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日本心理学会第70回大会公開シンポジウム
その安全対策は有効ですか?
−心理学の視点で考える交通・産業・医療の
ヒューマンエラー・違反の防止策−
11月3日(金) 15:30~18:00
<<共催>>
日本認知心理学会・安全心理学研究部会
日本心理学会・医療安全の心理学研究会
企画趣旨
「安全」について社会の関心が高まっている。
ex. JR福知山線事故、プール排水口事故、飲酒運転事故、
エレベータ事故、耐震強度偽装・・・
「なぜそんなことが? 対策は?」
交通・産業・医療などの現場では事故防止の努力
を重ねている。
しかし、人や集団の心理特性を考えたとき、その効
果が必ずしも十分とは言えない対策も散見される。
たとえば医療現場・・・
◆1999年以降、組織的な事故防止対策が急速に推進
インシデント報告、リストバンド、リスクマネジャー、事故防止研
修 etc.
◆しかし、心理学的な研究知見に基づく対策は十分とは
いえない
現場の状況(例)
・類似名薬剤の注意喚起をしているが繰り返し取り違え。
・ダブルチェックがルールだが、多忙なため守られない。
・ダブルチェックしてもエラー・事故が生じる。
・電話の指示で、半アンプルを3アンプルと聞き違える。
・繰り返しエラーを起こす人がいる。
・機器のアラームに適切に対応できない。 etc.
• 本シンポジウムでは、各分野の具体的な事故防止策
を題材に、効果的な事故防止対策について、心理学
の視点から、分野を超えて(横断的に)議論する。
• 研究者と現場の方の双方に刺激となり、研究と現場
の事故対策の両方を推進する機会としたい。
鉄道
道路交通
医療
航空
心理学の研究方法・知見
・・・・
・・・・
建設業
発電
製造業
【企画者】
大山 正(日本大学)
山内桂子(東京海上日動メディカルサービス(株) )
【司会者】
芳賀 繁(立教大学)
【話題提供者】
臼井伸之介(大阪大学)
重森雅嘉((財)鉄道総合技術研究所)
松尾太加志(北九州市立大学)
【指定討論者】
大山 正 (日本大学)
甲斐由紀子(宮崎大学付属病院)