中学校における薬教育

中学校における薬教
育
大曽根清朗
2
日薬学術大会(浜松)から
3
実施スケジュール
全面実施
年次遂行
で実施
4
5
学校保健
 保健管理
 保健教育
 学校保健安全法
 学校指導要領
6
保健教育
教科保健
↓

体育

保健体育

保健指導
↓
 特別活動


総合的な学習の時間
など
7
学習指導要領とは?

学校教育施行規則
(昭和22年文部省令第11号)
第74条 中学校の教育課程については、こ
の章に定めるもののほか、教育課程の基準
として文部科学大臣が別に公示する中学校
学習指導要領によるものとする。
学校薬剤師へのお願い
8
学習指導要領の記載内容の把握
容欲 (
)し 授
い業
医で
薬生
品徒
にに
関理
す解
るし
内て
中
・
高
等
学
校
の
教
育
容欲 (
)し 薬
い剤
医師
薬が
品生
に徒
関に
す知
るっ
内て
薬
剤
師
の
希
望
薬
学
教
育
9
中学校の保健の学習内容
授業時数は、3学年間で、48単位時間程度
(1)心身の機能の発達と心の健康
(2)健康と環境
(3)傷害の防止
(4)健康な生活と疾病の予防
ア 健康の成り立ちと疾病の発生要因
イ 生活行動・生活習慣と健康
ウ 喫煙、飲酒、薬物乱用と健康
エ 感染症の予防
オ 保健・医療機関や医薬品の有効利用
カ 個人の健康を守る社会の取組
10
医薬品の有効利用
・健康の保持増進や疾病予防の役割を担っ
ている保健・医療機関とその利用
・医薬品の正しい使用
内容の(4)は第3学年で取り扱うものとする。
11
新中学校指導要領解説
(平成20年9月)
オ 保健・医療機関や医薬品の有効利用
医薬品には、主作用と副作用があること
を理解できるようにする。医薬品には、使用
回数、使用時間、使用量などの使用方法があ
り、正しく使用する必要があることについて
理解できるようにする。
12
医薬品に関する教育
子どもに、生涯にわたり自己の健康管理
を適切に行う能力を身に付けさせることが
求められる中、医薬品は、医師や薬剤師の
指導の下、自ら服用するものであることか
ら、医薬品に関する適切な知識を持つこと
は重要な課題であり、学校薬剤師がこのよ
うな点について更なる貢献をすることが期
待されている。
13
関係教職員との連携
保健体育科教諭
授業
養護教諭
コーディネーター
(授業)
学校薬剤師
サポーター
14
「医薬品」に関する教育における
学校薬剤師の役割
1.サポーターとしての役割
① 教材・資料の提供
② 指導案への助言
2.保健体育科教諭とのT.T(チーム・ティーチング)
3.保健体育科教諭としての講義
○ 特別非常勤講師制度等の活用
15
T.T.の実施の流れ(例)
チーム・ティーチング(T.T.)とは、保健体育科教諭と学校薬
剤師等がそれぞれの役割を決めた上で、それぞれの
専門性を生かして実施する授業形態
打合せ
↓
指導案の作成
↓
授業実施
↓
検討会
・学習指導要領及び解説に
基づいた学習内容や指導の
進め方の確認
・指導を進める際の役割分担
などの確認
・授業評価方法の確認 等
16
学校薬剤師へのお願い
保健管理
・学校環境衛生基準に基づく適切な環境衛生
検査の実施
保健教育
・「薬物乱用防止教室」への積極的な関与
・放射線に対する不安への対応
・まとめ
17
現在、一番迷っているのは、授業の方法論である。
極論として担当学校薬剤師がやるのではなく、チームを組んで専門薬剤師を
出張させることなども考えられる。
文科省では、授業であると位置づけている。先生の資格のない薬剤師は
あくまでも専門家としての意見を求められた時に解説をする。
薬物乱用防止講演とは性格が違う。講演の形式を採用すれば薬剤師が
イニシアチブを取れる。
始まったばかりで、どういった形でやるかはまだ不明。しかし学校内の責任は
すべて校長にあり、校長の許可をもらえれば講演形式で進めることが出来る
のではないか。
目的は薬のノウハウを浸透させることで、方法論が文科省と厚労省で考え方が
異なっている。日立の教育委員会ではまだ、どのような形で進めるか公表して
いない。
日立学校薬剤師会で、形式を決め、専門家の意見として教育委員会に提言する
のも一つの手段と思う。
18
www.rad-are.com
http://
おわり