4章 人口学的アプローチ • ねらい1)人口動態→家族関係の変化 • 2)家族関係・機能の変化→人口動態 • 人口動態の歴史的転換 成長から停滞、減少 (19世紀末からの近代の終焉 成長は人による) • 社会的影響は未経験のもの • 事例1)日本の少子高齢化(過疎、都市の小・中 学校の生徒減少、年金・医療制度の見直し) • 人口学的知見:1975-95 合計出生率を低下させたの は有配偶率の低下による 未婚化の影響 タイにおける少子化の影響 • アジアNICS、ASEANも2050年には少子高齢社 会になる→成長が止まるという危機感 • 資料1)アジア社会の人口変動 • 2)タイ社会の労働のM字化 • 少子化:少なく生んで大切に育てる? • 女性の就業環境の悪化(経済不況、子育て機関、 人員の不足、通勤地獄) • 安価な労働力の不足→中国への生産拠点の移 転、労働生産性をあげる前に経済の縮小 5章 ジェンダー研究的アプローチ • • • • 家族把握の認識はどう変化したのか? 1)機能主義的役割分業:手段/感情表出 2)社会主義平等家族:労働者共働き 3)近代家族論:1,2ともに近代化の効果、家族固 有の機能、役割ではない→多様性、個性を • 4)家父長制批判:家族における男性支配 • 5)個人単位の家族:近代家族の後にくるもの • 6)家族と企業社会:近代家族を支えたものは、企 業の家族手当、社会保障。主婦を前提に。 ジェンダー研究の分野紹介 • 1)母性・父性の社会構築性:育児不安、育児ネット • 2)家事:家事の総合性、家事の省略と選択、育児と介護 3)家族と権力:DV「男らしさ」へのとらわれ • 4)主観的家族:同性愛、単身赴任、コレクティブ、ペット 5)婚姻制度再考:婚外子差別(長男、子)、別姓 • 今後の研究として1)家族は愛、社会結合の最小単位→ 個人(シングル、生殖技術と選択) • 2)ホモ・ソーシャルな組織における性差別 • 3)フェミニズム的問題関心と調査的関わりからの方法論 的確立
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