東アジア文化論(10/21) 『成長するアジアと日本の位置づけ』 1 10月28日(火)は講義は休講です。 講義代替の課題レポート ●東アジア、東南アジア圏内の宗教 (国や特徴など)について調べる ●アジアで近年(最近)発生した災害 (サイクロン、地震など)について調べる ・それぞれ、A4で1枚程度。 ・上記の2つの課題について、インターネット や本で調べて、レポートを作成してください。 ・11月4日(火)の講義時に提出。 2 3 前回の宿題 現在も大きな話題となっているTPP(環太平洋 パートナーシップ協定、日本が参加する・しない で、話題となっている)について調べよ。 次回の講義終了時に、A4のレポート用紙にて、次 回の講義レポートの下に重ねて提出 注意事項:ホッチキスでとめないこと、折り曲げな いこと、すべてのページに記名のこと 消費市場としての成長による問題 アジア各国の所得状況 アジアの多くの国において、上位2割の高所得者層が、その国における 世帯所得全体の5割以上を占める。 今後5年間の予想で、中国は4割増加、インドは10倍増加する。 しかしながら、高成長が続くほど所得格差が大きく、社会問題となっている。 特徴として、20歳、30歳代の若い世代ほど所得が高くなる傾向を示す。 これは、新しい教育や、技能や知識を身につけ、外資系企業への就職な ど、就業形態の変化に起因。 4 5 巨大化する中国に潜むリスク 中国国内 : 地方政府同士、中国企業同士が激しく成長を競う。 内部競争が中国の成長力の源泉 勢いは弱まるどころか年々激化する傾向にある! すでに日中の経済規模は逆転してしまっている。 アジア経済の中心は中国となることは明らか。 しかし、成長の陰には・・・・ 所得の格差や資源・環境問題が顕在化 成長を重視する人々 陰の部分の改革を優先する人々 利害調整は高度な政治的能力が必要!! この調整が進まなければ短期的な経済成長はできても、 長期的には成長が破綻する危険がある 6 消費市場が急成長するインド 1991年に経済自由化に政策を転換、それまでは国内産業保護政策 インドのマクロ経済は2000年代に入り、安定した成長が定着した。 経済規模という点では、2010年には、アセアン5カ国を上回る。 ◎都市部の勤労世帯の所得は着実に上昇している。 例:①乗用車の販売台数は100万台を超えている。 ( タイの乗用車市場は20万台前後 ) ②携帯電話の加入者数も今年末には1億人に達する。 ( インドの人口 約11億人) 7 地域内の連携深化が課題 連携が緊密化するアジア 日本は、アジアの一員として、地域内の連携が深化することを後押しすべき しかし、今日の日本の姿はアジアの人々からどう映っているのか? 東アジアの隣国(韓国や中国)同士とすら信頼関係を作れずにいる!! 投資及び消費市場 歴史認識問題な ど障害が多い!! 日本 中国 競合関係 技術移転 人材の派遣・育成 日本 東南アジア 労働力の受け入れ 自国製品の輸入 アジア経済にとって中国と東南アジアの関係がカギ! 日本の役割・・・協調するアジアの先導役として、持続的にアジアの成長を後押 しすること!! ・ 日本にとって、アジアの問題にしっかりとコミットすること。 ・ 資源エネルギーの節約や環境対策に関するテーマなど、培ってきた技術やノウハウで 民間レベルでアジアと信頼関係を築くべきである。 8 今回の宿題 あなたが持つ中国に対するイメージは ? 中国の成長の原動力は何なのか ? 次回の講義終了時に、A4のレポート用紙にて、 次回の講義レポートの次に重ねて提出 注意事項:ホッチキスでとめないこと、折り曲げな いこと、すべてのページに記名のこと
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