多くの教員で共通認識できるものになって
いるか
③ 本人・保護者の意見が反映され,互いに評価
しあえるものになっているか
④ 結果説明に耐えうるものとなっているか
⑤ 教員自身が何度も見返すものとなっているか
「評価の理想的状態とは」
① 客観性に対する意識をもちあえている
② 計画に即した具体的内容である
③ 次につながるものである
④ 公開できうるものである