成果概要記入票(終了課題用) - 国立病院機構本部 総合研究センター

成果概要記入票(終了課題用)
研究事業名:平成23年度国立病院機構共同研究事業免疫異常領域
「本邦関節リウマチ患者において骨粗鬆症治療を目的とした
ビスホスホネート投与に関連する顎骨壊死は多発しているのか」を
明らかにする研究
研究目的:関節リウマチ(RA)患者におけるビスホスホネート(BP)関連顎骨壊死
(BRONJ)の発症頻度及びそのリスク因子を明らかにする。
研究成果: RAデータベースNinJa2011に登録された
対象5施設(NHO相模原病院 NHO下志津病院
NHO名古屋医療センター NHO都城病院
NHOあわら病院)通院中のRA患者を対象とし
追加調査を行い解析を行った。
RA患者4262人中 顎骨壊死(ONJ)は13名に発症
しており、いずれも女性であった。
BRONJはBP内服歴のあるRA患者1063人中10人に
発症し、全員アレンドロネートを内服していた。
背景については母集団と比較しONJ,BRONJともに
平均年齢、RA発症年齢が高く、統計学的にも有意差
を認めた。糖尿病はリスクファクターとされるが
発症者に罹患はなかった。
BP内服のない3199人中3人にONJを確認した。
BP内服歴のあるRA患者におけるBRONJの発症頻度
は観察期間をBP内服後において海外既報の約200倍
と高値であった。
BP内服歴のないRA患者におけるONJの発症頻度は、
観察期間をRA発症後において、一般BP内服患者に
おける発症頻度の海外既報の約10倍の値であった。
RA患者においてはONJ、BRONJの発症頻度が高い
ことが示唆された。
研究成果の発表状況
第57回日本リウマチ学会総会 ワークショップ
第67回国立病院総合医学会 ポスター
予定
第58回日本リウマチ学会総会 ワークショップ
研究期間 平成23年度~25年度
実施体制:
国立病院機構相模原病院: 川上 美里
国立病院機構下志津病院: 杉山 隆夫
国立病院機構名古屋医療センター:片山 雅夫
国立病院機構都城病院:
税所 幸一郎
研究概要
1 患者背景 (顎骨壊死(ONJ)はBRONJを含む)
赤字:p<0.005, 紫字:p<0.05, (Mann-whitney U検定)
2 ONJ、BRONJ発症頻度(件/10万人年)
RA患者全体
BP内服歴のあるRA患者
BP内服歴のないRA患者
出生後
4.75
13.6
1.5
RA発症後
20.8
41.2
7
*BRONJの発症頻度(既報) 米国口腔外科学会
欧州骨粗鬆症WG
BP内服開始後
― 171.6
― 0.7件/10万人年
1件未満/10万人年