変数について知ったり、文字を打ち込んだりす るよ 第2章 文字の入力 1 VC++ の簡単な使い方 プロジェクトってものを作成しました プログラムは関数が集まってできている 「何もしないプログラム」をつくった printf を使って文章が表示できる 第2章 文字の入力 2 変数とは? 変数とはどんなものなのか? 変数の宣言と値の決め方 計算ついてのあれこれ 文字の入力の仕方 第2章 文字の入力 3 変数とは、簡単に言うと・・・ 何かしらの数値(など)を入れる箱のようなもの 箱の大きさや、中に何を入れられるのかは箱の 種類によって違い、そのあたりは自分で決める ことができるよ 例によって、数学の変数ともちょっと違うので注意してね 第2章 文字の入力 4 変数はまず、どんな種類の箱か、どんな名前の 箱なのかを定義してから使う 箱の種類と名前を決めることを宣言という 例: int num; これは int という種類の変数 num を定義しまし たよ、という意味 第2章 文字の入力 5 int 型の変数は整数の数値(など)を中に入れるこ とができる 下のようにすると変数の箱の中に数値を入れら れるよ int num; num = 3; 他にも、いきなりこうしてもいいよ ⇒ int num = 3; 第2章 文字の入力 6 それでは、printf の復習も兼ねて、ひとまず下 のプログラムを打ち込んで、実行(Ctrl + F5)し てみよう #include <stdio.h> void main(){ int num; num = 3; printf(“numの値は%dです\n”,num); } 第2章 文字の入力 7 これが実行結果 他にも、変数には計算した値も入れることがで きる int num; num = 2 + 3 ; これだと num には 5 が入ることになる 第2章 文字の入力 8 変数は自分で、いくつ作ってもOK! 変数の箱の大きさや種類によっては、入れるこ とができない値があるから注意!! ex) int nanzan = 3.14; ってのはできない 自分でわかりやすい変数名にしよう! 変数に変数(に入った値)を入れることもできる ex) int nanzan = 3; int mmc = nanzan; 第2章 文字の入力 9 今まで、何気なく『+』や『=』を使ってきた が、プログラミングにおける計算の記号は、数 学での使い方とちょっと違う(そーなのかー) = + イコールではなく、代入 「右の値を左の変数に入れる」という意味 ゆえに、『num = num + 5;』というのができる 加法、足し算である 『num = 5 + 3;』なら、num に8(5+3の結果) を代入している 第2章 文字の入力 10 - 減法、引き算ですね 『 -num 』ってすると変数の値の符号が変わるよ * これは乗算、掛け算 半角英数には×がない / 除算、割り算のこと 整数だけの計算だと、余りは切り捨てられるよ % 余剰、割った時の余りのこと 例えば『num = 7 % 3;』だと、num に1(7÷3 の余り)を代入しているよ 第2章 文字の入力 11 これらを踏まえ、以下のプログラムを実行 #include <stdio.h> void main(){ int num = 3; printf(“numの値は%dです\n”,num); ちょっと長い printf(“%dの2倍は%dです\n”,num, num * 2); けど、 あせらないで num = 8; printf(“numの値は%dに変わりました\n”,num); printf(“%dの半分は%dです\n”,num, num / 2); printf(“9を2で割った余りは%dです\n”,9 % 2); } 第2章 文字の入力 12 でもって、これが実行結果 このように一度 『 num = 3; 』 としてから、 『 num = 8; 』と 変数の中身を上書き することができる あと計算の順序は数学と似た ように、掛け算、割り算、余り 計算のほうが先になるよ 第2章 文字の入力 13 下の実行結果と同じになるように、変数aに25、 bに3を代入して、プログラムを作ろう ただし、printf 内に %d を2個以上使ってね 第2章 文字の入力 14 #include <stdio.h> void main(){ int a, b; ← ココのこと a = 25; b = 3; printf(“%d ÷ %d = %d 余り %d”, a, b, a/b, a%b); } 上のように、同じ int 型なら『 , 』で区切っ て、一行で同時に変数を定義することもできる よ 第2章 文字の入力 15 今まではプログラム上で色々な値を決めてきた けど、今度はプログラムを実行した後で値や文 字を決める方法をやってみよう 今回は scanf という関数を使うよ 読み方は「すきゃんえふ」です 第2章 文字の入力 16 int num; scanf(“%d”,&num); 使い方 上のように、まず変数を宣言してから、scanf の記述 を書く 『&』を忘れがちなので、気をつけて 今回は整数を入力するので、『” “』内は『%d』に 第2章 文字の入力 17 実際に以下のプログラムを実行してみよう #include <stdio.h> void main(){ int num; printf(“数値を入力してください > ”); scanf(“%d”,&num); printf(“%d × 5 = %d\n”,num, num * 5); } 第2章 文字の入力 18 実行結果例はこちら これでわかるのは、scanf 関数は、『&』の後 ろの変数に、プログラム実行後に入力した値を 代入(入れている)しているということだ scanf(“%d”,&num); 第2章 文字の入力 19 下の実行結果と同じように表示されるよう、プ ログラムを書いてみよう 第2章 文字の入力 20 #include <stdio.h> void main(){ int a,b; printf("数値を入力してください\n"); printf("a > "); scanf("%d",&a); printf("b > "); scanf("%d",&b); } printf("%d printf("%d printf("%d printf("%d + %d = %d\n", a, b, a+b); - %d = %d\n", a, b, a-b); × %d = %d\n", a, b, a*b); ÷ %d = %d 余り %d\n", a, b, a/b, a%b); 第2章 文字の入力 21 Aさんが分速100mで北へ歩いているとして、今 ちょうどBという地点にいるとする Aさんが何分後に何m、B地点から北上している かを計算するプログラムをつくってみよう 入力を促す文章や、変数の名前とかは各自で好 きなように決めていいよ 第2章 文字の入力 22 ほんの一例 #include <stdio.h> void main(){ int num; printf(“こんなに月が紅いから、数値を入力してね\n”); printf(“何分後の位置が知りたい? > ”); scanf(“%d”,&num); printf(“Aの位置はBから%dメートル北よ\n”,num * 100); } ちょっと細かい けど許してね 第2章 文字の入力 23 条件による分岐の方法 重要な構文 if と switch 文の登場 これに合わせて、true と false のことも説明 これが分かれば、簡単なゲーム(みたいなもの)は作れ てしまう! 第2章 文字の入力 24 今まで特に説明してこなかったけど、この #include <stdio.h> って何なんでしょう? 実はこの <stdio.h> というのはヘッダファイル と呼ばれるものなんだ 第2章 文字の入力 25 ヘッダファイルの中には、たくさんの種類の関 数(など)が入っている 使いたい関数(など)は、その都度プロジェクト 上で展開(参照文献に近い?)しておかないと使 えない この展開するという行程が #include なんだ この認識が間違ってないといいんであるが・・・ 第2章 文字の入力 26 #include <stdio.h> つまりこれは、このプロジェクトでは <stdio.h> の中の関数を使いますよ、というサ イン(printf も 変数を使うことも<stdio.h>) ヘッダファイルによって、入ってる関数が違う 展開は原則プログラムの最初に記述しよう おまけおしまい 第2章 文字の入力 27 テンプレ 第2章 文字の入力 28
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