BP系薬剤についての勉強会

BP系薬剤についての勉強会
日時:平成19年10月12日 午後8時~9時半
場所:唐津東松浦歯科医師会館
(唐津市大名小路・商工会館 B1)
主催:唐津東松浦歯科医師会 医療管理学術委員会
講師:牟田 悟朗 (医療管理学術担当理事)
前提条件:
以下のことについての周知、再確認、問い直し

「情報の確かさ」とは?

「個人と団体」とは?

医療における「連携」とは?
現時点で必要なこと
(会員に伝えておくべきこと)
2つの軸:
第1の軸:
個人(歯科医師)vs.職能集団(歯科医師会)
第2の軸:
しなくてはならないことvs.してはならないこと
4つのエリア
いまの時点で 歯科医師がしなくてはならないこと
いまの時点で 歯科医師がしてはならないこと
いまの時点で 会がしなくてはならないこと
いまの時点で 会がしてはならないこと
4つのエリア (再掲)
いまの時点で
歯科医師がしなくてはならないこと
初診患者に対して必ずBP系薬剤についての
問診~把握を行うこと


BP系薬剤の服用者に、この薬剤についての情報提供を行うこと
(特に顎骨壊死の可能性について)
歯科通院中に発生する新たな疾患と薬の服用についても
逐次、患者に報告を求めること
抜歯等の骨に至る外科手術は基本的に避けること

抜歯等が避けられない場合、患者に再度の情報提供を行うこと
その上で、以下のいずれかを選択すること
 口腔外科に依頼する
 患者の合意を書面で取った上で、自院にて抜歯ほかを行う
抜歯等が避けられない場合、担当の医師
(処方した医師)にその旨の情報提供を行うこと
いまの時点で
歯科医師がしたほうが良いかどうか
明確ではないこと
一般の(外科でない)歯科治療の開始に当たって
医師に報告(診療情報提供)を行うこと
一般の歯科においてすべての外科手術を忌避し、
すべて専門医(口腔外科医)に送ること
抜歯ほかの外科手術を実施するに当たって
医師に休薬の可能性を打診すること
いまの時点で
各歯科医師がしてはならないこと
BP剤の副作用(顎骨壊死)の可能性について
患者に告げることなく抜歯を行うこと
(または骨に至るその他の外科手術)
BP剤の服用中止を患者に指示すること、または、
そのように取られかねない言動を取ること
不確実な情報を確定の事実のごとく伝えること、
または患者にそのような誤解を呼ぶこと
いまの時点で
会がしなくてはならないこと
確かな情報と不確かな情報を明確に区別すること
個人と会のすべきことを峻別して行動すること
医療連携による地域住民の福利を第1に考えること
いまの時点で
会がしてはならないこと
会員への情報提供とその浸透が十分でない状況で


一般人(地域社会)に顎骨壊死の危険性を喧伝すること
医療関係者(医師、薬剤師等)に対して確かでない内容に
基づく通知を行うこと
特に医師に対して投薬の自粛、休薬を求めることを
含んだ通知を行うこと
今後必要なことへのコンセンサス
本日の構成
本日の参考資料
(これに準拠して進めます)
表紙(注意事項含む)
ADA推奨の翻訳
1658.pdf(米口腔内科学会論文)の抄訳
カナダ歯科医師会:2007.06
コンセンサス・カンファレンス(抄訳)
(Marcsのプロトコル含む)
口腔顎顔面外科学会(AAOMS)
タスク・フォースPosition Paper(抄訳・表のみ)
Y氏作成の注意喚起文書
合意文書ひな形
問診表の例(私家版改編)
1
8
8
3
1
4
1
1
その他の参考資料
(スクリーン提示)
佐歯会報 H19.10月号・木戸原稿
佐賀市歯会報・井原原稿
ADA同意書ひな形(オリジナル翻訳版)
地区歯・行動要件(抜粋・概要のみ)
本レジメ
リンクサイト集
CME(continuing medical education)資料
岐阜県歯科医師会資料
その他の国内および海外資料